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2019.08.22
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派遣社員の採用の流れとは?採用時のポイントや注意点なども解説

人材確保をする方法のひとつとして定番化している、派遣社員の採用。期間の定めがない採用(正社員)ではなく派遣社員を採用するメリットとは、どのようなものがあるのでしょうか?採用時の流れやポイント、注意点を説明していきます。

派遣社員を採用するメリット


正社員採用とは異なる派遣社員採用のメリットには何があるのか、詳しくみていきましょう。

専門性の高い人材の確保が可能

派遣社員を採用する特長として、特定の業種や技術を持った人材を必要に応じて派遣してもらえることが挙げられます。既に一定の能力を備えた人材をリクエストして派遣してもらうことになるため、育成の費用や時間をかけずに実務経験のある人材を確保できます。

特定期間だけ人材を確保できる

採用にはリスクがつきものです。たとえば、採用後に「期待していた能力に満たなかった」「欲しい人材ではなかった」ということは多々あります。しかし、正社員は期間の定めのない雇用となり、現行の日本の法律では容易に解雇できません。

派遣社員は期間に定めを設けて契約を行うため、「繁忙期のみ人手が欲しい」「事業の先行きは不透明だが、今確実に人材が不足している」という場合に対応が可能となります。

コスト削減を図れる

採用活動にはさまざまなコストがかかっています。募集広告や面接対応、保険関係の手続きなどのコストが発生しています。さらに採用後も、自社での社会保険の加入手続きが必要となるため、毎月の社会保険料を負担しなければなりません。この点、派遣社員はこうした採用にかかるコストや雇用に関するコストの一部を削除できるメリットがあります。

派遣社員を採用するデメリット


派遣社員は期間に定めのある契約形態になっています。契約期間終了後に再契約を結ぶことも不可能ではありませんが、そこには派遣社員本人の意思も反映されるので、再契約できるかどうかは不確実です。

そのため、契約終了のたびに次の派遣社員、もしくは担当者に対する引き継ぎが必要となります。業務内容や量によっては、引き継ぎ業務自体が負担になってしまうケースも考えられます。

派遣社員を採用するときの流れ


派遣社員を採用する時の流れは、正社員採用時と大きく異なる部分があります。しっかりと確認していきましょう。

派遣社員の採用で面接は禁止

派遣社員の採用に関して特殊な点は、面接や選考といった、通常であれば正社員採用時に行われる工程がないところです。特に面接は法律で禁止されています。派遣社員を採用したい企業は、どのような人材が必要か人材派遣会社に希望を出し、人材派遣会社が企業に紹介する、という流れになります。

キャリアシートの確認

採用に関することはできないとはいえ、どんな人材が来るのかは気になるところです。そのため、人材派遣会社はキャリアシートを企業に送ることができます。

ただし、キャリアシートは一般的な履歴書や職務経歴書のようなものですが、それを見て採用の可否を決める書類選考を行うことはできません。あくまで参考書類としての位置付けとなるので注意が必要です。

顔合わせや職場見学

派遣社員の入社前には顔合わせや職場見学が行われることがあります。派遣会社の担当者が同席し、紹介という形で進められます。通常はスキル確認などを質問する時間になったり、オフィスの案内が行われたりします。顔合わせができるのは1回のみです。あくまで顔合わせなので、その場での採用の可否や面接などはNGとなります。

派遣社員を採用する際のポイント


重要な問題を引き起こしてしまうこともあるため、ポイントを確認しておくことが重要です。

正社員と平等に扱う

派遣社員を差別することが社会問題としてメディアに取り上げられたこともあるように、基本的には正社員と派遣社員は平等に扱いましょう。業務責任や福利厚生など、会社の制度上やむを得ない場合の区別は必要ですが、理由のない差別はパワハラなどで訴えられてしまうこともあるので要注意です。

社内ルールなどの勉強会を設ける

契約期間が長い派遣社員などは、特に社内ルールやスキルアップをするための機会を作ることが重要です。

中には「いずれいなくなってしまう人材だから育てても仕方ない」と考える人もいるかもしれませんが、契約期間中は会社のために働いてくれる貴重な人材。派遣社員といえども、スキルアップや社内制度に慣れることで業務の効率化や新たな仕事を任せられるようになれば、会社にとっても大きなメリットにつながるでしょう。

依頼する業務内容を明確にしておく

派遣社員を受ける際には、本人はもちろんのこと、同じ部署の社員や関わるであろう社員にも依頼する業務内容を明確にして共有しておきましょう。適切に業務を進めるには、どの範囲まで任せて良いのか、何をお願いできるのかを知っておく必要があります。

アウトソーシングのほうが良いことも

もしかしたら派遣社員ではなくアウトソーシングのほうが良い場合もあるかもしれません。たとえば、プロジェクト単位での業務が発生するケースや、ごく短期の業務のケース、支払える報酬が少ないケースなどが挙げられます。

うまくクラウドソーシングを活用して成功した企業事例はこちらをご覧ください。
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まとめ

派遣社員を採用するメリットとしては、専門性の高い人材を特定期間だけ確保できることや、コスト削減につながることが挙げられます。その一方で、一定期間で契約終了してしまうというデメリットもあります。派遣社員の採用は、面接禁止など通常の採用とは異なるので注意が必要です。派遣社員の制度を理解し、会社の必要性に応じて上手に活用していきましょう。

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伊藤孝介
セールスプロモーション会社を経て独立し、フリーランスで地方自治体や中小企業のマーケティングリサーチ、販促企画などに携わる。 業務拡大のため2017年に合同会社を設立し、現在経営中。 マーケティング系ライター歴5年。マーケティング用語の解説や、事例紹介、WEBマーケティングなどが得意。

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