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公開日: 2019.02.05 / 最終更新日: 2020.11.18

コーポレートサイトとは?目的や制作方法、必要なコンテンツのまとめ

コーポレートサイトは、その会社をまるごと知れる「会社の顔」となるため重要なことはわかるものの、いったい何を掲載したらよいのか悩んでいませんか?また、本当に作る必要があるのか考えている人もいるかもしれません。そこで、この記事ではコーポレートサイトの役割や目的、制作方法、掲載コンテンツ、参考にしたいおすすめコーポレートサイトを紹介します。

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コーポレートサイトの目的や役割


企業が運営するサイトには、営業などの本業をアピールするための「サービスサイト」や、人材採用のための「採用サイト」などがあります。しかし、「会社の顔」という役割をもつコーポレートサイトこそ、まずは作っておくべきでしょう。では、コーポレートサイトの目的や役割、ほかのサイトとの違いとは何でしょうか。

事業内容などを発信する公式サイト

そもそも、コーポレートサイトとは直訳すると「会社のwebサイト」となり、会社が公式に運営・管理しているサイトのことを指しています。ステークホルダー(株主、顧客、パートナー企業、個人など)への情報公開を主目的とし、会社概要、IR情報、プレスリリース、トップメッセージなどのコンテンツがメインとなります。

コーポレートサイト以外には、営業やブランドの浸透を目的とした「サービスサイト」、人材採用を目的とした「採用サイト」があり、それぞれ目的によってサイトの内容や見せ方を変えることが重要です。

信頼を獲得できるという特徴も持つ

あなたが商品を購入したりサービスを契約したりする際、「いったいどのような会社なのだろうか?」と知りたくなり、コーポレートサイトを訪れて会社の情報を得ようとした経験はないでしょうか。

「どのような特徴をもつ会社なのか」「事業規模はどのくらいなのか」「倒産してしまうリスクはないか」などの疑問を解消できるため、コーポレートサイトがある企業であることはもちろん、サイトの体裁がしっかりしている企業と取引したいと考えるかもしれません。このように、コーポレートサイトはその会社の信頼度アップにつながる役割もあります。

サービスサイトや採用サイトとの違い

上でも何度か紹介している「サービスサイト」や「採用サイト」ですが、これらのサイトとの違いを解説します。まず、サービスサイトとは見込み客育成や顧客獲得のためのホームページで、自社商品やサービスの資料請求や問い合わせ、購入を促す役割があります。

また、採用サイトはその名のとおり自社のリクルート情報を発信するためのホームページです。採用希望者がターゲットとなり、会社の雰囲気や業績などを載せて「一緒に働きたい」という気持ちになってもらうことで、有望な人材を集めます。

コーポレートサイトのコンテンツとは


コーポレートサイトは集客するためのサイトではなく、会社を「自己紹介」することが主な目的です。掲載するべきコンテンツは上でも簡単に紹介していますが、改めてひとつひとつ紹介していきます。

会社概要

会社概要は会社の基本的な情報なので、必ず掲載します。コーポレートサイトの訪問者は、まずこの会社概要を見ることを目的としている人も多いので、信用度を高める意味でも必ず以下項目は掲載するようにしてください。

・会社名(正式な社名)
・代表者名
・所在地(事業所がある場合は事業所も記載)
・資本金
・事業内容
・設立日
・役員名
・取引銀行

 

これらのほかにも、信用度を高めるための情報として電話番号、主要取引先、従業員数なども記載しておくと良いです。情報が変わったらできるだけ早めに直すようにしてください。

サービス・商品紹介

サービスや商品紹介も、コーポレートサイトの中では特に重要な部分です。自社はどのようなサービスや商品を提供しているのかをアピールする部分になりますので、詳細を伝えることはもちろん、しっかりと魅力も伝わるようにしてください。なお、サービスや商品紹介のためのサイトが別にあれば、訪問者がここにアクセスできるよう導線を作っておきましょう。

採用情報

募集要項を載せるほか、自社の強みをアピールしたり、社員の一日や社長からのメッセージなどを掲載したりします。採用サイトが別にあれば、コーポレートサイトからの導線を作っておきましょう。

お問い合わせフォーム

お問い合わせフォームを設けておくことで、訪問者からの質問対応がスムーズにできます。同じ場所に「よくあるご質問」も付けておくとさらにスムーズです。たくさんのお問い合わせを受ける場合、できるだけ部署ごとにフォームを設置するほうがより迅速な対応につながります。

IR情報

上場企業ならば、投資家向けの情報としてIR情報は掲載してください。投資家向けに、代表メッセージ、業績、コーポレートガバナンス、株主情報などです。

お知らせ(最新情報)

ここでは、企業の最新情報やニュースリリースを掲載します。最新情報の更新が多いほど企業の印象は良くなります。コーポレートサイトは更新頻度が低くなりがちなため、お知らせ欄はできるだけ更新するようにしましょう。

サイトマップ

サイトマップはサイト全体の地図のようなもので、ユーザビリティ向上に役立ちます。SEO的にも有利になるので設置しておきましょう。

そのほかのおすすめコンテンツ

ここで紹介する項目は必ずしも掲載する必要はありませんが、これらの内容も掲載することでより会社のことを知ってもらえます。必須ではないですが、できるだけ掲載することをおすすめします。

代表メッセージ/社員紹介

多くのコーポレートサイトで掲載されているのが代表メッセージです。代表者の写真とともにビジョンや事業への思いなどを掲載しましょう。訪問者は個人だけでなく企業であることも多いので、代表者としての信念を伝える意味でもおすすめです。

