マーケティング
公開日: 2021.01.06 / 最終更新日: 2021.01.07

漫画広告を使ったプロモーション方法とは?メリットや企業事例も紹介

インフルエンサーマーケティングに代わる手法として、漫画広告を使用した漫画マーケティングに注目が集まっています。漫画マーケティングが拡大している背景には何があるのでしょうか。漫画を使った広告のメリットやプロモーション方法、企業事例を詳しく紹介します。

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漫画広告を使ったプロモーション方法とは


漫画を使ってプロモーションを行う方法は大きく3つに分かれます。1つ目は、サービスや会社の紹介時においての活用です。具体的には展示会やイベントでの配布資料、営業資料、メルマガなどへの掲載として漫画が使われ、漫画により直帰率を下げてコンバージョンを獲得することを目的としています。文字+絵の相乗効果によって難しい内容を説明しやすくなり、ユーザー側も漫画をきっかけに興味を持ちやすくなります。

2つ目は、ホームページやECサイトなどのオウンドメディアにおいての活用です。オウンドメディアの内容を漫画形式にすることで物語を読みながら知識を得られ、難しい内容でも理解しやすいという特徴があることから、主にリードの獲得を目的としています。また、次に配信される内容へとつながる・続きが気になるような作りにするケースがあり、継続的なアクセスを狙うことも可能です。

3つ目は、SNS上での活用です。Facebook・Twitter・InstagramなどのSNSは滞在時間が比較的長く、また、利用者間で急速にシェアされる・自社とつながりがない層へも情報を届けられることから、主には認知拡大を目的として活用されるケースが見られます。

こちらの記事では、ランディングページ(LP)で漫画を活用する方法などをまとめています。ぜひご覧ください。
関連記事:漫画LPデザインの効果は高いのか?主な制作方法・費用相場を紹介!

プロモーション時に漫画を活用するメリット


ここでは、プロモーション時に漫画を用いることによるメリットを4点に絞り、詳しく解説していきます。

伝えられる情報量が多い

漫画はセリフ+絵によって1コマが作られているため、伝えられる情報量が多いというメリットがあります。動画で編集すると数分~数十分間の情報量であっても、漫画ならば端的に効率よく同じ量の情報を伝えられることもあります。SNSで投稿する場合、1回の投稿でInstagramだと最大10枚、Twitterだと最大4枚を掲載できます。

ストーリーとして伝えられる

漫画はストーリーとして伝えられる利点があるため、目に入るとつい見入ってしまう・登場人物に感情移入してしまうというユーザーを増やすことができます。また、キャラクター設定やストーリー設定を入念にしておくことによって、広告感を最小限に抑えられるというメリットもあります。

SNSで拡散されやすい

SNSでの宣伝方法としてインフルエンサーを用いたやり方は広く知られています。しかし、この方法では熱心なファン層以外への投稿が広がりづらいことにくわえ、依頼するにはある程度の費用が発生します。その点、漫画は特に日本人にとって幼い頃から馴染みの深いものであり、違和感・広告感を控えめにしながら商品・サービスを紹介できます。

インフルエンサーの投稿はファン層で止まりやすい反面、漫画はストーリーやイラストによってより感情へと訴えかけるような投稿ができるため、漫画を用いることは同情・共感を呼ぶ拡散につながりやすいといえます。

中小企業は漫画との相性が特に良い

中小企業は大企業に比べて投下できる資金に限りがあります。そのため、テレビや新聞といったマス広告に多額の費用をつぎ込む方法よりも、より安価かつ長期的に認知活動を行えるほうが費用対効果は高いといえます。漫画プロモーションはマス広告よりも大幅に経費を抑えられることから、中小企業と漫画は相性が良いという声が少なくありません。

漫画広告を使ったプロモーションの企業事例


漫画広告を実際に使用している企業の事例を見ていきましょう。

toBサービスの例

労務管理クラウドサービスのSmartHRは、ダウンロード資料内にて漫画を活用しています。法律や人事業務といった専門知識の説明を漫画で行うことによって、難解な内容をより簡単に理解してもらうことが狙いです。また、その場でダウンロード可能なフォームを設置しているため、情報がほしいユーザーからの個人情報の入力につながり、リードを獲得できる仕組みになっています。

toCサービスの例

プライベートジムを全国に展開するRIZAPは、日本の著名漫画である「北斗の拳」とコラボレーションを行いました。漫画のキャラクターを用いて現在の自分と理想の自分を見せたり、1人だけで肉体改造を行うことの難しさを通してサービス利用をすすめたりする流れで漫画を活用しています。RIZAP×北斗の拳は、認知度アップだけでなくコンバージョンにつながることも目的としています。

オウンドメディアの例

世界中でサービスを展開するAmazonは、同社が運営するAWSというサービスの中のオウンドメディア内にて漫画を活用しています。このオウンドメディアは自社サービスと専門技術に関する内容を漫画で理解してもらうことを目的に立ち上げられており、興味・関心をもってもらうことで認知度アップにつなげることが狙いです。

SNSの例

SNS漫画を多く手掛けるディー・エル・イーは、10万以上のSNSフォロワー数をもつ「耐え子の日常」という漫画を展開しています。「耐えるOL」というユニークな設定をもとに、ギャグ・コント要素を含めることで、つい気になって見てしまうような漫画を制作しています。独特のキャラクター性を生かした内容が多くのインプレッションを獲得している例です。

プロモーションに使える漫画広告を制作するには?


プロモーション時に使える漫画広告を制作するには、漫画制作会社・フリーランス漫画家・クラウドソーシングサービスのいずれかに依頼するケースが多いです。個人やフリーランスとして活躍する漫画家と直接やりとりを進めやすいのはクラウドソーシングサービスの活用ですが、中でも「クラウドワークス」には経験豊富で漫画制作に特化したプロが多数在籍しています。

クラウドワークスを通して漫画家に依頼する場合、上手に進めるコツとしては、禁止事項や規制をなるべく減らして漫画家の自由度を広げることがひとつです。作家の色を出しやすくすることでファンが集まりやすくなります。また、もうひとつは商品・サービスの購入者の属性に合った作家を選ぶことです。作家のファン層と自社の商品とのイメージは合っているのかを分析しておくと良いでしょう。

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まとめ

漫画広告は、含められる情報量が多い・SNS拡散が期待できる・中小企業が活用しやすいなど、多くのメリットをもっています。SNSやオウンドメディアがない場合には、アカウント・サイトを制作して連携することでより認知や拡散につながることが期待できます。会社の目的と合っているかどうか、どのように漫画広告が役に立つのかを考え、上手に活用してみてはいかがでしょうか。

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伊藤孝介
セールスプロモーション会社を経て独立し、フリーランスで地方自治体や中小企業のマーケティングリサーチ、販促企画などに携わる。 業務拡大のため2017年に合同会社を設立し、現在経営中。 マーケティング系ライター歴5年。マーケティング用語の解説や、事例紹介、WEBマーケティングなどが得意。

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