マーケティング
公開日: 2020.09.01 / 最終更新日: 2022.02.02

EFOツール3つを徹底比較!機能・料金・導入事例とは?

入力フォームを最適化し、コンバージョンの改善を目的に利用されるEFO(Entry Form Optimization)ツールですが、どのように選ぶとよいのでしょうか。この記事では、選ぶ時のポイント、導入しやすいEFOツール3つの機能・料金、導入事例の紹介に加え、コンバージョンをアップする手法を説明していきます。

EFOツールを比較する際のポイント


まずは、EFOツールを選ぶ際に抑えておくべきポイントを紹介します。

自社に適した機能を有しているか

EFOツールの主な機能は、入力支援・レポート機能・運用サポートの3種類です。入力支援機能には、住所自動入力、アラート、残りの入力項目数表示などのアシスト機能などが備わっています。レポート機能はこれからのマーケティング活動において活用できる情報を提供してくれる機能、そして運用サポートは効果を最大化するための機能です。ツールによって搭載されている機能は異なるので、自社のニーズを満たしているツールかどうか比較検討することが重要です。

レポート機能は充実しているか

EFOツール導入の大きな目的のひとつはコンバージョンの改善であるため、サイトの利用状況を分析することが欠かせません。そのためには、レポート機能がどれだけ充実しているか確認することが重要です。申込フォームの送信状況などのコンバージョン率、どのサイトで離脱しているかといった傾向、PC/スマートフォンどちらのアクセスが多いかを知る流入経路など、目的に見合った指標を把握できるツールを選ぶことが大切です。

スマホ・タブレット表示に対応しているか

スマートフォンやタブレットからの申し込み・入力をする人が増加していることから、EFOツールにはブラウザの利用者に加えてスマホ・タブレット利用者にも対応可能であることが求められます。スマホは画面が小さいためPCとは異なる最適化が必要です。一般的にはPCブラウザ利用を基準とするEFOツールが多いですが、スマホ・タブレットの対応有無、その場合の料金などを確認しておきましょう。

料金体系は明確か

EFOツールの料金体系は、初期費用+月額費用で設定されていることが一般的です。お試し程度に使う場合は初期費用が安いタイプを、長く使うことが決まっている場合には月額のランニングコストが安いものを選ぶのがおすすめです。ただし、ツールによって月額料金の設定基準は異なる場合があり、サイトの規模やアクセス数に関わらず一定料金のものから金額が変動するものまでさまざまです。コストとのバランスを考えながら、自社のニーズに合う・的確な分析が可能であるツールを選ぶことも重要です。

導入しやすいEFOツール3つとは?


数あるEFOツールの中でも、特に導入しやすい3つを厳選して紹介します。

EFOcats

ECサイトの運用代行などを手がける株式会社エフカフェが提供する「EFOcats」(イーエフオーキャッツ)は、タグを設置するだけでどのようなフォームでもスマートフォンから簡単に入力できる・1画面1質問のフォームに変えられることが大きな特長です。ユーザーの入力ミスや離脱を防ぐ11の機能を搭載しているほか、訪問数・離脱率・完了率・所要時間などのレポートからユーザーの離脱ポイントを確認でき、フォーム改善につなげることが可能です。

GORILLA EFO

GORILLA EFO」(ゴリライーエフオー)は、20種類もの機能を搭載しながら月額9,800円で利用できるコストパフォーマンスの高いツールです。WEBマーケティングのコンサルティング会社であるブルースクレイ・ジャパンが開発し、大手企業を含めて1,500フォームを超える導入実績と98.9%の継続率を誇ります。スマホ対応の入力支援機能は14種類を搭載しているうえ、専門のスタッフが対応するきめ細やかなサポートなどが特長です。

Form Assist

EFOツールの草分け的存在である「Form Assist」(フォームアシスト)は株式会社ショーケースが運営し、国内シェアNo.1を誇るツールです。Form Assistは過去10年の実績・ノウハウを有する専門のプロが設定から分析までの完全なサポートを行っているため、無料コンサルティングを定期的に受け続けることができるのもメリットです。これによって導入フォーム数は5,000件を超え、金融業界におけるシェアは71.3%を獲得しています。

【EFOツール比較】搭載されている機能


続いて、この3つのツールの主な機能を紹介します。

EFOcatsの場合

EFOcatsの機能の特長は、知識がなくても簡単にタグを挿入するだけで1画面1質問のフォームに変身できるという手軽さです。準備期間なども必要なく短期間で効果を実感できます。入力支援機能としては、リアルタイムアラート、進捗状況を示すプログレスバーの表示、住所やふりがなの自動入力、エラー時の背景色設定、離脱防止など、入力ミスを防ぐ機能が完備されています。

また、フォームの訪問数・離脱率・完了率・所要時間などのレポートを期間別・項目別・デバイス別で確認することもできるため、ユーザーの離脱ポイントを発見することでエラー率・離脱率の低減につなげることが可能です。

GORILLA EFOの場合

GORILLA EFOの機能の特長は、平均的なEFOツールの入力サポート機能搭載数に比べ、当ツールでは20種類もの機能を搭載していることです。チャットフォームやポップアップ機能、簡易フォームなども含まれています。また、スマートフォン対応の機能は14種類が用意されています。

