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公開日: 2021.03.09

優秀なエンジニアを見分ける5つの定義!彼らが辞める理由とは?

「優秀なエンジニア」と呼ばれる人材は、いくつかの特徴を持っています。また、優れたエンジニアであるがゆえに転職を選ぶケースも見られます。今回は、優秀なエンジニアの特徴や転職理由、自社で確保する際のコツなどをまとめて紹介します。

優秀なエンジニアが持つ5つの特徴とは?

はじめに、優秀なエンジニアに見られる特徴を5つ紹介します。

技術力が高くIT知識が豊富

優れたエンジニアの多くは、技術力とITの知識を兼ね備えています。システムユーザー(顧客)の要件を反映した開発・改修の方法を提案できる能力、それらを的確に実現するプログラミングスキルなどを持ち、プロジェクトに応じて各種設計書の作成、コーディング、テストなどを行います。

また、ハードウェア(コンピュータや周辺機器など)やソフトウェア(OS、アプリ、開発ツールなど)、ネットワーク、データベース、情報セキュリティなどに関する十分な知識を持ち、さまざまな案件に対応できることも特徴です。

ビジネススキルが高い

優秀なエンジニアはビジネススキル全般が高い傾向にあります。たとえば、チームで行うシステム開発では、コミュニケーション能力の高さが進捗を左右するケースが見られます。また、顧客と直接対話をしながら行う要件定義では、ポイントをまとめて説明するスキルやプレゼンテーションスキルが必要です。さらに、設計書・仕様書などの新規作成・修正を行う際には、ドキュメント関連のスキルも必要です。

IT関連に偏ることなく、一般的なビジネススキルもバランスよく持っている人物が優れたエンジニアといえます。

IT以外の業務知識も豊富

IT以外の知識が豊富であることも優秀なエンジニアの特徴です。エンジニアが開発・改修を担当するシステムには会計システム、顧客管理システム、在庫管理システムなど多様な種類があります。そのため、それぞれのシステムが処理を行う業務について十分な知識を持っている必要があります。

また、実際にシステムを使う企業の事業についても知っておく必要があります。事業のジャンルや規模に応じて異なる項目(勘定科目の種類、会計の連結範囲、ロット管理方法など)に対する要件を正確にヒアリングし、システムへ反映させる必要があるためです。

優れたエンジニアは、IT知識・システムで処理する業務に関する知識・顧客の事業に関する知識などを相互に関連付けながら仕事を進める能力に長けているといえます。

最新のIT情報を把握している

エンジニアとして第一線であり続けるためには、常に最新のIT情報を把握しておくことも重要です。IT業界は日々進化を続けており、ハードウェアやソフトウェア、ITの技術や世界的なトレンドなどの情報も常時更新されています。

常に最新のIT情報を把握していればシステムの開発・改修・提案の選択肢が広がり、顧客である企業へ新しい技術を提供できる可能性も高まります。そのため、IT関連のニュースやメディア、専門誌などのチェックを習慣とするエンジニアは少なくありません。

対応力・調整力が高い

エンジニアに必要な要素として、高い対応力や調整力も挙げられます。システムテストで想定外の結果やエラーが生じる、用意したデータがシステムにうまく適合しない、予期せぬサーバーダウンが発生するなどといったトラブルのほか、顧客の要件が急に変更されたり、顧客企業の吸収合併にってシステムユーザーが急増したりするケースにも柔軟に適応しなければならないためです。

どのような局面においても、その時点で最善の対応を模索・実行する対応力、不測の事態に応じてリソース・スケジュール・コストなどを組み直す調整力も、優れたエンジニアの素質といえるでしょう。

優秀なエンジニアが辞める理由は?

