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公開日: 2023.03.01 / 最終更新日: 2023.04.03

【超入門】Unityとは?特徴やダウンロード方法、使い方を徹底解説

今回は、Unity(ユニティ)でできることや特徴、料金体系、Unityをダウンロード・インストールする手順、アセットストアの使い方などをまとめて紹介します。Unity初心者の方にもわかりやすく解説しているため、ぜひ参考にしてください。

Unityとは

UnityとはUnityとは、ユニティ・テクノロジーズ社が開発・提供する「ゲーム開発プラットフォーム」のことです。Unityはさまざまなゲーム開発に適したリソースを提供しており、専門知識がなくても直感的にゲームを作れるため、2D・3Dのコンシューマー(家庭用)ゲームからモバイルゲーム、インディーゲームまで幅広いジャンルで活用されています。

※Unityのゲーム開発以外の用途については、記事後半で紹介しています。

ゲームエンジンとは

ゲームエンジンとは、ゲームを作るための総合開発環境のことです。ゲーム開発を効率的に行えるように、Unityのゲームエンジンには以下のような機能があらかじめ組み込まれています。

・物理演算
・エディター機能
・2Dや3Dの描画モード
・サウンド(BGMや効果音)の再生
・ユーザーインターフェースの作成

Unityの料金について

Unityには、以下のような料金プランがあります。

・Personal:無料
・Plus(より機能が充実したプラン):年額4万8,394円
・Pro(ゲーム制作会社やプロ向けのプラン):年額26万7,960円
・Enterprise(大規模チーム向けのプラン):年額39万6,000円

Unityの料金プランには無料版・有料版があり、有料版のほうが使える機能やスペックが充実しています。ただし、無料版でもクオリティの高いゲームを作れるため、商用利用を考えていない場合(趣味でゲームを作る場合など)は、Personalプランの利用を検討しましょう。

※本記事で紹介している料金等は、2023年4月時点のものです。また、すべて税込価格で記載しています。改定の可能性があるため、詳細はUnity公式ページにてご確認ください。

Unityの特徴

Unityの特徴Unityには、以下のような特徴があります。

マルチプラットフォームに対応している

Unityは複数のデバイスに対応するマルチプラットフォームです。

【対応デバイスの例】
・各種OSのパソコンやスマホ(Windows、macOS、Android、iOSなど)
・家庭用ゲーム機(PlayStation 5、Xbox 360、Wii Uなど)
・Webブラウザ(※Unity Web Playerをインストールしている場合)

プログラミング初心者でもゲームを作れる

Unityのゲームエンジンを使用すると、プログラミングの知識がなくてもゲームを作れます。例えば、3Dキャラクターを動かしたり、ゲームステージを設置したりなど、作りたいゲームに合わせてさまざまなカスタマイズが可能です。
ただし、ゲームの細部にこだわる場合は、「C#」などの言語でプログラミングを行う必要があります。

Unityの使用場面

Unityの使用場面ここでは、Unityの使用場面をいくつか紹介します。

①ゲーム開発

Unityでゲーム開発を行うケースは多数あり、大人気モバイルゲームの「ポケモン GO」や「白猫プロジェクト」などもUnityで開発されています。そのほか、Unityを使用すると以下のようなジャンルのゲームも制作可能です。

【Made with Unityのゲーム例】
・パズルアドベンチャーゲーム
・VR対応のマルチプレイヤーゲーム
・ダンジョン探索型のアクションゲーム
・FPS(一人称視点のシューティングゲーム)
・MMORPG(大規模多人数同時参加型のオンラインRPG)

②建築設計

Unityはリアルタイム3Dでモデルを設計できるため、建築系のデジタル表現でも活用されています。AR(拡張現実)の機能を使用すれば、BIMデータやCADファイルをもとに建築設計・エンジニアリングなどの工程を可視化でき、共同作業も可能です。また、VR(仮想現実)で完成した状態を事前に確認できるため、建築物の3Dモデルを顧客にプレゼンする際などにも使用されています。

③自動車設計

Unityには、自動車設計をはじめとする産業分野に適したソフトウェア(Unity Industrial Collection)があります。3Dデータのインポートや可視化ができるため、自動車の設計やデザイン、エンジニアリングでも使用されています。
Unity Industrial Collectionを使ってリアルタイム3Dアプリケーションを制作する際には、AR・VR・MR(混合現実)などのプラットフォームを選択することも可能です。

④映像

Unityはさまざまなデジタルコンテンツ制作ツールと連携でき、モデル・アニメーション・カメラ・ライティングなどのデータをやり取りすることができます。最新のシネマティック機能やツール、無料のテンプレートなどを搭載した「Mich-L」というソフトウェアもあり、アニメーションやショートフィルムなどの映像制作分野でも使用されています。

