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公開日: 2020.06.23 / 最終更新日: 2024.02.16

人材不足が進むとどうなる?注目すべき業界や対策、外注先選びのコツを紹介

近年、少子高齢化の影響によって労働人口はどんどん減少しており、現場の人材不足へとつながっています。今後ますます会社を担う人材が減っていくことが予測されますが、今からどのような対策をしていけば良いのでしょうか。現在困っていないとしてもいつかは行き着く問題である人材不足についてテーマを絞り、解説していきます。

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人材不足に陥りやすい業界とは?


すでに人材不足が起こってしまっている・近い将来人材不足に陥ることが予測されている業界を4つ紹介します。

医療・福祉業界

すでに人材不足が叫ばれている業界の代表格といえば、医療・福祉業界です。少子高齢化によって福祉介護の業界は需要が増しています。しかし、それにもかかわらず「なり手がいない」というのが現状です。人材不足の主な理由として、医療においては育成に時間がかかる点、福祉においては仕事量に対しての報酬が見合っていない点が挙げられます。

情報サービス業界

世界に比べて日本の情報サービス業界は遅れていると言われていますが、その理由のひとつに挙がるのが人材不足です。世界的には情報サービス業界は市場と需要が拡大していますが、他国に比べて日本の情報サービス業界は給与水準が低く、なかなか人材が育たない、外資系企業にヘッドハンティングされてしまうなどの課題があります。

飲食業界

飲食業界は慢性的に人材不足の問題が取り沙汰されています。シビアな経営を行わなければならない店舗が多く、人件費を抑えるために最小限の人員で回していることも少なくありません。

流通・運送・倉庫業界

ECが社会のインフラになりつつある現代では、流通・運送・倉庫業界が大きく発展しています。しかし、需要の拡大に人手が追いついていないのが現状です。Amazonなど一部の企業では倉庫業務をロボット化する動きもありますが、実際に物を運ぶ運送業界ではとりわけ人手が不足しています。

人材不足が進むと倒産する?


需要があっても人材が不足しているため、仕事がうまく回らずに倒産してしまう事例が増えています。人材不足による倒産で多いものは以下4つのタイプです。

1つ目は後継者不足タイプです。日本にある中小企業の多くは後継者不足が深刻です。経営者が高齢化しているにもかかわらず事業の後継者がおらず、経営者の引退または死亡とともに倒産するパターンが相次いでいます。

2つ目は従業員退職タイプです。定年退職を含め、会社の柱となっていた人材が辞めてしまうことで事業がうまく回らなくなってしまう、というパターンです。

そして3つ目は採用難タイプです。もともと人気が低い業種や給与が低い業種などは新規採用が難しく、また社員の定着率も低い傾向にあります。育てるべき人材がいないため、経営が難しくなってしまうのです。

最後の4つ目は人件費高騰タイプです。需要が拡大している業界では、必要な人材を確保するために給与相場が高くなってしまうこともしばしば。そのため人件費が高騰してしまい、経営を圧迫してしまいます。

人材不足に陥る原因と対策とは?


人材不足になってしまう原因はどんなところにあるのか、またその対策について考えてみましょう。

原因は労働人口の減少や離職率の高さ

冒頭でも述べましたが、少子高齢化の影響で日本の労働人口は右肩下がりです。そのため、物理的に働ける人が不足しているということが人材不足の理由として挙げられます。

また、バブル崩壊後から終身雇用神話が崩れ始め、転職の需要とサポートサービスなどが増えたことから、離職率も高くなってきました。人材はより流動的になり、需要はあっても不人気業種は常に人材不足に陥る…というような社会構造に変化していったことも人材不足の原因です。

ツール活用やクラウドソーシングで対策

人材不足を解消するには、人手が足りない部門や業務をツールによって自動化したり、社外に依頼したりすることが得策です。業務によっては、専門的に扱っている企業に外注することも個人やフリーランスに依頼することができます。個人やフリーランスに依頼するなら、専門的なスキルや実績を持った人が登録しているクラウドソーシングサイトを利用すると便利です。

クラウドソーシングサイトとは、インターネット上で募集から支払いまですべて完了させられるプラットフォームのこと。スポット発注での依頼や定常業務を毎月まとまった時間で依頼したい場合など、仕事内容に適したサービスを選びましょう。

ツールの活用については以下の記事でも紹介しているので、ぜひ目を通してみてください。
関連記事:企業の人材不足の原因とは?現状と3つの解決方法を徹底解説!

人材不足で外注先を選ぶ際のポイント


自社に合う外注先をスムーズに選ぶためには、ここで紹介する3つのポイントを意識してください。

コミュニケーション能力の高さ

まず確認しておきたいポイントは、外注先の担当者のコミュニケーション能力です。齟齬なく業務内容を共有できるか、問題が発生した際にスムーズに情報共有ができそうかなどを見極めましょう。

作業環境とセキュリティの安全性

業務を外注するということは自社情報の一部を外に出すことになります。そのため、情報漏洩のリスクは少ないか、セキュリティは守られるのかも重要なポイントです。秘密保持契約を結ぶのも有効な手段です。

サポート体制の充実

業務の依頼に関してサポート体制があるのかどうかもポイントです。時給で依頼する場合はタイムカード管理などが必要になります。また、万が一業務が滞ってしまった際の対応や、納品後のサポート・確認などを行ってくれるかどうかもチェックしましょう。

その他、業務を外注するメリットや外注管理のポイントなども把握しておくと、スムーズにアウトソーシングできます。
関連記事:外注管理のポイントとは?トラブルを避けるために知っておくべきこと

人材不足の解決には「クラウドワークス」がおすすめ

即戦力となる人材を確保したい場合などは、クラウドソーシングサービス(※)を利用する方法がおすすめです。なかでも業界最大手の「クラウドワークス」は登録者数480万人を超えており、さまざまなスキル・実績を持つ人材が多数登録しています。

クラウドワークスには、バックオフィス業務を得意とする人材などが登録しており、幅広い業務を外注することができます。オンライン面談を行うこともでき、職歴や保有資格、人柄などを確認してから依頼するかどうかを検討できます。また、秘密保持契約を締結できるため、社外秘の情報(売上データなど)を渡す場合でも安心して利用できます。

【クラウドワークスでの発注事例】
・一般的な事務代行(データ入力や資料作成、リサーチ業務など):時給1,000円前後
・経理や会計の代行(仕訳や記帳、領収書の整理、給与計算など):時給1,000~1,500円
・秘書業務の代行(スケジュール管理、メールや電話対応など):月額3~15万円

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まとめ

少子高齢化によって、日本はますます人材不足に陥る可能性が高いです。事実、人材不足が原因で倒産に追い込まれてしまう企業は少なくありません。人材不足をカバーする対策のひとつとしておすすめしたいのが、外部への業務委託です。自社に適したサービスを選び、人材不足による経営危機を乗り切りましょう。

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クラウドソーシングTimes編集部
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