優秀なエンジニアは上記のようなスキル・能力によって複数の企業から需要があることも多く、転職を繰り返す例も見られます。エンジニアが転職する主な理由として、以下のようなものが考えられます。

待遇・条件・評価などへの不満

まず、給与・勤務時間・勤務地・評価などに対する不満が挙げられます。専門的な知識や技術が必要な業務を行っているにもかかわらず、給与や社内評価が十分でないと感じて転職を選ぶエンジニアは一定数存在します。また、顧客企業と自社の往来を負担に感じる、不規則な勤怠なのに有休が取りにくいなどといったストレスもエンジニアの転職を誘発する要因となります。

マネジメントへの不満

自社の上司や参画プロジェクトのマネージャーなどの「マネジメント層」に不満を持って転職するエンジニアもいます。ITやシステムについて十分な知識を持たない人物がマネジメント層にいる場合、業務にかかわる詳細な話が通じなかったり、予算やスケジュールの見積もりが不十分だったりすることがあり、エンジニアにしわ寄せが集中するケースがあります。不理解なマネジメント層のもとで仕事をすることがエンジニアの大きな負担となり、転職の要因に発展する例です。

業務のミスマッチや偏り

エンジニア個人のスキル・技術・経験にそぐわない業務が割り当てられてばかりいる場合や、業務の範囲・量が公平ではないと思われる場合などに転職を考えるエンジニアもいます。上で挙げた2つの原因とも関連しますが、不理解なマネジメント層によってエンジニアの実力が正当に評価・認識されないこと、不十分な見積もりによってリソースやスケジュールの適切な配分が難しくなることなどが要因といえます。

自らのスキルアップのため

優秀なエンジニアには、大規模な案件・長期案件のオファーが集中する場合があります。しかし、特定の環境に身を置き続けることがエンジニアのスキルアップにつながるとは限りません。多くのプロジェクトに参画して多様なシステムを扱い、さまざまなシチュエーションを経験しながらステップアップを目指したいという理由で転職を希望するエンジニアもいます。

優秀なエンジニアを確保するコツは?

では、優秀なエンジニアを確保するにはどうすれば良いのでしょうか?2つのコツを紹介します。

希望するスキル・職種を明確にする

ITエンジニアが担当する業務には、要件定義・プログラミング・テスト・運用保守などの工程があり、システムの種類も多様です。また、システム・インフラ・ネットワーク・サーバーなどといった幅広い領域を扱うことも特徴です。

そのため、あらかじめ希望するスキルや職種を明確にしておくと条件が伝わりやすく、契約後のミスマッチも起こりにくくなります。たとえば、「会計システムの要件定義が可能で、開発チームのリーダーを任せられること」「特定の開発言語・フレームワークを用いたプログラミング経験が豊富で、テストのシナリオ・データを作成できること」などのように、情報に具体性を持たせると良いでしょう。

IT人材に特化したエージェントを活用する

希望するスキル・職種を具体化することが難しい場合や、条件に合致するエンジニアがすぐに見つからない場合、適した人材をマッチングしてくれるサービスを利用する方法もあります。

なかでも、IT人材に特化したエージェントであればさまざまなスキル・職種に対応できるエンジニアが見つかる可能性が高まるため、登録料金やマッチングにかかる期間などを事前確認のうえ、利用を検討してみるのもひとつの選択肢です。

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稼働日数は週2日から柔軟に調整することができるため、自社専属のエンジニアを雇用するより費用を抑えやすく、テレワークのみで稼働する人材をリクエストすることなども可能です。

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まとめ

優秀なエンジニアは幅広い知識や高い対応力・調整力を持っていることが多く、さまざまな理由から転職を選ぶケースも見られます。優れたエンジニアを見つけたい場合、望むスキルや職種を明確にすることがポイントであり、早期にエンジニアを確保したい際にはITに特化したエージェントの活用も有効です。

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佐藤カイ
オウンドメディアを持つ複数の企業において、WEBチームマネージャーとしてWEBマーケティング、GA解析、リスティング広告などを担当した経歴を持つ。現在クラウドワークスを中心にIT系の記事などを書くライターとして活動中。

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