外注ノウハウ
公開日: 2021.11.08 / 最終更新日: 2023.12.12

校正費用の相場を知りたい!安く依頼する方法は?

校正とは、誤字・脱字などを訂正したり表記を統一したりすることによって、文章の正確性やクオリティを高める作業のことです。校正作業を依頼できる文章の例として、チラシ・パンフレット・書籍などといった各種出版物や、Web媒体へ掲載する記事・コンテンツなどが挙げられます。今回は、校正を外部へ依頼する際の相場金額や費用を抑えるコツなどを紹介します。

校正依頼費用の相場とは?

始めに、校正費用について説明します。

校正費用の決まり方

まずは、校正費用が決まる要素をいくつか紹介します。

①原稿のページ数や文字数

1ページあたり、もしくは1文字あたりの基本料金が設定されており、校正を依頼する原稿のボリュームに応じて算出するケースです。

1ページごと、1文字ごとの計算例を記します。
●1ページごとの単価(1ページ400文字換算で〇〇円など)×依頼ページ数
●1文字あたりの単価(1文字あたり〇円など)×依頼文字数

②依頼する内容や工程

校正作業の依頼内容ごとに料金が設定されているケースです。校正で行う作業には以下のようなものがあり、依頼工程が多いほど料金も高額となります。

【主な校正作業の例】
・簡易チェック(誤字脱字の修正、表記統一など)
・文法チェック(てにをは・正しい日本語に修正するなど)
・ファクトチェック(掲載内容の事実確認・エビデンスの提示など)
・校閲(誤った内容の発見・修正)

校正のさらに詳しい内容や校閲との違いなどについては、以下の記事にまとめてあります。

関連記事:校正のやり方とは?意味やメディアでの進め方、ポイント等を紹介!

③原稿の難易度や必要工数

原稿の難易度を校正費用に加味するケースです。例えば、外国語の校正や、専門知識が必要となる校正(医療・美容、薬事法など)は、相場よりも費用が高くなる傾向にあります。
校正の難易度が高いほど作業工数もかかるため、必要工数に応じて料金が加算される場合や、「校正担当者の時給×かかった時間数」として料金を算出する場合もあります。

多くの場合、①~③を組み合わせて校正料金が計算されます。料金設定は依頼先によって異なるため、事前に見積もりをもらうなどすると良いでしょう。
具体的な金額の相場については、次で紹介します。

校正費用の相場金額

校正にかかる費用は、依頼内容などによって変動するため、ここでは1文字あたりの費用相場をそれぞれ紹介します。

【校正作業別の相場金額(1文字あたり)】
・簡易チェック:約0.5~2円
・文法チェック:約2~5円
・ファクトチェック:約5~10円
・英文などの対訳校正:約3~30円
・薬事法関連の校正:約5~15円

※ファクトチェックのみを依頼する場合、通常の校正を依頼するより割安になるケースもありますが、上記には「簡易チェック・文法チェックとあわせてファクトチェックを依頼する場合」の目安金額を示してあります。

校正費用を相場より抑えるには?

次に、校正費用を抑える方法をいくつか紹介します。

複数の依頼先から見積もりをもらう

たとえ同じ原稿の校正を依頼したとしても、費用は依頼先によって大きく異なります。依頼先の得意とする文章のジャンルや対応可能時期などを把握するためにも複数の依頼先から見積もりを出してもらうと良いでしょう。

<見積もりをもらう際に伝えること>
・原稿のジャンル(実用書・レポート・商品紹介など)
・原稿の分量(ページ数や1ページあたりの文字数など)
・依頼したい内容(簡易チェックのみ・ファクトチェックまで込みなど)

複数の依頼先に同一の条件(原稿のページ数・希望納期・難易度など)で見積もりを出してもらうと、ページ単価や文字単価、オプション料金の有無などを比較・検討しやすくなります。

予算を先に伝えておく

校正依頼費用として見込んでいる予算を先に伝えておくことで、コストダウンにつながる場合もあります。具体的な金額の提示があれば、依頼先は予算に応じた提案をしやすくなるためです。

まずは予算内で対応してもらえる校正作業の範囲を確認し、納期や担当者の条件を譲歩することで料金の割引を交渉できるケースもあります(納期は通常より長くても良い、経験の浅い担当者でも良い、など)。ただし、交渉が不可能な事業者もあるため、注意が必要です。

オプション料金のない依頼先を選ぶ

校正対象が外国語の文章や資格取得のための参考書などである場合、オプション料金を設けている依頼先も少なくありません。
そのため、専門知識が必要な分野などの校正について、大幅な割増料金が発生しない依頼先のほうが費用を抑えられます。

オプション料金が発生しない依頼先として、クラウドソーシング(インターネット上で仕事を依頼したい人・受注したい人をマッチングするサービス)が挙げられます。
なかでも業界最大手の「クラウドワークス」は登録ワーカー数が480万人を超えており、経験・スキル・知識の豊富な校正者が多数います。校正・校閲を一貫して依頼したり、ファクトチェックや多言語校正に対応できる人材を探したりすることができ、難易度や納期による追加料金はかかりません。

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余裕をもって依頼する

スケジュールに余裕をもって依頼すると、特急料金などの発生を防ぐことができ、校正のミスも起こりづらくなる(=修正料金がかからない)ため、費用を抑えることができます。また、校正作業は初稿・1稿・2稿のように、修正作業を繰り返しながら完成させるケースもあるため、校正後の文章を使用するタイミングに間に合うように早めの依頼を心がけましょう。

なお、校正を依頼する際は、クラウドソーシングや校正会社、出版社などへ問い合わせを行いますが、依頼メールの書き方や含めるべき内容などにポイントがあります。
さらに詳しい内容や校正依頼メールの例文については、以下のページで詳しく紹介しています。あわせて参考にしてください。

関連記事:校正依頼のポイントは?メリットや費用相場、依頼メールの例文も紹介

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