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公開日: 2023.03.17 / 最終更新日: 2024.01.09

Unityの料金は?改定前後の金額やプランごとの価格、ライセンス別料金などを紹介

今回は、Unity(ユニティ)のライセンスや料金プランの違い、Unityの価格改定に関する情報などをまとめて紹介します。Unityを使ってゲーム開発やシステム開発を行うにあたり、どれくらい料金がかかるか気になっている方はぜひ参考にしてください。

Unityとは

UnityとはUnityとは、Unity Technologies社が開発したゲームエンジンです。ゲーム開発に適するさまざまなリソースを搭載した開発プラットフォームで、高度なアプリゲームからシンプルなインディーゲームまで幅広いゲームの開発が可能です。
ゲーム開発だけでなく、VR・AR対応のコンテンツ制作もできるため、建築や医療、教育、アート、メタバース(仮想空間)などのさまざまな分野でも活用されるケースが増えています。

Unityの主な機能

Unityの主な機能Unityの主な機能について、それぞれの特徴を紹介します。

マルチプラットフォーム

Unityは以下のようなデバイスに対応しており、開発したアプリ・システム・ゲームなどを幅広く楽しめるマルチプラットフォームです。

・スマホ(Android、iOS)
・パソコン(Windows、macOS、Linux)
・家庭用ゲーム機(PlayStation 5、Xbox 360、Wii Uなど)

※UnityはWebブラウザにも対応していますが、Webアプリなどを開発する場合は、「Unity Web Player」をインストールする必要があります。

アセットストア

アセットストアとは、Unityで使用できるアセット(素材)の販売サイトのことです。3Dの素材やプログラムの部品などが販売されており、Unityのユーザー自身が作成したアセットを登録・販売することもできます。アセットストアを利用すれば、Unityで作成した3Dモデルなどを販売したり、他ユーザーのアセットを購入したりできるため、より効率的に開発を進められます。

Unityの特徴や機能についてもっと知りたい方は以下の記事もご参照ください。
関連記事:【超入門】Unityとは?特徴やダウンロード方法、使い方を徹底解説

Unityの活用場面

Unityの活用場面Unityは、主にゲーム開発・システム開発などで使用されますが、以下のような場面においても活用されています。

建築設計のVR・ARシミュレーション

Unityはリアルタイム3Dでモデル(建築物など)を設計できるため、VR・ARシミュレーションで活用することができます。複数人での共同作業にも対応しており、設計プランやデザイン、家具の配置、材質の質感などをチームメンバーで検討する際に役立ちます。

医療現場などの3Dコンテンツ制作

医療現場では、Unityで制作した3Dコンテンツが活用されています。例えば、3Dスキャンした人体のデータ(内臓や骨格、歯など)をさまざまな角度から確認したり、患部を3DCGで再現・拡大することで、治療やシミュレーションに生かすケースが挙げられます。

Unityのプログラミング教育

Unityはさまざまな用途に対応しているため、産業やエンターテインメントなどの分野においてもUnityエンジニアの需要が高まっています。教育機関やプログラミング専門学校でUnityを教えるケースも増えており、取得すれば転職やスキルアップに役立つUnity認定資格もあります。

【Unity認定資格の種類】
・ユーザー(Unity初心者向け)
・アソシエイト(クリエイターや個人開発者向け)
・プロフェッショナル(2~4年のUnity関連の職務経験者向け)
・エキスパート(5年以上のUnity関連の職務経験者向け)

Unityのライセンスや費用について

Unityのライセンスや費用についてUnityには、以下のようなライセンス(料金プラン)があります。

【Personal】
料金:無料
概要:個人向けの基本プラン
使用条件:年商10万ドルを超えない場合、無料版を使用可

【Plus】
料金:年間プラン(月払い)は月額4,840円、年間プラン(年払い)は年間4万8,394円
概要:より機能が充実したプラン

【Pro】
料金:年間プラン(月払い)は月額2万4,420円、年間プラン(年払い)は年間26万7,960円
概要:企業やプロ向けのプラン

※本記事で紹介している料金等は、2024年1月時点のものです。また、すべて税込価格で記載しています。

UnityのPersonal・Plus・Proの機能の違い

ここでは、Unityの料金プランごとの違いを紹介します。下記の表にある記号の意味は、それぞれ以下のとおりです。

◯は「付属する機能」
ーは「付属しない機能」
△は「有償オプション」

Personal・Plusの違い

Personal・Plusは、以下のような違いがあります。

 

