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公開日: 2023.09.06 / 最終更新日: 2024.04.10

ChatGPTとは?日本語での使い方やPC・スマホでの始め方をやさしく解説

ChatGPTは、日本語にも対応したAIチャットボットです。無料版でもさまざまな機能を使えることにくわえ、PCやスマホから手軽に操作できるため、多くの企業・個人が利用しています。今回は、ChatGPTの特徴や使い方、無料版・有料版の違い、ChatGPTを使用する際の注意点などを紹介します。

ChatGPTとは?

ChatGPTは、最先端のAI技術によって、まるで人間のように自然な言葉遣いで会話ができるAIチャットボットです。ユーザーが質問や相談などを入力すると、対話形式でAI(膨大な情報を学習した人工知能)が回答してくれます。
アメリカの人工知能開発・研究機関「OpenAI」によって開発され、2022年11月にリリースされました。革新的なAIチャットサービスであることに期待が寄せられているだけでなく、Microsoft社からの100億ドル投資報道などによっても大きな注目を集めています。

ChatGPTの使い方

続いて、ChatGPTの基本機能や使い方を紹介します。

基本機能

ChatGPTは、インターネット上に存在する膨大な情報を学習しています。そのため、検索で調べられる内容全般について回答することが可能です。
また、「お腹が空いた」「今なにしてる?」など、とくに意味のない日常会話にも応答してくれます。

ChatGPTでできることとして、以下のような内容が挙げられます。

・文章の生成(台本の作成、資料のひな形の作成など)
・文章の要約(長い文章の要約、添削)
・文章の翻訳(多言語への翻訳)
・グラフや関数の作成
・プログラミング(コードの生成・添削など)

日本語での使い方

ChatGPTは多言語に対応しており、日本語でもそのまま入力できます。単一のAIシステムによって多言語の特徴やパターンを理解する仕様になっているため、「ChatGPTの日本語版」のような特定の言語に特化したバージョンは用意されていません。
操作画面はすべて英語で、日本語への変更はできませんが、画面のデザインがシンプルなため英語が苦手な人でも問題なく利用できるでしょう。

有料版と無料版の違い

ChatGPTは、基本的に無料で利用できます。「ChatGPT Plus」という有料プランもあり、利用環境によって月額料金が異なります。

【ChatGPTの無料版】
・料金:無料
・バージョン:ChatGPTの既存モデル(GPT-3.5)
・入力可能なデータ:テキストのみ

【ChatGPTの有料版】
・料金:ブラウザは月額20ドル、アプリは月額3,000円
・バージョン:ChatGPTの最新モデル(GPT-4)
・入力可能なデータ:テキストと画像

無料版でも精度の高い文章を生成できますが、情報の正確性には欠ける点がデメリットです。無料版では、過去のデータ(※)をもとに回答が行われるためです。
一方、有料版にはインターネット上の情報を検索・参照するための新機能「Browse with Bing」が搭載されているため、AIが検索した最新情報をもとに回答が生成されます。そのほか、回線の混雑時にもアクセスしやすい点、応答時間が速い点など、無料版より使いやすいポイントが多数あります。

※2021年9月までにインターネット上に存在した、約570GB分の情報

PC・スマホで使うには?

ChatGPTには、PCで使うWeb版とスマホで使うアプリ版があります。ここでは、それぞれの使い方を紹介します。

PCでの使い方

公式サイトからアカウントを登録すれば、PCへのインストールは不要で、すぐにChatGPTを使うことができます。ログイン後に入力画面が表示され、日本語で質問・相談などを入力すると自動的に日本語で回答が生成されます。
なお、ChatGPTでは、質問を入力した後に画面が切り替わって回答が表示されるわけではありません。人間がリアルタイムでタイピングしているように1文字ずつ文章が生成されるため、AIが思考しながら回答しているような雰囲気を味わえます。

スマホでの使い方

ChatGPTは、スマホアプリでもPCと同じように利用できます。iOS版・Android版がそれぞれ用意されているため、自分のデバイスに合ったバージョンをダウンロードしましょう。
スマホアプリは音声入力に対応しており、録音機能もあります。そのため、質問・相談などを音声で入力すれば、自動でテキストへ変換してくれます。過去の会話を閲覧する機能もあり、これまでのChatGPTへの質問内容を後からチェックすることも可能です。

ChatGPTの活用事例

ChatGPTは、さまざまなシチュエーション・用途で使われています。ここでは、ChatGPTの活用事例をいくつか紹介します。

事例①レシピの提案

ChatGPTは膨大なデータを学習しているため、条件を指定して質問すれば、さまざまなアイデアを提案してくれます。例えば、「フライパンだけで20分以内に作れる料理を教えて。3人前。」と質問すれば、条件に合った料理を複数提案し、それぞれに必要な具材や調味料の分量、作る手順などを教えてくれます。

事例②スポーツ情報のリサーチ

ChatGPTは、普段の調べものからリサーチ業務まで、なにかを調べるときに活用できます。例えば、ChatGPTに「サッカーについて教えて」と聞くと、さまざまな情報を参照したうえで、サッカーの基本情報やルールなどを説明してくれます。要点をまとめて説明してくれるので調べものが捗り、追加で質問することも可能です。

事例③プログラムの生成やエラーチェック

ChatGPTは、作成したい機能とプログラミング言語の種類を指定すれば、自動でコードを生成してくれます。シンプルなコードであれば短時間で生成できるため、プログラミングの効率化に役立つでしょう。また、コードのエラーチェックも可能です。修正箇所を特定したい場合に質問をすれば、エラーの該当箇所や最適なコードを回答してくれます。

ChatGPTの注意点

ChatGPTを使用する際は、以下のような点に注意が必要です。

①生成した文章の正確性が保証されていない

ChatGPTは、インターネット上の情報をもとに回答するため、学習したデータの中に誤った情報があると、正確ではない回答をする可能性があります。「その情報が事実かどうか」という点よりも、単語の使用頻度や相互関係を重視して文章を生成するためです。さらに、質問の意図を理解しきれず、的外れな回答をすることもあります。
そのため、ChatGPTが生成した文章は参考にとどめ、用途に応じて回答に含まれる情報が正しいかチェックしたり、文章の校正を行ったりする必要があります。

②倫理的に不適切な表現をする可能性がある

ChatGPTは、文章の意味や善悪を正確に理解しているわけではないため、倫理的に不適切な表現を用いて回答する可能性があります。そのため、ChatGPTが悪用されるリスクを防ぐために、学習データの精査や倫理的ガイドラインを実装するといった対策が施されています。今後の動向によっては、一般的な倫理基準に即した回答が期待でき、ChatGPTに炎上リスクの判断を任せるといった活用方法も普及するでしょう。

③情報漏洩のリスクがある

ChatGPTの開発機関である「OpenAI」は、ChatGPTの機能改善や新機能の開発のために、ユーザーからのフィードバック(どんな質問・相談をしたか、どのような問い合わせがあったかなど)を活用するとしています。ただし、これらのデータの管理方法について詳細を明らかにしているわけではなく、第三者がデータを閲覧できる可能性を完全に否定できるものではありません。そのため、漏洩すると困る情報(個人情報・社外秘の情報など)は、ChatGPTへの質問として入力しないようにしましょう。

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