企業インタビュー
公開日: 2024.01.15 / 最終更新日: 2024.04.10

リソース不足でも安心!スタートアップ企業が「まるっとお任せ」な依頼先に出会えた「CrowdWorksまるごと外注」

デジタル基盤を通じた「しなやかな都市インフラ管理」の実現を目指す株式会社アーバンエックステクノロジーズは、行政向けにさまざまなプロダクト開発をおこなう東京大学発のスタートアップ企業です。デジタルの力で市民生活をアップデートする同社は、CrowdWorksまるごと外注をどのように利用されたのでしょうか。プロダクトマネージャーである小川さんに、サービスの感想や今後の利用可能性について伺いました。

デジタルの力で街を綺麗に!サービスのブランディング✖️自治体のPR支援という一石二鳥のプロジェクト

■ 小川さんのお仕事についていただけますでしょうか。

株式会社アーバンエックステクノロジーズは従業員約20人で構成されるスタートアップ企業で、私は市民協働投稿サービス「My City Report for citizens」のプロダクトマネージャーとして、どういった開発を行っていくか、どういったサービスを作っていくかの統括を行っています。ただし人的リソースが限られているため、サービス企画や開発ロードマップを策定するフェーズから、コンテンツの文章作成やデザイン素材を用意するなど、自ら実務にも携わっています。今回のプロジェクトは私と一名のカスタマーサポート担当者で、自治体の方のお声も聞きながら進めました。

■ 今回依頼されたプロジェクト内容を教えてください。

「市民協働投稿サービス My City Report」は弊社が事務局を務める「My City Reportコンソーシアム」という団体で提供・運営しているサービスの一つです。道路に穴が開いている、公園遊具が壊れているといった地域の問題を市民が専用アプリを使って行政に通報できるサービスで、全国28自治体(2023年10月末時点)で導入・運用されています。こちらのサービス、直接のユーザーは自治体ですが、エンドユーザーである市民にアプリを使っていただくために、各自治体で市民広報を行うことになります。ですが、自治体によっては導入部署が道路課や公園課など、広報とは縁遠いケースも多くあり、市民への周知活動がしづらいことが課題でした。

そこで今回、同サービスのユーザーである全国約30の自治体がPowerPoint形式で簡単にカスタマイズして利用できる、リーフレット、ポスター、市報などの広報紙、WEBバナーといったPR用のデザインテンプレートの作成を依頼することにしました。自治体の広報活動のサポートをしつつ、デザインによる統一で「My City Report」のブランディングにもなればと思い動き出した企画です。市民にリーチするデザインでの広報ツールとなると、やはりマーケティング経験、デザインやグラフィックツールの知識も必要なので、自治体の担当部署だけでは制作が難しいんですよね。そうしたなか、自治体の広報サポートをすることで、私たちのサービスの広報にもなる施策を行うというのが大きな狙いでした。

■ 今回CrowdWorksまるごと外注サービスへご相談くださった背景を教えてください。

以前クラウドワークスを利用させていただいていたことがきっかけです。そのときは自身で募集をかけたのですが、数十件の応募のなかからポートフォリオを全て確認し、いちからデザイナーを選ばなければなりませんでした。
すぐに応募が集まった点は良かったのですが、アウトソーシングを検討する背景にはリソース不足があったので、応募者対応などの工数はネックに感じていました。
今回も同じ選定作業になるかなと思っていたところ、CrowdWorksまるごと外注のサービスページを目にしました。サービスページには、発注先の選定や打ち合わせのセッティングなど、各種代行のサポートについての記載があり、大変な作業を依頼できて時間短縮に繋がりそうだと直感しました。

求めたのは、幅広い世代に届けられるデザイン力と、“一を聞いて十を知る” 柔軟な対応力

■ 発注の選定はどのように進められましたか。

応募のあった企業を一通りチェックし、そのうちクラウドワークスのご担当者様に推薦いただいた一社と、ポートフォリオのデザイン力が非常に高かった一社の計二社とお打ち合わせをさせていただきました。
お打ち合わせでは、まず弊社からサービス概要、制作目的、制作内容、デザインのイメージや、そのデザインにこめた想いを共有させていただきました。

