マーケティング
2019.02.28
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ブランディングの成功事例は?BtoBや中小企業等ジャンル別に紹介

マーケティングを専門にしている方ではなくても、ブランディングという言葉を聞いたことがある方は多いのではないでしょうか?今回の記事では、ブランディングの基礎知識やメリット、具体的な成功事例などをご紹介致します。

ブランディングとは?


そもそも「ブランド」とは、商品やサービスに対する形のない価値やイメージのことを指します。例えば、○○というブランドと聞くと、色は緑、高級、若い人から人気がある…など、そのブランドに連想した様々なイメージが頭に浮かぶでしょう。

イメージを消費者に根付かせる活動が「ブランディング」です。人々が考えるイメージは、広告や実際の商品・サービス、人からの評判など、様々な要素が複雑に絡み合い、消費者の中に形成されていきます。

ブランディングのメリットは?


ここではブランディングを行うことによるメリットについてご紹介します。

他社と比べて差別化が可能

シャンプーを例に挙げると、どの会社が出しているシャンプーも「髪の毛を洗う」という基本的な機能は変わりませんよね。しかし、シャンプーには香りが良いもの、サラサラになるもの、オーガニック成分のものなど様々な特徴があるでしょう。

特徴だけでなく、ボトルの形状や色、デザイン、ネーミングなどを含めてブランディングを行うことによって、消費者に指名買いしてもらえるような差別化をはかることができます。

ロイヤリティを獲得することで長期的に顧客獲得

身の回りの商品で、一つのブランドを使い続けているものはありませんか?筆者の場合、ある化粧品のブランドを長年使っています。 意識せず購入を続けている理由としては、そのブランドが好き、失敗しないという安心感などが挙げられます。

ブランディングに成功している商品やサービスは、消費者のロイヤリティが高く、販売促進のため莫大な費用をかけずに長期的な顧客獲得につながります。

付加価値がつくため割高な価格設定ができる

全く同じような機能をもった商品であっても、ブランドが付くことによってプレミアムな価格が受け入れられやすくなります。例えばコンビニのコーヒーが一杯100円で手に入る中、3、4倍の価格であってもスターバックスのコーヒーを飲みたい人がいるのはブランディングの力です。

企業の認知度があがる

ブランド名と企業名が消費者の中でリンクしている場合は、企業の認知度も上がります。「あの会社の○○」というイメージが形成されることにより、新規の営業が行いやすくなる、信頼度が上がるなどの効果があります。

BtoCのブランディング戦略の成功事例は?


ここでは実際にブランディングの成功事例をご紹介します。まずはBtoC、消費者向けの事例を3つ取り上げます。

顧客がもとめる高品質を追求した「今治タオル」

高品質というイメージで定着している「今治タオル」ですが、今のブランディングに成功する前は輸入品の格安タオルにシェアを奪われ窮地に陥っていました。そこで、強みである高品質を軸に、白いタオル=今治タオルというブランディングを行ったことで業績を改善しました。今では国内外にファンを持つタオルの一大ブランドとして確立されています。

ブランディングアイデンティティを突き詰めた「ニベア」

ボディソープやクリームなどで知られるニベアは、ブランディングアイデンティティを追求し、現在187カ国で販売されている世界的ブランドです。肌と肌が触れ合い生まれる愛情というブランドアイデンティティを、頬がふれあう家族の写真やミッドナイトブルーのカラーで統一し伝達することで、ブランド確立に成功しています。

メッセージをターゲットに訴求した「レッドブル」

エナジードリンクとして知られる「レッドブル」のブランディングは、ターゲットを明確にして成功した事例です。レッドブルの登場までは、エナジードリンク=中高年向けというイメージでした。しかし、「レッドブル」は、「冒険者を称え、翼をさずける」というアイデンティティをもとに、世界中のスポーツイベントへの協賛をすることで、若者を新たなターゲットとして獲得することに成功しました。

BtoBのブランディング戦略の成功事例は?


ブランディングと聞くとBtoCの商品やサービスが先に浮かぶと思いますが、BtoBにおけるブランディングも非常に重要です。ここではBtoBの成功事例を2つご紹介します。

高い品質イメージを認知させた「ドルビーラボラトリーズ」

映画のエンドロールなどでよく目にするドルビーラボラトリーズですが、BtoBのブランディングを通して、消費者にも良いイメージを形成できた企業の一つです。

自社が持つノイズリダクション技術をブランド化し、ライセンス・商標など含めロイヤリティプログラムを創り上げました。その結果、一般向けの広告をせずに、映画やゲームソフトで目にするロゴを通じて、ドルビーラボラトリーズ=高音質性というイメージを確立することができました。

設立当初から一貫したブランディング「セールスフォース・ドットコム」

企業向けにクラウド型顧客管理や営業支援を提供しているセールスフォース・ドットコムは、自社の製品や株式、就業時間などのそれぞれ1%分を社会貢献にあてるという1-1-1モデルと呼ばれる活動を実施しています。社会に対してのイメージだけでなく、働く社員のモチベーションアップや、優秀な人材確保にも直結している企業ブランディングの事例です。

中小企業のブランディング戦略の成功事例は?

ブームをあえて作らないブランディング「ガリガリ君」

ガリガリくんと言えば一度は食べたことのあるアイスキャンディーの定番商品ですね。ガリガリ君はロングセラー商品であるからこそ、一時的なブームを作らないブランディングを行っています。

中小企業であるからこそ、商品をガリガリ君一本に絞り、限られた広告費でブランド浸透をはかっている事例です。

満足度を高めることでロイヤリティを獲得した「タマック」

二つ目の事例として「タマック」という住宅工務店の取り組みをご紹介します。地域密着型の工務店として、今までにタマックを通じて家を建てた人のインタビューを掲載した「暮らしすと」という情報誌を発行しています。

家を買うことをストーリー化することで、タマックの企業イメージ向上につながった事例です。

まとめ

今回はブランディングについて、メリットやBtoC、BtoB、中小企業における実際の成功事例をご紹介しました。ブランディングを行うことで、自社の商品・サービスについて、もっと消費者に知ってもらったり、使用してもらったりすることができます。今一度ブランディングについて考え直してみましょう。

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Yukifun26
消費財メーカーでマーケティングを担当。消費者調査、コンセプト・商品開発、ブランディング、メディア戦略立案、販売戦略立案などブランドマーケティング全般、WEBマーケティングについてはオウンドメディア管理、SNSマーケティング、SEOなどを実務として経験。

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