また、実際の社員を写真とともに紹介するのも、訪問者に良い印象を与えます。紹介する社員ひとりひとりの経歴や資格なども簡単にまとめておくと、ここから新しい仕事につながることもあります。

よくあるご質問

上で紹介したお問い合わせフォームを設置したら、ぜひ併せて掲載したいのが「よくあるご質問」です。何度ももらう質問はあらかじめここで紹介しておくことで、企業側にとっても対応の手間が省けますし、訪問者にとってもすぐに回答が分かるので親切です。

沿革

社歴が長い企業の場合、コーポレートサイトには沿革が掲載されていることが多いです。単なる年表形式ではなく、デザイン性をもたせると訴求度があがります。

実績

販売実績や開発実績などの実績を掲載しましょう。数字や取引先企業名など、文字だけでなく写真なども掲載することでより高い信用につながります。

お客様の声

実際に商品やサービスを利用した顧客の声を記載します。良い意見だけでまとめずにさまざまな意見をあえて掲載し、改善ためにどのようなことをしてきたのかも紹介すると良いです。

オリジナル記事/ブログ

商品やサービスなどと関連した内容のオリジナル記事を配信したり、社員が日常を綴ったようなブログ記事を配信したりするのも良いです。オリジナル記事はその業界に関する内容を「読み物」として紹介するため、まったく知識のない読者層からの評価だけでなく、ほかの企業からみても信頼につながります。ブログ記事は、社員に対する親近感を高めるだけでなく、ブログをわざわざ読みにくるようなファンを増やすこともあります。

コーポレートサイトを制作する方法


コーポレートサイトに掲載すべき内容は分かりましたが、では具体的にどのようにしてコーポレートサイト制作を進めていけばよいのでしょうか?制作の流れや注意するポイントを紹介します。

目的とターゲットを決める

すべてのサイトに共通して言えることですが、誰に対して(取引先企業なのか、個人なのか)、どのような目的で(信頼度アップなのか、業績が好調なことを伝えるためなのか、企業理念を伝えたいのか)ということを明確にしましょう。

これらあいまいなまま進めると、あれもこれもと盛り込んだ、ぼやけたサイトが出来上がってしまいます。それに加えて、予算やスケジュール感も大まかに決めておくと、制作会社との打ち合わせがスムーズに進みます。

目的やターゲットに沿ってデザイン

目的とターゲットに沿って、企業理念をメインにしていくのか、個々のブランド名を強調したものにするのか、情報を集めたポータルサイト型にするのか、などの内容を検討しましょう。

ここで重要なのが「トーン&マナー」を統一することです。具体的には、カラーや字体、全体のデザインのことです。たとえば、会社で発行しているパンフレットとコーポレートサイトのイメージが違いすぎてしまうと、受け手を混乱させるとともに、信頼低下にもつながってしまいます。

KPIを決めてPDCAを回す

サイトを作る際はKPIを立てて管理していくことが重要です。KPIとは「Key Performance Indicator」の略称で、簡単に言うと最終ゴール達成のために必要な目標値です。

たとえば、最終ゴールが世間での企業の信頼度アップとすると、「サイトの訪問者を〇〇%上げる」「サイト滞在時間を〇〇分増やす」「見てもらえるページ数を〇〇以上にする」などのそれぞれの目標がKPIとなります。KPI設定もサイトも一度作ったら終わりではなく、PDCAを回していき、課題発見や改善活動を行うことでさらに良いものに仕上がるでしょう。

おすすめのコーポレートサイトは?

おすすめのコーポレートサイトとして、3つの会社のサイトを紹介します。

ChatWork株式会社


出典元:ChatWork株式会社

ビジネスチャットツールを提供しているChatWork株式会社は、トップページのメインビジュアルで企業理念をうまく伝えている例です。いろいろな人が仕事をしている写真によって「働くを もっと楽しく、創造的に」という企業ミッションや、「自分たちがまず一歩先の働き方をしよう」というメッセージを伝えています。

江ノ島電鉄株式会社


出典元:江ノ島電鉄株式会社

江ノ島電鉄株式会社のコーポレートサイトは、交通機関企業としての情報提供と、江ノ電の情緒感の両方をうまく伝えている事例です。電車・バス・おでかけ情報などテーマごとにシンプルにまとめつつ、メインビジュアルとして江ノ電の情緒あふれる写真を採用することで旅行気分も誘っています。

ライオン株式会社


出典元:ライオン株式会社

歯磨き用品から洗濯用洗剤、ボディケア用品まで幅広い商品開発を行っているライオン株式会社のコーポレートサイトは、動画を上手く活用している事例です。企業としての親しみやすさや「次世代ヘルスケアのリーディングカンパニーへ」という新しいコーポレートビジョンをイメージした動画が自動再生されるようになっています。長さは75秒と適度で、コンテンツとしても見続けてしまう内容です。

まとめ

今回はコーポレートサイトの基本情報と制作方法や注意点などを紹介しました。コーポレートサイトは企業を知ってもらうだけでなく、優秀な人材確保という点でも重要なコンタクトポイントとなります。これから制作を考えている企業だけでなく、現在の内容の改善を検討している企業も、ほかのサイトを参考にしながら良いサイト作りをしてみてください。

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Yukifun26
消費財メーカーでマーケティングを担当。消費者調査、コンセプト・商品開発、ブランディング、メディア戦略立案、販売戦略立案などブランドマーケティング全般、WEBマーケティングについてはオウンドメディア管理、SNSマーケティング、SEOなどを実務として経験。

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