企業内情報システムに関する開発（マイグレーション）について

はじめまして

マイグレーションについては大小含んで開発経験もあります。
その経験から回答できる部分を書いています。

１．最初に実現性とのことですが「技術的には可能」となると思います。
現実には、現在分析にもっと時間が必要と思います。
下記の様な観点が特に気になるものです。
１）．OSの置き換えが発生するHP-UX環境から、Linux化です。
Cプログラムもあるとことですので構造体などがバグの原因になることが多いです。
２）．OracleもDBMSは変更しないとありますが、マイグレーションですと最新とは言いませんが、新しいものに変更すると検証は必要です。
３）．Javaも、バージョンが異なると検証や変更が必要になります。
「大きな非互換がない前提」で、のせかえてエラーをつぶすのも一つの手段ですが結果的に時間もコストもかかると思います。
しっかりと現状分析をして、実現性の最終判断が必要と思います。

２．作業日数やボリューム
　納品物をすり合わせてから見積りが必要です。
　ハード構成（３台と仮定していますが）は？
　既存のシステムに精通した方がいるのか？
　ローカルから、AWSに乗せ換えるのでドキュメントも修正がたくさん入ると思います。

マイグレーションは、簡単にいく場合もありますが、難しい（対処不可）場面もあります。
中途半端な回答になりますが、正式な見積りは条件をすり合わせてからとなります。

某メーカで同じようなハードウェアの寿命に伴う載せ替えを担当しましたが、構想、期間とも無謀にしか
思えません。
たかだか10台のサーバの更新に、1年（毎月5人）＝60人月かかりました。
理由は検証結果が合わないためで、その原因追究にとても時間がかかるためです。
とくにタイムアウトエラーの挙動が異なるので、プログラムの書き直しも発生したり、潜在バグが見つかったりと、
マイグレーションではなく完全に新システム開発でした。

つまりプログラム数、OS移行（同じLinux系だから大丈夫なわけはありません）も含め、AWS　を使う前提であれば
その前提に立ったプログラムに書き換えないと、動かなくなります。
（ローカル環境では全てを自分でコントロールできますが、クラウドとなると、そうはいかないですね）

お勧めはマイグレーションという考えを捨て、フルスクラッチで開発（もちろんソースは流用）がお勧めです。
マイグレーションという考えていくと、作業規模、作業期間など含めて違和感を感じるだけだと思います。

本当にマイグレーションにしたい、ということであれば、仮想サーバ上に現在と同じ構成（OS含め）を実現するのであれば
ハードウェアの寿命を考えることなく実現可能です。