⑤その他

そのほか、Unityは以下のような場面でも使用されています。

・歯科のデジタル治療
・脳神経外科の3DCG制作
・デジタルアート制作
・VTuberのキャラクター制作
・メタバース(仮想空間)の広告プロモーション

Unityのダウンロード・インストール手順 

Unityのダウンロード・インストール手順実際にUnityをダウンロード・インストールする際の手順は、以下のとおりです。

Unity Hubをダウンロードする

まずは、Unityの管理ツールである「Unity Hub」を公式ページからダウンロードします。ダウンロードしたら、安全なWeb認証やSSO(シングルサインオン)を使用し、Unity Hubにログインできるかどうかを確認しましょう。Unity Hubに一度ログインすると接続が維持され、各種ツール(ゲーム開発などで使うツール)にアクセスできるようになります。

Unityのバージョンを選択し、インストールする

Unity Hubをダウンロードしたら、以下のようなリソースのバージョンを選択し、インストールします。

・LTS(最新バージョン)
・TECH ストリーム(旧リリース)
・プレリリーステクノロジー(ベータ版)

プロジェクトを開始する

上記のダウンロード・インストールが完了したら、プロジェクト(ゲーム開発など)を開始します。なお、Unityにはプロジェクトを始める際に役立つテンプレートが用意されており、Unityの各種ツールの使い方などは映像のチュートリアルで学ぶことができます。

Unityのアセットストア(Asset Store)について

Unityのアセットストア(Asset Store)についてここでは、Unityのアセットストアについて紹介します。

Asset Store(アセットストア)とは?

アセットストアとは、Unityで使えるアセット(素材)を販売するWebサイトのことです。Unityのユーザーが作成したプログラムの部品、3Dの素材などをアセットストアに登録すると、ストアで公開・販売することができます。これにより、他のユーザーはさまざまなアセットを利用して機能拡張ができ、より効率的にゲーム開発などを行えます。

Asset Store(アセットストア)の使い方 

アセットストアを使う手順は、以下のとおりです。

・Unityのメインメニューにある「Window」を選択→「General」→「Asset Store」

無料のユーザーアカウントを作成することで、次にアセットストアにログインしたときに過去の購入・ダウンロード履歴などを確認できます。なお、アセットをテキスト検索(商品名など)で探すこともできますが、以下のようなカテゴリ別で検索することも可能です。

・売上上位のアセット
・人気の無料アセット
・セール中のアセット

Unityのスキル習得方法

Unityのスキル習得方法Unityのスキルを習得する際は、Unityを習得する目的によって適した学習方法が異なります。

独学

趣味でゲームを開発したい、Unityの基本的な使い方を知りたい場合などは、学習サイト専門書籍でスキルを習得する方法がおすすめです。
学習サイトでは、Unityでどのようにゲームを作るのか、自分が作りたいものを作れるかといった基礎的な知識を学べます。専門書籍のなかには、ゲーム開発のチュートリアル(1冊読めばミニゲームが作れるなど)を記載している場合もあるため、独学でもゲーム開発の基本的な流れが理解できるでしょう。

スクール

短期間で効率的にUnityのスキルを習得したい、転職や副業に必要なスキルを身につけたい場合などは、スクールに通う方法がおすすめです。
独学の場合、疑問点などを自分で解決する必要があるため、Unityのスキルをきちんと習得するのは難易度が高い(途中で挫折するケースが多い)傾向にあります。一方で、スクールにはUnityに詳しい講師(現役エンジニアなど)が在籍しており、マンツーマンレッスンなどのサポート体制が整っている場合もあるため、Unityの使い方や作業中の疑問点などをすぐに相談・解決できます。

Unityのスキルを活かすなら「クラウドワークス」

Unityのスキルを活かせる仕事を探している場合、クラウドソーシングサービス(※)を利用する方法がおすすめです。なかでも日本最大級の「クラウドワークス」は、Unityを使ったゲーム開発・システム開発などの案件が多数あり、エンジニアやプログラマを募集している企業・個人が多数登録しています。

受注者としてクラウドワークスに無料で登録し、自身のプロフィール(Unityに関する実績や得意分野、使用可能なツールなど)を記載すれば、企業・個人からスカウトされたり、公募されている案件に応募したりできます。

【クラウドワークスの掲載案件の例】
・Unityの使用経験が豊富なエンジニア募集:時給2,000~3,000円(フルリモート)
・Unityを使用したシステム開発のPM募集:時給3,000~5,000円(フルリモート)
・UnityでWebポーカーゲームを開発できるエンジニア募集:報酬50~80万円

クラウドワークスで発注されているUnity関連の仕事・案件の一覧を見てみる

(※)クラウドソーシングサービスとは、仕事を依頼したい人・探している人をインターネット上でマッチングするサービスのこと

クラウドワークスの使い方や事例、発注相場がわかる資料をダウンロードする

まとめ

Unityはゲーム開発プラットフォームですが、VR・AR・MRなどを活用した機能も搭載されているため、さまざまな業界・業種で使用されています。ゲームエンジンを使用すれば、ノンプログラミングでゲーム開発ができ、アセットストアで機能を拡張することも可能です。無料プランや無料のアセットもあるため、まずはコストをかけずにUnityをお試しで使用してみてはいかがでしょうか。

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クラウドソーシングTimes編集部
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