クライアントによる無断転載について

>>>自作発言&無断転載は問題だと思うのですが、
>>>その「イラストを採用された場合、著作権が移動し、許される」のでしょうか？

クラウドワークス利用規約
https://crowdworks.jp/pages/agreement.html
著作権の取り扱いについては利用規約14条あたりに定義されています。

著作権とは下記に記載されている権利を含んでいます。
１）公表権　　　　　　１８条
２）氏名表示権　　　　１９条
３）同一性保持権　　　２０条
４）名誉声望保持権　　１１３条６項
５）複製権　　　　　　２１条
６）上演権・演奏権　　２２条
７）上映権　　　　　　２２条の２
８）公衆送信権　　　　２３条１項
９）公の伝達権　　　　２３条２項
１０）口述権　　　　　２４条
１１）展示権　　　　　２５条
１２）頒布権　　　　　２６条
１３）譲渡権　　　　　２６条の２
１４）貸与権　　　　　２６条の３
１５）翻訳権・翻案権　２７条
１６）原著作者の権利　２８条

著作権侵害は法的責任は民事責任追及手段として
損害賠償請求権（民７０９条）や差止請求権（著作１１２条）や名誉回復処置（著作１１５条）等々がありますが・・・利用規約で同意している部分に関しては無効でしょう。

刑事責任を考えた場合、
個人の場合は１０年以下の懲役もしくは１０００万円以下の罰金（著作１１９条１項）、
法人の場合は３億円以下の罰金（著作１２４条１項１号）などになります。

当然ながら、相手が著作権を侵害したと主張するならば、「立証」する必要があります。
つまり「著作権の存在」を貴方が所有している必要があります。
さらに裁判で裁判官に貴方の主張の正当性を証明し立証できなければいけません。

ここで問題になるのが「利用規約　１４条」でしょう。
貴方がクライアントに同意して"著作権も含めて譲渡している"のであれば、法的には貴方の主張は難しいでしょう。
（納得できないのであれば、最寄りの弁護士に相談されるのをお勧めします）

>>> コンペに参加された方の絵を転載し、とりあえずササっと描いてみたけど。
>>> と呟かれていました。
>>> 転載された方に一応ご報告しておいたほうがいいのではと思ったのですが、
>>> 仕事依頼以外の方法でメッセージを送ることはできないのでしょうか？

申し上げにくいですが、あまり意味はないと思います。
ビジネスにおいては、「契約と法律が全て」です。
利用規約に同意できないのであれば、ここの仕事に参加される事自体を再検討されるほうがよいでしょう。