Personal

Plus

リアルタイム開発プラットフォーム

ビジュアルスクリプティング

Unity Plastic SCMのバージョン管理

スプラッシュスクリーンのカスタム化

ゲームコンソールへの展開

AR・MRのためのオーサリングツール

コラボレーションツールとの統合

1つ選択可

優先的カスタマーサービス

パートナーアドバイザー

オンデマンドトレーニング

Plus・Proの違い

Plus・Proでは、以下のような違いがあります。

 

Plus

Pro

リアルタイム開発プラットフォーム

ビジュアルスクリプティング

Unity Plastic SCMのバージョン管理

スプラッシュスクリーンのカスタム化

ゲームコンソールへの展開

AR・MRのためのオーサリングツール

コラボレーションツールとの統合

優先的カスタマーサービス

パートナーアドバイザー

オンデマンドトレーニング

Unityの価格改定について

Unityの料金プランは、以下のように価格改定が行われました。

 

改定前

改訂後

Personal

変更なし(無料)

Plus

年額4万8,394円

年額5万2,668円

Pro

年額21万7,800円

年額26万7,960円

最新の価格については、公式ページを確認してください。また、Unityは定期的に為替レートを確認し、円安・円高による価格調整を行う可能性があるとしています。改訂後の価格は、直近の為替レート(130~140円台)ではなく、価格改訂に伴うユーザーへの影響を考慮した措置として、1ドル=120円で算出されています。

さらに、Unityは「Unity Runtime Fee」という新たな料金制度を2024年1月1日から採用することを発表しています。この制度は、一定以上の収益とダウンロード数を達成したゲームを対象とする従量制であり、インストール数に応じて利用料が発生する仕組みになっています。
詳細や今後の動向については、公式ページなどを参照し、最新の情報を確認することをおすすめします。

Unityの最新情報や案件、料金について相談できる人材を探すならクラウドワークスがおすすめです

プランに関する変更点

Proプランは価格が変更されると同時に、以下のような新機能が追加されました。

・Unity Mars(ARアプリを開発するためのオーサリングツール)
・Havok Physics for Unity(複雑な物理演算シミュレーションを生成するための機能)

Unityを使ったお仕事・案件を探すなら「クラウドワークス」へ

Unityのスキルを活かしたい場合、クラウドソーシングサービス(※)を利用する方法がおすすめです。なかでも業界最大手の「クラウドワークス」は、仕事を外注したい企業・個人が発注者として多数登録しており、さまざまな開発案件を募集しています。

受注者として無料で登録すれば、システム上に掲載された案件にいつでも応募できるようになります。また、自身のプロフィール(Unityに関する実績や経歴、使用可能なツール、目安料金など)をきちんと入力すると、企業・個人からスカウトされる場合もあります。

【クラウドワークスの掲載案件の例】
・Unityを使ったメタバースの3Dモデル制作:時給2,000~3,000円
・Unityを使ったゲーム開発やWebアプリ開発:時給3,000~4,000円
・Unityを使ったゲーム開発案件のWebディレクション業務:月額40~60万円

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(※)クラウドソーシングサービスとは、仕事を受注したい人・外注したい人をインターネット上でマッチングするサービスのこと

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まとめ

Unityは、有料プラン(月額・年額のサブスクリプション)を契約しない限り、基本的に無料で使用できます。また、Unity公式が提供するアセットや、一部のアセットは無料で使える場合もあります。まずは無料プランや無料のアセットを使い、コストをかけずにUnityをお試しで使ってみてはいかがでしょうか。

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