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公開日: 2019.08.17 / 最終更新日: 2020.01.06

採用パンフレットの効果とは?掲載するべき内容や制作方法を解説!

昨今はWeb系の採用ツールに押されて、手にとってもらう機会が少ないと考えられている「採用パンフレット」ですが、制作することでどんな効果があるのでしょうか?また、掲載内容や外注先はどのように選べば良いのでしょうか?採用パンフレットのメリット・デメリットなどもあわせて紹介します。

採用パンフレットの効果とは?


求職者と企業の接点の第一歩となる「採用パンフレット」には、どのような効果があるのでしょうか?

自社への理解を深める

自社オリジナルの制作物なので、就職サイトなどのように文字数やスペースが制限されずに、自由なコンテンツで自社の魅力をアピールできます。また、Web系の採用ツールとは違い、自分の意思で検索しなくても合同企業説明会や学内説明会などで自然と目に入る、手元に残すことが可能です。

自社のファン化する

現在ではWeb系メディアなど企業の理解促進ツールが多数あるため、パンフレットの役割を認知ツールから自社のファンづくりツールとして、位置づけを変えて制作する企業も増えています。

既卒者とは違い、新卒者は業種や職種を聞いたとしてもそのイメージが全く湧かないような人もいます。そのため、自社のいろいろな職種をわかりやすく紹介し、社内の雰囲気や入社後の自分を想像しやすくして共感を生むことで、ファンになってもらうきっかけにできます。

求職者の心に残りやすい

採用パンフレットは、検索する意思がなくても、目につく場所に置いてあって少しでも目に留まることがあれば、何度でも手にとってもらえることが期待できます。そのぶん求職者の心に残りやすく、リマインド効果も期待できます。

採用パンフレットに掲載する主な内容


採用パンフレットには、具体的にどのようなことを掲載すると効果が高まるのでしょうか。

採用のキャッチコピー

表紙や1ページ目に採用されることが多いキャッチコピーは、自社のイメージに直結する大切なメッセージです。求職者が惹きつけられ印象に残るのは、簡潔でインパクトのあるコピー。自社の採用スタンスや、共感して欲しい価値観などを端的にまとめるようにしてください。

なお、自社で考えるのが難しい場合は外注するのもおすすめです。たとえば、クラウドソーシングに登録しているコピーライターなどに依頼すると、控えめな料金、かつ短納期で納品してもらえることもあります。

企業紹介

自社のポリシーや歴史などを紹介する企業理念や沿革、事業内容など、自社の概要を掲載しましょう。社長のあいさつなどもここに含まれます。単純な事実の掲載ではなく、たとえばストーリー性をもたせて紹介したり、今までのターニングポイントとなった事象をフォーカスして紹介したりすると、読む側としても楽しく理解できる内容になります。

先輩社員のインタビューや社風

実際に働いている先輩社員の声は、職種や社風、会社の雰囲気などを伝えるのに効果的です。新卒1年目の社員や中途採用社員、子育て中の女性など、さまざまな立場で働く社員のインタビューを載せて求職者の共感を醸成しましょう。立場の違いによる働き方や福利厚生、リアルな現場などを求職者目線でわかりやすく紹介します。

福利厚生や教育制度、社外活動

就職先を選ぶ重要なポイントのひとつである福利厚生や教育体制は、必ず掲載するようにします。実際の活用方法を紹介し、求職者が理解しやすいように編集しましょう。

募集要項

募集要項は採用パンフレットの必須事項であり、正確に掲載するよう心がけます。募集職種の内容やエントリー方法、募集期日など、具体的に掲載するようにしましょう。

採用パンフレットの制作の依頼先は?


採用パンフレットの制作を外注する場合、どのような依頼先があって、それぞれどのような特徴があるのでしょうか。

採用支援会社

採用支援会社にパンフレット制作を外注する場合、採用に関してはプロであるものの、キャッチコピーや構成、デザインなどは専門ではないため、一般的な制作会社に比べ劣ってしまうこともあります。ただし、採用に関するノウハウは蓄積されており、採用パンフレット制作の経験は豊富なため、効果の高いパンフレット制作を期待できるでしょう。

制作会社

一般的な制作会社やグラフィック制作会社は、採用専門ではないため、求職者が欲しい細かな情報の取捨選択などは得意ではない場合もあります。しかし、採用以外の広告などのデザインも手がけているため、「求職者にインパクトを与える・印象に残る」デザインが得意です。

クラウドソーシング

多くのフリーランスが登録しているクラウドソーシングでは、採用活動に知見のあるデザイナーや、採用パンフレット制作の経験が豊富な編集者など、自社の希望に合った制作者を見つけることが可能です。予算に合わせた依頼もしやすく、コストパフォーマンスの高いパンフレット制作が期待できます。

実際にクラウドワークスでパンフレット制作を発注された企業事例はこちらをご覧ください。
関連記事:パンフレットのデザインコストが約1/3で完成したお話:株式会社P.O.C. field
関連記事:作業が発生したら、まず発注。幅広い業務でのクラウドソーシング活用でチームは100人力に?:広尾サラブレッド倶楽部株式会社

まとめ

Web系の採用ツールに押されがちな採用パンフレットですが、検索する意思が無くても、ふとしたきっかけで目に留まったり手元に残ったりするため、リマインド効果の高いツールです。自社の魅力を存分に伝えられるので、掲載内容やデザインは求職者目線に立った要素や構成を意識しましょう。制作を外注する場合は、自社の希望に合ったパンフレットを制作できる方法を選ぶようにしましょう。

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広告代理店でマーケティングやストラティジックプランナー、ライター等を長年担当。専門は統合マーケティングコミュニケーションで、リサーチ実施・分析及びWEBも含めたトータルコミュニケーションプランやの構築やブランディングを得意とする。WEBマーケティング経験も多数。

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