企業インタビュー
公開日: 2016.03.23 / 最終更新日: 2020.01.06

クラウドワークス発注のプロに聞いた「時間単価制」を利用した「受託開発」:ラフノート株式会社

文書管理ツールの「Ruffnote(ラフノート)」と 時間管理ツールの「TimeCrowd(タイムクラウド)」の開発・運営を行っているラフノート株式会社様

代表取締役の 西小倉様は2012年に《実験企画》話題のクラウドソーシングは1カ月でどれくらい稼げるのか?~『CrowdWorks』を使って案件獲得に挑戦!~(参考 http://goo.gl/PrSO7 )という企画にチャレンジされていた経験もおありで、受注者としても発注者としてもクラウドワークスをご利用いただいています。

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今回は、弊社副社長の成田修造が西小倉様と対談させていただきました。

スピーカー
ラフノート株式会社 代表取締役 西小倉宏信氏
株式会社クラウドワークス副社長 成田修造

クラウドワークスの「時間単価制」を利用して受託開発を行っている同社の発注方法やその経緯、クラウドワークスの便利な使い方についてなど、たっぷりとお話を伺ってきました。

ラフノート株式会社様について教えて下さい。

西小倉宏信氏(以下西小倉) 弊社では、文書管理の「Ruffnote(ラフノート)」と 時間管理の「TimeCrowd(タイムクラウド)」 の開発・運営をしています。

「Ruffnote(ラフノート)」https://ruffnote.com/ は、 メールやチャットなどでは流れてしまいがちな情報をオンラインで一元管理するツールです。

ラフノート

「TimeCrowd(タイムクラウド)」https://timecrowd.net/ は、全てのWebサービスにタイムカードの「スタート・ストップボタン」が追加されるツールです。GmailやGoogleスプレッドシート、チャットワークなど、既に使い慣れているWebサービス上で「スタートボタン」を押せば、誰がどのURLをどのくらいの時間をかけて作業しているかがリアルタイムで分かります。

また、「ストップボタン」を押せば、誰がどのプロジェクトにどれだけ時間を費やしたのかが分かるレポートが自動生成されて原価計算をすることも可能です。もともとはクラウドソーシングに仕事を発注する際の原価計算を行うために開発したのですが、今では、時間制で報酬を得ている弁護士事務所様などにも導入していただいています。

time Crowd

トライアルをGitHubで行い、受託開発にアサイン出来るクラウドワーカーを探した。

西小倉 そもそも最初は私自身クラウドワーカー側でクラウドワークスで開発案件を受注していました。今までは受託案件が炎上した際には徹夜で仕事をして間に合わせるしかなかったのですが、クラウドワークスの仕組みを理解した後は「クラウドワークスを利用し、短期間で多くの方と一緒に一斉に作業ができたらきっと便利だろう」と思うようになりました。

でも、最初から納期のある案件で発注するのは不安だったので、まずはオープンソースプロジェクトを立ち上げて発注してみました。
このプロジェクトは『こんな機能があったらうれしいな!』レベルのものだったので、納期も特に無いですし、秘密保持契約もいらない。多くの工程が省けてよかったと思っています。

このオープンソースプロジェクトでは、GitHubに納品してもらいました。
そうすることでエンジニアさんの技術力もわかるし、関係性も作れたのでよかったです。このトライアルで良かった方を受託開発にアサインしていくようにしました。

成田 トライアルをGitHubで行った、ということですね。時間単価はいくらで何人くらいに発注したんですか?

西小倉 「時間単価2,000円で10時間、まずは1週間稼働してください」という発注を9人に行いました。

成田 どのような方法で割り振ったんですか?

西小倉 最初は私自身がissueを用意し、「その中から好きなissueを選んでください」という形をとっていましたが、途中からはissueを用意するところから受注者の方にお願いするようになりました。仕様設定も、細かく決めて発注せずに、オープンソースプロジェクトで作りたいものの理想を共有して、「そのためにどんな機能がいるのか」考えてもらいクラウドワーカ様にissue化してもらうようになりました。

成田 最初はご自身でissue設定して、使っているうちにissue設定までも依頼できると分かって、お願いされていたんですね。そこまでフル活用されていらっしゃるとは驚きです。

クラウドワークス時間単価制は「自動仮払い機能」が便利

西小倉 時間単価制で便利な機能は、「自動仮払い機能」です。事前に上限設定しておけば、当初想定していた以上に稼働時間が増えた場合でも、上限まで自動で仮払いされる機能です。

信頼関係ができているクラウドワーカーの方とは、決済業務に私が関わらなくても、クラウドワークスの仮払い機能が行ってくれるので、とても便利です。

成田 承認作業はどうされていますか?

西小倉 時間単価制で、1週間以内に否認しなかったら勝手に支払われる仕組みなので、ほとんど決済には関わりません。

仮に思ったようなパフォーマンスが出なかったとしても、支払い上限は事前設定した金額までですし、例えば時間単価1000円の人に10時間お願いしても1万円です。事前に決めた範囲内での業務で納得がいかなかったら、それ以上契約しなければ良いだけなので、安心です。

成田 お試し発注を繰り返しながら、相性の良い方に出会うまで仕事が頼めるのは時間単価制の良いところですよね。

クラウドワークスを使った、原価公開型受託開発を考案

西小倉 実は半年程前にクラウドワークスを使った原価公開型受託開発という新しいビジネスモデルを作りました。

成田 原価公開型受託開発!?

西小倉 もともと信頼頂いているクライアントだったからこそできたのですが…
クラウドワークスの原価を全て公開して受託開発を行うというものです。

成田 具体的にはどういうものでしょうか?

西小倉 クライアントに、原価を伝えて受託開発を行うものです。クラウドワークスを活用していることを伝えて、実際の発注にどれだけ費用が掛かるのか伝えます。

その上で、ディレクションや要件定義等の費用を含め「クラウドワークスでの原価の◯倍を弊社が頂く」という契約を行います。利益を確保した上で発注出来る仕組みなのでうまくいっていると感じています。

WEB更新の仕事をクラウドワークスで依頼し、営業活動や事業について考える余裕が生まれた。

西小倉 8年間受託開発の仕事をしているので、クライアントのHP更新の仕事も多いです。

今まではインターン生にお願いしたりしてたのですが、インターンの方が辞めてしまってからは、私がWebの更新していました…(苦笑)

そんな時にクラウドワークスで、すごく良い方に出会うことができました。

北海道の主婦の方なのですが、子育てしながらHP更新やWebのTOPページのニュース更新をして下さっています。この方に依頼できるようになったおかげで、私自身は営業活動ができたり、事業について考える時間を増やすことができるようになりました。

クラウドワークスのサービス開始直後より、色々と試行錯誤しながらクラウドワークスを利用しており、最近では、実は時間単価制だけでなく、タスク型でGitHubのPullRequest単位で募集する。ということにもチャレンジし始めました。

クラウドワーカーとしての気持ちもよくわかるからこそ、様々な工夫をしながらご利用頂いている西小倉様。インタビューにご協力いただきありがとうございました!

▼タスク型での発注についての詳細はコチラ
https://co.ruffnote.com/entries/3

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