外注ノウハウ
公開日: 2020.01.29 / 最終更新日: 2023.02.02

ホームページ作成の相場とは?料金表や依頼前に確認すべき3点も紹介

ホームページを作成するにはさまざまな費用がかかります。今回はホームページ作成に必要な費用の相場や金額の決まり方、相場より費用を抑えるポイント、費用対効果の高い外注先などを詳しく紹介します。

ホームページ作成の費用相場とは?

はじめに、ホームページ作成にかかる相場金額を紹介します。外注先にはホームページ制作会社やクラウドソーシングなどがあり、ホームページの種類ごとに金額も異なります。

以下では、制作会社へ外注する際の相場金額を中心に解説します。

【ホームページの種類と相場金額】
ホームページの種類 制作会社の相場 クラウドソーシングの相場
コーポレートサイト 20万円~300万円 5万円~300万円
ECサイト 50万円~500万円超 5万円~300万円
ランディングページ 20万円~300万円 5万円~10万円
オウンドメディア
(WordPress)
10~30万円 5万円~20万円
オウンドメディア 30万円~300万円 20万円~200万円 

コーポレートサイト

コーポレートサイトとは、簡単にいえば企業の公式サイトのことです。企業の概要や沿革、理念、主な事業内容などを掲載するため、それほど多くの機能は必要ありません。

制作会社へ依頼する際の相場は20万円~80万円前後ですが、デザイン性やオリジナリティを重視したい場合はそれ以上の費用がかかるケースもあります。

ECサイト

ECサイトとは、自社の商品やサービスをインターネット上で販売するためのWebサイトです。自社で独自にECサイトを立ち上げて運営する場合もありますが、多くの事業者が集まるモールサイトへ出店するケースもあります。

搭載したいショッピング機能や決算方法、サイトの規模などによって金額は異なり、外注費用の相場は50万円~500万円超と幅があります。

採用サイト

採用サイトとは、求人・採用を行うためのWebサイトです。コーポレートサイトとは別に作成され、新卒者・転職者・求職者に向けて情報を発信します。まずはターゲットに見てもらう必要があるため、アクセス数を増やせるようなコンテンツの作成が求められます。

作成費用は20万円~150万円程度で、採用活動を行いたい時期に合わせて完成させる必要があります。

ランディングページ

ランディングページとは、Web広告やバナー、検索エンジンなどからやってくるユーザーが最初に見るページ全般をいいます。商品・サービスへの問い合わせや購入申し込みを誘導するために設置するページをランディングページと呼ぶこともあります。

どのようなタイプ・規模のランディングページを作成するかによって費用は大きく異なり、相場金額は20万円~300万円ほどです。

オウンドメディア(WordPress)

オウンドメディアとは、自社で所有・運営しているメディア全般のことです。商品・サービスの情報サイト、ブログなどさまざまな種類があり、広義ではコーポレートサイトもオウンドメディアに含まれます。

オウンドメディアを作成する方法もさまざまですが、広く用いられるのがCMS(Webサイトやコンテンツの作成・管理を行うツール)の一種であるWordPressです。テンプレートが用意されているため作成費用を抑えやすく、相場は10~30万円前後です。

オウンドメディア 

CMSを使用せずにオウンドメディアを作成したい場合、費用相場もアップします。オリジナルのデザインやコンテンツを用意し、集客に優れたオウンドメディアを作成するには30万円~300万円ほど見込んでおく必要があります。メディアが大規模である場合や、運営中のオウンドメディアをリニューアルする場合などはさらに高額の費用がかかるケースもあります。

ホームページ作成の相場はどう決まる?

続いて、ホームページ作成にかかる費用の相場金額の決まり方を説明します。

サイトの種類や目的で変わる

先ほど紹介したように、作成するサイトの種類によって相場金額は大きく変わります。また、以下のような目的に応じて金額が異なる場合もあります。

会社案内用ホームページで名刺代わりにしたい

会社案内用のホームページはSEO対策や機能性を重視しなくて良いため、それほど大きな費用はかかりません。所在地や事業内容など最低限の内容を記載して名刺代わりに使うのであれば、テンプレートを活用して3〜10万円ほどの費用で作成できます。
デザイン性やブランド力向上にこだわりたい場合は、30〜100万円程度を見込んでおくと良いでしょう。

集客用ホームページでお問合せや売り上げを獲得したい

集客用ホームページはデザインや機能性が重要であり、会社案内用のホームページよりは費用がかかる傾向にあります。テンプレートを使う場合は5〜30万円、独自のデザインで作成する場合は最低でも20万円以上が相場です。
デザインや機能性にくわえてSEO対策にも力を入れる必要があるため、ホームページ作成後の運用サポートを外部へ依頼する場合は追加で費用がかかります。

通信販売用ホームページでネットショップを開設したい

通信販売用のホームページにはショッピングカート機能や決済機能の搭載が必要となるため、作成費用費用の相場は50万円以上と高額です。ホームページを新規作成するのではなく、ネットショップ開設の機能がそろったサービスを利用すると費用を抑えることができます(初期費用、月額利用料などが各1万円程度)。しかし、イメージ通りのネットショップに近づけるために有料プラン・オプション機能などを導入するとまとまった金額になるケースも多いため、事前にある程度見積もりを出しておくことがおすすめです。

