オウンドメディアとは、企業が情報を発信するためのメディアツールで、ウェブ集客や認知度アップを図るために活用されます。そこで、オウンドメディア立ち上げ時に知っておくべきこと・立ち上げすると実現できること、起こりうる課題などをまとめました。
目次
オウンドメディアを立ち上げたらなにができる?
オウンドメディアを立ち上げるとどのようなことができるのでしょうか。オウンドメディアの運営は簡単ではないですが、うまく運用すれば以下のようなことが実現できる可能性があります。
中長期に及ぶ未来の顧客育成
ユーザーの悩みに答えるためのコンテンツ発信を継続して行うことで、中長期的にファンや顧客を獲得することができます。また、このようにして有益な価値を提供していくことは、会社のブランディング構築・顧客のロイヤリティ向上につながります。
SNSでの情報拡散による広告宣伝費の削減
これまでの広告といえば、お金を払うことによって多くの人の元に情報を届けることが一般的でした。しかし、TwitterやInstagramといったSNSを活用することで、より強いニーズのある多くの人に対して情報を提供することが無料、もしくは安価でできるようになります。また、広告は販売を前面に押し出す手法ですが、SNSの場合はユーザーが商品やサービスに価値を感じて自発的に購入してくれるようになります。
オウンドメディアの立ち上げ前に知っておきたい基礎知識
オウンドメディアを立ち上げるとなったら、立ち上げ手順や必要なコストなどを確認しておく必要があります。立ち上げ前に知っておくべき基礎知識としてまとめて紹介します。
立ち上げ手順
オウンドメディアの立ち上げは4つの手順に分かれます。まずは「目的を定めること」です。オウンドメディアを通してどのくらい売り上げをあげたいのか、どのくらいアクセスを伸ばしたいのかなどの目標を定めることが重要です。続いて「コンセプトを決めること」です。どのようなターゲットにどのような情報を届けたいのかというコンセプトを決めましょう。
そして「記事を書くこと」です。目的に沿ってターゲットに向けた記事を書いていきます。キーワードを明確にする・キーワードを意識して書くようにすると効果的です。最後は「分析すること」です。作成して公開が完了している記事にはどれだけコンバージョンや流入があるのか分析し、リライトを施す、次の記事制作に活かすなどの方向性を決めて実行します。
初期費用
オウンドメディアを立ち上げるにはコストが発生するため、なるべく費用を抑えたい場合は、インターネットなどで調べながら自分で進めていくのもひとつの方法です。発生する費用の目安として、たとえばCMSの設定依頼のみであれば20万円以下で制作することは可能ですが、この場合は戦略・運用といった大事な部分は自社で進める必要があります。
記事作成やCMS設定は自社で行い、デザインはテンプレートではなくオリジナルにしたい場合、約20~100万円ほどの費用が見込まれます。この場合、簡単なカスタマイズも対応に含まれることがあります。また、オリジナルデザインにくわえ、本格的な集客を行いたいならば約100~300万円ほどの費用が発生することもありますが、狙いたいターゲットを明確にしたうえで戦略を立てるといった部分のサポートまでしてもらえることがあります。
なお、ゼロからの立ち上げではなく、既に稼働しているオウンドメディアを大幅にリニューアルしたいケース、自社だけのオリジナルCMSを開発したいケースなどでは300万円以上の費用にのぼることもあります。この場合、戦略から運用までをすべてサポートしてもらえることがほとんどです。
成果の測り方
成果を測り運用に活かすには、効果測定指標を設けることが必要です。オウンドメディアの立ち上げ初期段階では、記事数を増やすことで流入量を増やすことができます。流入数が増えてきたら、最後まで読んでくれているのかを知るための読了率や、誘導したいページへ誘導できているのかといった誘導率を測ります。最終的には資料請求や購買などをコンバージョンに定め、CVRを測って成果を確認します。
オウンドメディアを立ち上げた後の課題とは?
オウンドメディアは立ち上げたら終わりではないため、ここで紹介するような課題に直面する可能性があります。
記事制作のリソースやスキル不足
コンテンツ作成には、ライティング・画像や写真・デザイン・SEO知識といったさまざまな分野のスキルが必要になります。そのうえ、コンスタントに記事を公開させていくためには、そのための大きな労力や人的リソースも必要であることを覚えておきましょう。
コンテンツマーケティングや運用におけるノウハウ不足
コンテンツマーケティングはすぐに成果が出るものではなく、長期的に運用することで成果が出やすくなります。ノウハウがまったくない状態からスタートするような場合、経験を通してノウハウを蓄積させていくことになるため、初めの段階は手探り状態が続くことが予想されます。
オウンドメディアのコンテンツ制作なら「クラウドワークス」
オウンドメディア立ち上げ後の課題を解消するためには、コンテンツ制作を外注化してリソースを確保することがおすすめです。制作会社に依頼する方法もありますが、フリーランスで活躍しているスキルの高い個人に直接外注するほうがメリットが多い場合もあります。
国内トップシェアのクラウドソーシングサイト「クラウドワークス」には、企画作成・ライティング・編集・校閲・校正のプロをはじめ、カメラマン、デザイナー、エンジニア、サイト分析などのプロが揃っています。各段階のスポット発注もできるうえ、依頼する費用・期間などは交渉次第となり、制作会社に比べると自由度の高いアウトソーシングが可能です。
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まとめ
オウンドメディアを立ち上げる際、そのために必要な手順・費用などの基礎知識を持っているとよりスムーズです。また、発生しがちな課題を事前に認知していることも、メディア運営には重要なポイントです。人的リソースが足りない場合はうまく外注も活用し、ぜひ効果的なオウンドメディア制作を目指してみてください。