■ 発注先を選ぶ際に重視されたポイントはなんですか。

発注先を選定する軸としては、デザイン力を重視していました。弊社サービスのエンドユーザーは一般市民の方々なので、キャッチーかつ色々な世代に受け入れられるものを制作できる力が必要でした。
くわえて、方向性について議論したり、積極的な提案をいただいたりできるよう、ディレクターがいらっしゃる体制の会社が理想的でした。

私は前職で制作系のプロジェクトマネジメントもやっていたので、構成要素とページ仕様書を作成して制作依頼をするのがベストなのは解っていました。ですが、現状受け持っている業務の幅が広く、今回もなかなか要件定義に時間を割けない状況だったので、必要最低限の要素や仕様の伝達、ラフの提示で、一を伝えたら十くみとってくれるような、かゆいところに手が届くような仕事を行っていただける会社様を求めておりました。

今回の依頼先は、制作内容についての打ち合わせ後も初回の概算見積もりどおり予算内に納めていただき、大変信頼のおける会社様だと思いました。ポートフォリオのデザインも幅広く、機能性とデザイン性の好バランスをしっかりと実現していただきました。また、コミュニケーション力が圧倒的に優れていたのも選定理由です。

■ 発注先決定後はどのようにご依頼が進みましたか。

契約後は週に一回ほどのWEB会議を通し、デザインや仕様の細かい点について話し合いました。依頼に応じてデザインパターンやサイズパターンをいくつか提示していただくなど、綿密なすり合わせを繰り返しながら進めていただきました。

時間ロス・ストレスを「まる注」が減らしてくれるから、やりたい作業に集中できる

■納品物はいかがでしたでしょうか?

価格以上の納品をしていただけたと思っております。当初の希望通り、フレキシブルに汎用していただけるテンプレートが仕上がりました。リリース直後から直接ユーザーである自治体からの反応も上々で、ご活用いただけている印象です。

■まるごと外注をご利用いただいたご感想を教えてください。

今回のプロジェクトは非常に短納期だったのですが、各種サポートによって業者選定までの時間が短縮され、スピーディーに着手することができました。特に、初回打合せの場でお話しをしながら募集用テキストを書き終えてくださり、こちらは直ぐに内容をチェックして多少修正するのみで募集に移れたのが助かりました。また、依頼しない企業様へのお断りも代行していただけたりと、ストレスなく、本来時間をかけたい作業に集中することができました。

また外注を考える際にはぜひ利用させていただきたいです。今回のように少し特殊な要望にも柔軟にご対応いただける企業様がいらっしゃると分かったので、今後はたとえばイベント開催の際などに、販促物やグッズのデザイン等をまるっとお任せするなど、色々な活用の形があると感じています。

【 CrowdWorks担当者コメント 】
CrowdWorksまるごと外注サービスでは、お客様お一人お一人に専任の担当者がつくサービスとなっています。
担当者は、お客様のご状況に合わせて、ご連絡の代行や応募のあった企業についての情報整理を行います。
「外注の工数が多く、自身のコア業務に集中できない」といった課題をお持ちの際は、ぜひご活用をご検討ください!

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〈プロジェクトについて〉
制作物:リーフレット両面、ポスター2サイズ、広報紙用ミニコンテンツ3種類、WEBバナー2種類、各制作物の編集可能領域を制限したPowerPoint版データ
費用:300,000円
納期:依頼から約1カ月半

〈株式会社アーバンエックステクノロジーズについて〉
株式会社アーバンエックステクノロジーズは、「しなやかな都市インフラ管理を支えるデジタル基盤をつくる」をビジョンとして、道路点検AI「RoadManager」、市民協働投稿サービス「My City Report」、盛土管理DXシステム、三井住友海上火災保険株式会社と共同開発・運営している「ドラレコ・ロードマネージャー」などのプロダクトを、主に行政インフラ管理者向けに展開している、東京大学発のスタートアップです。サービス全体で累計40を超える自治体での導入実績をベースに、今後、当社技術を活用した民間事業者向けの展開も行いつつ、さらに多くの都市インフラを対象としたソリューションの提供を目指します。
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