企業においてのインフラのひとつともいえるのが「オウンドメディア」です。消費者や顧客との接点を増やすオウンドメディアは、デザインを変えるだけで効果が大きく変わります。結果を出すオウンドメディアとはなにか確認していきましょう。
目次
オウンドメディアのデザインに正解はある?
オウンドメディアにかぎらず、デザイン全般においては決まった正解も成功パターンもありません。オウンドメディアは商品やコンセプト、ブランディングなどのさまざまな側面を考慮してデザインされています。あくまでもコンセプトに合っているか・伝えたいものが表現されているかで判断することが重要です。
成果に繋がるオウンドメディアデザインのポイント
オウンドメディアのデザインを成果につなげるためには3つのポイントがあります。
競合他社のオウンドメディアは必ずチェック
オウンドメディアから流入してくるユーザーは競合他社のオウンドメディアもチェックしている可能性が高く、比較されていることもあります。そのため、競合他社がどのようなデザインで訴求しているのか必ずチェックしましょう。確認・分析をすることによって、差別化や別の角度からの訴求を行うことができます。
デザインは定期的に変わる可能性も
オウンドメディアのデザインにも流行り廃りがあり、長期間同じデザインを維持しているだけでは成果は得られません。デザインは「定期的に変えていくもの」だという認識を持ち、時代に合った内容にリニューアルしていくことがポイントです。
トップだけでなく下層ページも充実を
オウンドメディアにありがちなのは、トップページだけにこだわり、下層ページのデザインが手抜きになっているパターンです。実際に売り上げに関わるのは下層ページが多くなるため、下層ページのデザインも抜かりないようにしてください。
オウンドメディアデザインの参考サイト5選
オウンドメディアのデザインでぜひ参考にしたいサイトを5つご紹介します。
WORKSIGHT
オフィス用具、文具などを販売するコクヨ株式会社が運営しているのは、働き方や環境改善のコンテンツを発信するオウンドメディア「WORKSIGHT」です。写真にこだわり、トップ画面のピックアップ記事を見て興味を惹くように工夫されています。
サイボウズ式
働き方や組織のあり方について発信を行うサイボウズのオウンドメディア「サイボウズ式」。アップロードしているコンテンツひとつひとつがポップにデザインされています。また、過去記事などが検索しやすいようカテゴリをトップ画面上部に設けている点も特徴です。
LIG
WEB制作やコンテンツマーケティングなどを手がける株式会社LIGのオウンドメディアは、コンテンツそのものだけでなく、トップページの至る所で思わず目を引くようなアイキャッチなどが散りばめられています。会社の方針やコンセプトを細部まで表現したデザインと言えます。
日経doors
日経BP社が提供する、働く女性のためのオウンドメディアが「日経doors」です。メインカラーがオレンジに統一され、ブランドイメージが表現されています。下層ページにもコンテンツを読み進めやすいように目次が設けられているなど、細部までしっかりと設計されています。
DEVICE PLUS
「DEVICE PLUS」は半導体メーカーのロームが運営するサイトです。ターゲットであるエンジニアが読みやすいよう、できる限りシンプルに、かつ、角ばったデザインに統一されているのが特徴です。
オウンドメディアをデザインする方法
オウンドメディアをデザインする方法は大きく分けて3つです。それぞれについて説明します。
自社内でデザイン制作
オウンドメディアをデザインする上でもっとも自由度が高いのは、自社内でデザインを行うパターンです。細かい調整や修正、仕様の変更などをノンストップで行えます。ただしウェブデザイナーやエンジニアが社内にいる場合に限られます。
Webデザイン会社に依頼
ウェブデザイナーやエンジニアが社内にいない場合、Webデザイン会社に依頼することも方法のひとつです。どのようなデザインが良いかわからない、コンセプトが作れないなど、ゼロベースからデザイン作りが必要な際は効果的です。
個人やフリーランスに依頼
クラウドソーシングを利用して個人またはフリーランスへ依頼する方法もあります。数多くの人材の中からもっとも自社に合いそうな人を選ぶ必要はありますが、実績もスキルもあるプロと直接やりとりができたり、デザインの必要な部分だけアウトソースできたりする自由度があります。
オウンドメディアデザインにおすすめのサービス
オウンドメディアを個人やフリーランスに依頼する際におすすめしたいサービスを2つ紹介します。
クラウドワークス
クラウドソーシング大手の「クラウドワークス」には、さまざまな実績やスキルを持った人材が集まっています。トップページ上から「Webデザイン」などと検索することで、数多くのデザイナーを絞り込むことが可能です。プロフィールや実績を見て気になった人に直接声をかける「スカウト」機能や、単発のみの依頼、「一部のデザインだけ」というようなピンポイント依頼ができるのが特徴です。
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クラウドテック
「クラウドテック」は、エンジニアやデザイナーといったハイレベルな技術を持っている人材を紹介してくれるサービスです。クラウドワークスは自身で相手を探す必要がありますが、クラウドテックは事前に要望をヒアリングしたうえでベストな人材をマッチングしてくれます。契約前に面談ができたり依頼後のサポートが充実していたりする点も特徴です。
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まとめ
オウンドメディアのデザインで大切なのは、何を誰に伝えたいのかというコンセプトです。コンセプトを反映したデザインにするだけでなく、競合他社のページもチェックして定期的にリニューアルしていきましょう。また、自社にリソースがない、短期間で完成させたいなどの際は、ぜひクラウドワークスやクラウドテックを活用してみてください。