ウェブコンテンツの隆盛や、
コンテンツマーケティングの登場により企業が求める人材のスキルには、
多様性が求められるようになってきました。
ウェブページについて得意な人材、ウェブに掲載する記事を執筆してくれる人材、
ホームページを作成する能力に長けた人材が欲しいと、ピンポイントの人材需要が高まっています。
このような需要に応えようと、多数のクラウドソーシングサイトが登場してきました。
見知らぬ大勢の人同士がひとつのサイトに集まり、
案件のやり取りをするのがクラウドソーシングサイトです。
どのようなサイトがあるのか、それぞれのサイトを比較しながら紹介します。
システム利用料の違い
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最も気になるのは、サイトを利用する際の利用料です。
案件の金額に対して一定の割合の利用料を徴収するのが一般的です。
金額に応じてシステム利用料の割合が変化する場合と、一定の場合があります。
また、支払う側はクライアント側ではなく、
仕事を受けた利用者側(メンバーやワーカー)であることが多いのも特徴です。
システム利用料の比較
クラウドワークス:10万円以内20%, 20万円以内10%, 20万円以上5%。
A社:10万円以内20%, 20万円以内10%, 20万円以上5%。
B社:なし。クライアントが報酬の15%を支払います。(デザイン特化)
C社:報酬金額に関わらず10%。
報酬金額が多ければシステム利用料の割合が減るシステムを採用しているサイトが一般的ですが、
なかにはクライアント側が支払う例や、一律の例などもあります。
サイトをよく比較し、口コミサイトなどを訪問し、
システム利用料と報酬のバランスがとれているかなど、
多くの人の意見なども参考にしてみてください。
システム利用料のメリットとデメリット
「利用料だけでそんなに取られるの!」と驚いた方もいらっしゃるかと思います。
しかし、このシステム支払うことによって発生するメリットも存在します。
それは、安心して仕事をする上ではひとつの保険となり替わるということです。
クラウドソーシングでは、契約を結んで仕事を遂行したワーカーに必ず支払いが行われるよう、
仮払いというシステムを導入しています。
なので、頑張って仕事をしたのに、クライアントに逃げられた!という心配がいらなくなります。
全てオンライン上で仕事のやりとりをする場合、実際に対面して仕事をするよりも、
だまされたり、詐欺にあうという危険性が高くなります。
なので、確実に報酬を払ってもらえるというのは、とても重要なことなのです。
反対にシステム利用料を払うことによるデメリットも存在します。
それは、報酬金額を見誤ってしまう可能性がある、ということです。
例えば、報酬金額が¥10,000円の案件があったとします。
仕事を遂行していざ報酬を受け取ってみると、
システム利用料分が抜かれてるため手元に来る報酬は¥8,000円になります。
そして、「¥10,000円でこの仕事はちょうどよかったから引き受けたのに、
¥8,000円だと単価が安すぎる」という結果を招いてしまう危険があります。
なので、お仕事を見つける際には、
「システム利用料を天引きした報酬に見合う仕事かどうか」という点に気を配る必要があります。
入金の違いも確認する
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報酬を実際に支払う方法についても、サイトによって異なります。
一般的には銀行口座への振り込みが採用されていますが、出金手数料など細かい条件もつきます。
支払いの規定
クラウドワークス:1,000円以上で引き出しが(出金)可能。
または50,000円以上か、金額に関わらずキャリーオーバーして
好きなタイミングで引き出すことが可能です。
A社:1,000円以上で引き出しが(出金)可能です。
B社:報酬確定後に入金されます。
C社:ポイントを積み上げてから換金するシステムです。最低換金ポイントは300円です。
換金は840円から可能です。
出金手数料の規定
クラウドワークス:楽天銀行は100円、その他銀行の振込手数料は500円が徴収されます。
A社:楽天銀行は100円、その他銀行の振込手数料は500円が徴収されます。
B社:振込事務手数料が必要です。ジャパンネット銀行なら200円、それ以外の銀行は500円が徴収されます。
C社:出金してもらう際の換金手数料は540円です。
手数料がお得な口座を準備しておくメリット
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振込かかる事務手数料、振込手数料は、積もるつもりとばかになりませんね。
クラウドワークやその他サイトでも、ネット専用銀行口座を作っておけば、
おおむね手数料が1/5になるので、事前の準備をお勧めします。
毎月1回出金しただけでも、1年あたりの差額は5,000円近くになります。