それに加えて、デバイスやブラウザごとの訪問数・直帰率・離脱率・完了率・完了までの所要時間のほか、入力エラー箇所、離脱ポイントなどを把握できる分析機能も完備しています。さらに、フォームA/Bテストを実装し、簡単にA/Bテストを行うことも可能です。

Form Assistの場合

Form Assistの機能の特長としては、基本的な入力アシストや分析機能のほか、導入から設定、課題抽出から改善などといったフェーズごとにサポートを行っていたりコンサルティングが月1回受けられたりすることです。サイト運営のプロが問題点を分析して都度設定変更をしてくれることによって、知識・経験がない状態でも効率よく効果を上げることが可能です。

これまでに同社が積み重ねてきた5,000社以上のノウハウを活かして最短で改善策を導き出すことから、基本機能だけでなく各社に合ったカスタム機能を利用できるのもポイントです。

【EFOツール比較】料金や導入事例


3つのツールの料金体系や導入事例を紹介していきます。

EFOcatsの場合

EFOcatsの導入には初期費用として300,000円が発生します。これに加え、スマートフォン向けサイトのみの利用であれば1ドメインにつき月額30,000円、PC向けサイトも最適化をするのであれば1ドメインにつき月額50,000円が必要です。いずれも複数ドメインの場合は追加料金が発生します。なお、1年間分をまとめて年払いをすると、1カ月分は無料です。

導入例としては、あるECサイトの宅配クリーニング業を営む会社がEFOcatsを導入してA/Bテストを実施しながら継続したところ、入力完了率が123%となりCVRアップを実現したという事例があります。

また、高級ブランド品のオンライン買取販売を行うベンチャー企業が買取フォームにEFOcatsを導入を検討しており、A/Bテストを行ってみたところ、開始時で200%・終了時でも150%となりすぐに導入することになったそうです。いずれの事例も、「1画面1質問」というスマホ向けの簡単入力フォームが奏功した例といえます。

GORILLA EFOの場合

GORILLA EFOの導入には初期費用が30,000円、そのあとの月額利用料として9,800円が発生します。スマートフォン・PCにかかわらず1アカウント5フォームまで利用することができ、6フォーム以上利用する場合は2フォーム追加ごとに月額5,000円が追加で発生します。契約期間は6カ月からとなり、以降は6カ月ごとの更新です。

導入例としては、ある健康食品や化粧品などを扱う会社が、チラシなどのプリントメディアからWEBを中心としたマーケティングに方向転換をしたものの結果が出ず、GORILLA EFOを試してみたところCVRが一気に改善した事例があります。ROASも約2倍になり、入力フォームの最適化によって広告費の軽減につながったようです。

Form Assistの場合

Form Assistの費用はユニークユーザー数によって月額料金が決まり、0~500UUは月額30,000円、501~15,000UUは月100,000円、15,001~30,000UUは月150,000円です。30,001UU以上は別途見積となり、このほか初期費用も都度相談としています。

Form Assistの導入例としては、鉄道系カード会社がスマートフォンからの申込を増やすために同ツールと導入したところ、申込率が毎月アップして大幅なサイト改修を避けることにつながったようです。また、ある大手通販サイトではForm Assist導入後に購買率が上昇し、データの見える化によってカゴ落ち率を改善することにつながっています。いずれもForm Assist担当者によるサポートが重宝されている事例です。

EFOツールを活用しながらCVをアップさせるには?


EFOツールはサイトやコンテンツ改善を図るのに便利なツールであるものの、効果の最大化には活用できるスタッフとノウハウがなくてはどうにもなりません。社内にこのようなリソースが不足している場合はクラウドソーシングなどを利用することがおすすめです。

中でも、利用者数が国内No1の「クラウドワークス」にはさまざまな分野のプロが揃い、EFOツールの結果をもとにサイト改善やコンテンツ改善が依頼できる人材に依頼することができます。デザイナーだけでなくライターやエディター、コンサルティング可能なマーケティングプランナーなども在籍しているため、短時間で各分野のプロに同時に依頼できるのもメリットです。

ホームページ上からキーワードを入力することで人材を検索でき、各個人の実績・評価・ポートフォリオなどを簡単に確認できます。個人に依頼できるぶんコスト面や納期面などに融通が利きやすく、企業のサービスを利用するよりも低コストで依頼できるケースもあります。ぜひ資料内の発注相場や企業事例などもごらんください。

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まとめ

EFOツールはサイトのCVを改善するために必要ですが、そのためには自社のニーズに合った機能が完備されていること・分析結果を改善に反映できることが重要です。ツールを活用して効果を最大化するには使いこなせる人材やノウハウがカギとなるため、リソース不足ならばクラウドソーシングを通してプロに依頼することを検討してみてはいかがでしょうか。

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coolpolaris
広告代理店でマーケティングやストラティジックプランナー、ライター等を長年担当。専門は統合マーケティングコミュニケーションで、リサーチ実施・分析及びWEBも含めたトータルコミュニケーションプランの構築やブランディングを得意とする。WEBマーケティング経験も多数。

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