企業のイメージを決定付けるトレードマークのロゴデザインは、ビジネス戦略において極めて重要な要素といえます。そのため、ロゴ作成の需要は高く、自作できる環境も整っています。ロゴを自作したいと考えている人に向けて、スマートフォンでロゴ作成が行えるソフトやアプリについて解説します。
目次
無料のAndroid/iPhone用ロゴ作成アプリ
無料のアプリでもハイセンスなロゴが作成できます。モチーフやテンプレートを組み合わせて作るものが多いです。
CREATE
「CREATE」は、海外デザインのようなおしゃれなロゴを作成できるiPhone用のアプリです。多数のアイコンが用意されており、写真と組み合わせることも可能。また、操作がわからない場合は、動画で確認できる点も便利です。日本語よりも英字のロゴ作成に向いています。
LogoScopic Studio – Logo Maker
「LogoScopic Studio – Logo Maker」もiPhoneユーザーにおすすめのアプリです。UIが洗練されており、直感的に使えるので初めてでも簡単にロゴ作成ができます。いくつかのテーマの中から気に入ったものを選び、使いたい素材イラストを選択しましょう。
ロゴに使えるアイコンのクオリティが高く、選べる数も多いのもポイントです。ただし、すべての機能が無料ではなく一部有料となります。追加料金を支払うことで850種類以上のモチーフやフォントを使うことが可能です。
LogoFactoryApp – Logo Maker
「LogoFactoryApp – Logo Maker」はAndroid用のアプリで、主に文字を生かしたロゴを作りたい場合に向いています。ロゴに使いたい文字を入力し、フォントや文字の大きさ、色、配置などを設定するだけです。文字に組み合わせられるイラストモチーフとの組み合わせで、自分だけのロゴを簡単に作れます。
有料のAndroid/iPhone用ロゴ作成アプリ
有料のアプリでは、よりオリジナリティのあるロゴを作成できるようになります。また、操作もわかりやすいものが多いです。
InstaLogo ロゴクリエーター&メーカー
「InstaLogo ロゴクリエーター&メーカー」は、iPhoneとAndroid両方で展開しているロゴ作成アプリで、価格は370円です。ロゴの作成だけでなく、Facebookのカバー画像や端末の壁紙、名刺などを作ることもできます。
入力した文字列の色や影、グラデーションの設定はもちろん、任意の写真を取り込んで使ったり、多数用意されたロゴモチーフから好きなものを選んで使ったりすることが可能です。オブジェクトの配置も、スマホの画面をタッチすることで直感的に行えます。
DesignMantic – Logo Maker
「DesignMantic – Logo Maker」も、iPhone とAndroid両方に対応した、高品質なロゴが作れるアプリです。アプリのダウンロード自体は無料ですが、作ったロゴをダウンロードする場合に料金が発生します。プロのデザイナーが作成しているデザインモチーフが豊富なため、手軽にセンスのいいロゴが作成可能です。
自作デザインが難しい場合は外注を
アプリでロゴを作成してみて、思ったとおりのデザインにならない場合やデザインに自由度が欲しい場合は、個人やフリーランスのイラストレーターやデザイナーに外注するのもおすすめです。SNSなどで依頼先を探す方法もありますが、さらに簡単にアウトソーシングしたいならばクラウドソーシングサイトで発注してみましょう。
クラウドソーシングとは、オンライン上で仕事を依頼できるサービスのこと。さまざまなスキルや経験を持った人が登録しているのが特徴です。たとえば、業界No.1のシェア数を誇る「クラウドワークス」では、ロゴデザインのスキルを持つクラウドワーカーが2万人以上在籍しています。その中から気に入ったクラウドワーカーに直接制作を依頼をしたり、コンペ形式で多数のデザイナーから案を募集したりできます。
コンペ形式とは、不特定多数のデザイナーから任意でデザイン案を募集できる形式です。ざっくりしたイメージはあるものの細かい部分はプロに任せたい、たくさんの案の中からイメージに近いものを選びたいなどの場合に便利です。企業のロゴだとおよそ2~5万円程度が相場です。
クラウドワークスへの登録や発注自体は無料となり、クラウドワーカーに仕事を依頼した際に初めて支払いが発生します。また、発注の仕方がわからないときは「CWコンシェルジュ」という無料サービスがあります。ヒアリングした発注内容をもとに、依頼文面などを作成代行してくれるため、時間的なコストもかからずロゴ作成の依頼が可能です。
まとめ
スマートフォンであれば、移動中やちょっとした空き時間を使ってロゴを作ることもできるので、デザインソフトになじみがない方にはおすすめです。ソフトやアプリ内のモチーフをアレンジして簡単に作成できます。もし「もっとオリジナリティが欲しい」という場合は、クラウドソーシングなどを利用して、個人に発注してみるのもいいでしょう。