企業インタビュー

公開日: 2022.11.16 / 最終更新日: 2022.11.25

発注先がみつからない方の駆け込み寺!認定企業とマッチングできる「CrowdWorksまるごと外注」

「神戸の誇れるモノづくりを世界に!」というビジョンのもと、神戸でモノづくりをしている方々向けに、Eコマース導入のお手伝いをしている一般社団法人日本オンラインイベント交流協会。今回、ライブコマースをより手軽に行えるアプリの開発のため、CrowdWorksまるごと外注を利用しました。事業立ち上げのきっかけから、CrowdWorksまるごと外注の利用に至るまで、そしてアプリを通した今後の展開について伺いました。

大切な人達の大切な居場所を守る!元・ネット音痴な代表がDX化に奮起

■ Eコマース事業をはじめたきっかけはなんですか?

 コロナ禍です。私はもともと、夜の接待飲食店、いわゆる飲み屋さんのオーナーで、地域に根ざした経営をしていました。ところが、コロナウィルスが流行りだしてから、通常通りの営業が難しくなり、公的支援だけではもはや従業員の生活を守り切れない状況でした。
 そんな危機を打開するために、頭をひねって見つけた道がオンラインスナックです。感染対策もしつつ、顧客を増やせると考えたんです。

■ オンラインスナックを始めてピンチを乗り切れたのでしょうか?

 いいえ、最初は全然で、月の売り上げは3万円程度にとどまっていました。珍しい取り組みだとメディアにも多数取り上げていただきましたが、集客にはつながらず……。パソコンの基本的なスキルもないままガムシャラに舵を切ったので、内容もあまり充実していなかったんですね。

 そこで、このままではダメだと一念発起して、本格的にオンラインビジネスの講座に入会して猛勉強をしました。その学びを生かして開催したイベントが「オンラインスナック横丁」です。この時、全国のママさんとの協業を通して、たくさんの温かいつながりが得られました。そこであらためて、人に貢献することの喜びと、連帯の大切さに気づかされたんです。

 それで、もっと多くの方の役に立ちたいと、「飲食店」だけでなく「食べ物でも靴でもなんでもモノづくりをしている人」全体を視野に入れ、今は「Eコマースを通して神戸を元気にする」というミッションに取り組んでいます。

■ ライブコマースのアプリ開発を決めた背景を教えてください。

 ライブコマースとは、いわば双方向のショッピング番組のようなものです。生産者は商品の魅力をライブ配信で伝えられ、買い手はコメントで質問し、リアルタイムで回答をもらえます。

 生産者の顔を見ながらコミュニケーションできるライブコマースは、心のこもった丁寧な仕事をされる生産者の方々と相性抜群だと確信しました。

アプリ開発なんて右も左も分からない……発注先に悩んだ末のまるごと外注との出会い

■ 「CrowdWorksまるごと外注」を利用することになったきっかけは何ですか?

 Eコマースのアプリを作りたくて、はじめはネット検索で闇雲に相場や制作会社を調べていました。けれど、どのようなところに発注したらいいのか検討もつかなかったんです。
 そこで、情報収集の際によく目に留まったCrowdWorksさんを利用しようと思いました。こちらから発注先を探すのではなく、応募を待つ形なら幾分やりやすいだろうと考えて。

 ただ、使ってみた結果、私の状況や、今回の依頼内容とは相性が悪いと感じました。
10人もの応募があったのですが、そもそもアプリ開発の知識がないため、どういったワーカーさんが良いのか分からない。実績が見積もりにともなっていないように見える方もいましたし、予算規模の大きさもあいまって不安が消えませんでした。

 そこでクラウドワークスさんに問い合わせたところ、選りすぐった認定企業のみに募集をかけられるというCrowdWorksまるごと外注サービスを紹介していただいたんです。

■ 実際に「CrowdWorksまるごと外注」を利用していただいていかがでしたか?

 クラウドソーシングでの依頼に慣れておらず、はじめはやり取りをどう進めていくか迷いましたが、応募してくださった企業の方々がメッセージでも打ち合わせでもリードしてくださいました。目線を合わせて丁寧にコミュニケーションをとっていただき、開発の進め方などをかみ砕いて説明してくださいました。

■ 今のご契約先を選んだ決め手はなんでしょうか?

 やはり人柄です。普通、商談のときは自社の強みを全面的にアピールしますよね。でも、契約先の担当者だけ、自分の失敗談を話したんです。
 「オフショア開発も取り入れながら、フルリモートのメンバーを統括してプロジェクトを進めていくのは難しい。自分の手腕はまだまだ足りていないけれど、克服しようともがいているところだ」と。そんな素直な語り口に、共感と信頼が生まれました。

 私自身、苦手だったネットの世界に活路を見出して、失敗もありつつ試行錯誤をしてきた身なので。険しいけれど得るものは大きい、という道のりに果敢に挑戦する姿を好ましく思いました。

■ アプリ開発はどのように進んでいますか?

 一ヶ月に一度お打ち合わせをして、進捗を伺ったり、運用面で相談に乗っていただいたりしています。
 この方に発注して良かったなと思う点は、アプリについてはもちろん、リリース後の集客など、マーケティングの部分についてもたくさんアドバイスをいただけていることですね。
 仕上がりは当初の期待以上のものになっていると思います。二週間後にはテストに入り、申請等を経て、来年一月中には正式リリースをする予定です。
*契約は2022年3月に開始。2023年1月のリリースをもって終了予定。

世界に伝える力を!食堂のおばちゃんがスマホひとつでライブコマースをできる未来へ

■ アプリは誰に、どのように使ってもらいたいですか?

 食堂のおばちゃんでもスマホ一つで手軽に使えるようなものをイメージしています。
 私は常々、「作る」に99%の情熱を注いで「伝える」に懸けるコストが足りず、モノはよくても認知されない、という方が多いと思っています。けれど、神戸の丹精を込めたモノづくりは、私の誇りです。
 だからこれまでは、SNS運用やEコマースの講習を開催したりと、「伝える」のスキルを磨くお手伝いを中心に活動してきました。けれど、学ぶのに労力が要るのは身をもって体験済みです。デジタルに疎い方にとっては、依然としてハードルがあると思っています。

 そこで、時間をかけて人に教えてもらうのではなく、たとえばLINEのように、触ってみることで直観的に使えるようになるアプリがあれば、障壁を下げられると発想しました。
 コロナ禍で火の車になった、もともとネット音痴だった、そして神戸のモノづくりに誇りを持っている──。私は、神戸でモノづくりをしている方々と、共感できる部分をたくさん持っています。だからこそ、彼らに寄り添いながら、素晴らしい商品と世界の架け橋になることが、私のミッションです。



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