マーケティング
2019.01.10
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PRで結果を出す方法は?企業や商品の成功事例とともに解説!

自社のことや自社の商品・サービスを知ってもらうには、㏚や広報、広告、宣伝という手法がありますが、これらは厳密には違いがあります。ここでは、これらの違いを比較しながら、特に㏚について、その役割や効果的な進め方についてご紹介します。

そもそもPRとは?

PRとは「Public Relations(パブリックリレーションズ)」の略で、「社会の人に理解してもらい、相互に利益があるような良い関係を築き、最終的にファンになってもらうコミュニケーション」のことをいいます。具体的には、どのようなことでしょうか。広報や広告などと比較しながら紹介します。

メディアなどを通して企業の情報を伝えること

㏚と似たような手法に「広報」があります。㏚と同様にメディアなどを通じて企業の情報を発信しますが、広報とは、社会に向けて広く情報発信をすることです。

一方㏚とは、利害関係者であるステークホルダーとの良好な関係構築のことで、一方的な情報発信とは異なります。㏚とは、企業や団体と、周囲との関係構築のための戦略的コミュニケーションであり、ただ情報を配信する広報は㏚の一部にすぎません。

宣伝とPRの違い

広報と同様に、宣伝や広告も㏚と混同されるかもしれません。㏚と宣伝・広告の違いは、㏚が企業の有益な情報提供で相手との良好関係を構築するのに対し、宣伝・広告は、企業の商品やサービスを売るために情報を提供し、購買意欲を喚起する手法です。

また、宣伝が提供した情報に理解を求める行為であるのに対し、広告は単純に情報発信を行う手法のことを言います。

PRの効果的な進め方は?


では、㏚業務を効果的に進めるには、どのようにするとよいのでしょうか。

目的を決める

㏚とは、自社の情報発信を行う事で、ステークホルダーとの良好な関係構築のために行うので、㏚業務によって、「社会とどのような関係を作りたいか」、「どういうイメージを持たれたいか」、「どんな人にファンになってもらいたいか」など、目的をしっかりと決めることが重要です。

メディアリストを作成する

次に情報を提供するメディアのリストを作ります。まずは、自社の業界の記事を扱う専門メディアをリスト化し、その上で、一般紙や雑誌、テレビ、Webニュースサイト等をリスト化します。

リスト化は㏚専門会社やクラウドソーシング等に依頼することもできるため、自分でリスト化するのが大変な場合は検討するのも手です。

プレスリリースを完成させ、配信する

メディアに情報提供をするための原稿をプレスリリースと言います。記者が読んで記事にしやすいように、先に結論を書いてから内容を説明する形式で、客観的な視点で書くことが重要です。また、即時性が大切なので、タイムリーな情報提供を意識することも大事です。

PRを成功させるコツとは?


それでは㏚を成功させるには、どのような点に注意すると良いでしょうか。

それぞれのメディアにあった掲載依頼方法を探す

例えば依頼するメディアが専門誌の場合は、その業界に詳しい人が見て喜びそうな情報を提供するなど、メディアによって情報内容を替えます。また、金曜日は大企業の重要発表が多いため、配信情報が埋もれてしまう可能性もあります。

メディアもそれぞれ発行日が異なるので、効果的なリリースのタイミングを見極めましょう。さらに、大手新聞社が扱いそうも無い情報は専門誌のみにリリースして、ニュース性の高い情報は大手にしかリークしないなど、メディアを使い分けるようにします。

記者と仲良くなる

できれば影響力の大きな新聞社や、業界専門誌の中でも大手の記者と仲良くなっておくと、優先的に記事掲載をしてくれるなどの可能性が高くなります。そのためにも日頃から、記者に有益な情報を提供することを心がけることも大切です。

自社のホームページやSNSもうまく活用する

メディアだけに頼るのでは無く、自社のホームページやSNSも最大限活用します。ターゲット別に、配信内容やメディアと使い分けるほか、ハッシュタグを付けて記事をリンクさせる、動画配信でわかりやすく伝えるなどの、拡散と理解促進を図りましょう。

PRをうまく成功させた事例とは?


ここでは、戦略的な㏚を行って、消費者とのあらたなコミュニケーションを構築した成功事例を紹介します。

商品に新しい価値を与えた「JINS PC」

2012年にJINSから発売された「JINS PC」は、PCなどのディスプレイから発せられるブルーライトをカットして、目や体への負担を軽減する眼鏡として大ヒットした商品です。

メガネをかけている人はすでにTPOに合わせて複数本を持っている人も多く、飽和状態のマーケットの中で、「ブルーライトから目を守る」という新しい価値をメガネに付与したことでヒットとなりました。また、この時のターゲットは「メガネをかけない人」。メガネをかけていない人にも、メガネを購入するきっかけを作ったことでも注目されました。

売り出し方を変えた「サントリー ハイボール」

ウイスキーはアルコール度数が高いこともあって、1件目から気軽に飲むのではなく、2件目のバーでロックや水割りで飲む「締めの酒」のイメージが強いお酒でした。また不景気が続いたことで2件目に行く人の激減や若者のアルコール離れもあり、売り上げが落ち込んでいました。

そこで、ビールの苦みを嫌う若者に着目し、炭酸で割ったアルコール度数を薄めたハイボールを「乾杯の酒」として定着させる㏚戦略を実施。口コミで一気に広がり、1950年代に流行っていたハイボールが、劇的に復活したリバイバルストーリーとして語られています。

話題性をつくることで広く認知「ワコール」

ワコールでは、毎年8月2日を「パンツの日」として、その前後の期間でパンツにまつわる話題づくりをする企業㏚を実施。2014年の「私はパンツ」というテーマで小説を募集したキャンペーンや、2016年には、「クラウドパンツィング!?」という公募企画を行い、パンツを軸としたキーワード化で、話題づくりと拡散を狙っています。

まとめ

㏚は単なる情報発信ではなく、社会や消費者の利益になる良好な関係と信頼を構築するコミュニケーション手法のひとつです。つまり、㏚を行う事で、自社のファンを増やすことが最大の目的です。㏚を円滑に成功させるためには、自社の事情ではなく、受ける相手にとって有益な情報を提供することを心がけましょう。

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coolporaris
広告代理店でマーケティングやストラティジックプランナー、ライター等を長年担当。専門は統合マーケティングコミュニケーションで、リサーチ実施・分析及びWEBも含めたトータルコミュニケーションプランやの構築やブランディングを得意とする。WEBマーケティング経験も多数。         "

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