仕様(デザインや機能)で変わる

各サイトのデザインや搭載する機能も金額を左右する要素です。先ほど紹介したように、作成するサイトの種類や目的に応じて重視するポイントや必要な機能などが異なるため、金額も大きく異なることになります。

オリジナルのホームページを作成する場合

オリジナルのホームページを作成する場合、希望通りのデザインやレイアウトを実現することができます。搭載したい機能があれば、要件をまとめて開発してもらうことも可能です。
オリジナルのホームページはさまざまなカスタマイズができる分、料金も高額になる傾向にあり、100万円以上かかるケースも珍しくありません。シンプルな構造のホームページであっても、最低20万円ほどは予算が必要です。

システムを活用してホームページを作成する場合

プログラミングやマークアップを行うことなくホームページを作成できるシステムを使うと、比較的費用を抑えることができます。WordPressなどのCMS(Contents Management System)がよく知られており、あらかじめ用意されているテンプレートを使ってホームページを作成する場合の費用相場は3〜10万円ほどです。CMSをカスタマイズしてホームページにオリジナリティを出したい場合、作成費用相場は20〜30万円前後になります。
まったくのオリジナルでホームページを作成する場合に比べて独自性の面では劣りますが、費用面ではかなり安く済ませることができます。

依頼先で変わる

ホームページを自社で作る場合と外注する場合では費用相場が変わります。また、完全オリジナルのサイト制作を外注する場合と、ホームページ作成ツール・CMSなどを使う前提で外注する場合でも費用が異なります。

自社内で作る場合

ホームページ作成ツール・CMSなどを活用して社内で制作する場合、人件費以外の費用は原則としてかかりません。ただし、独自ドメインの取得(取得時に数百円~数千円、年度更新費に数千円程度)、サーバーのレンタル(月額数百円~数千円程度)、ホームページ作成ツールやCMSの有料プラン・有料プラグイン・有料テーマの購入(費用は各ツールによって異なる)などを行う場合、適宜費用がかかります。

制作会社に依頼する場合

ホームページの制作会社に依頼する費用は、依頼する内容によって異なります。特殊な機能を搭載する必要のない一般的なコーポレートサイトの制作は、5ページ前後で20万円~が相場です。
また、予約機能や決済機能などが必要なECサイトの場合は、おおむね50万円~を想定しておくと良いでしょう。さらに高度な機能を実装したり、自社特有の機能をカスタマイズしたりする場合、それ以上のコストがかかることになります。

その他のホームページを作成する際の金額相場については、上記の表や説明をご参照ください。

フリーランスに依頼する場合

クラウドソーシングサービスなどを使ってフリーランスにホームページ制作を依頼すると、制作会社に依頼するよりも費用を抑えられる可能性があります。
内容や作業量によって変わるため一概には言えませんが、5ページ程度のホームページであれば5~10万円前後で依頼できるケースもあります。制作にあたってチーム編成が必要となる多機能・高難度なホームページについては100万円を超えることもありますが、同程度のホームページを制作会社へ依頼するよりは安価な傾向にあります。

ホームページ作成費用を抑えるには?

ホームページを自社内で作成する場合・外注する場合のどちらであっても必要となるのが初期費用(ドメイン取得費用、サーバーのレンタル費用など)です。そのため、ホームページ作成費用を抑えたい場合は初期費用以外のコストをカットする必要があります。

自社内でホームページの設計・作成・運用などを行うのが難しい場合、これらの固定を一貫して依頼できる外注先を探すことが費用を抑えるポイントです。作成したいホームページの規模や難易度に応じて、適した外注先を探しましょう。

ホームページを含むWebサイト作成に必要な工程や費用については以下の記事に詳しくまとめてあります。

関連記事:Webサイトの制作フローとは?工程の流れやスケジュール、費用相場も紹介

ホームページ作成ならクラウドワークス

ホームページ作成の依頼先としておすすめなのが、480万人以上の登録ワーカー数を誇るクラウドソーシングサイト「クラウドワークス」です。
大企業や政府など、70万社を超える企業の利用実績があり、ホームページ関連の案件も多数受注しています。

以下、発注に役立つポイントを紹介します。

幅広い仕事を簡単に発注できる

ホームページの制作だけでなく、企画・運用・SEO対策・リニューアルなどを依頼できる人材も多く、複数の工程をまとめて依頼することも可能です。
クラウドワークスへの登録料は無料で、案件の掲載やワーカーの検索にも費用はかかりません。発注初心者へ向けた「CWコンシェルジュ」というサービス(発注方式や予算などを電話で相談できるサービス)を展開しており、こちらも完全無料で利用できます。

発注事例や相場がひと目でわかる

クラウドワークスでは、過去の発注事例や相場金額などの情報を公開しています。たとえば、以下のページを見ればホームページ制作の発注事例や料金相場、依頼ステップなどがすぐにわかります。

ホームページ制作の発注に役立つ情報まとめ(事例・料金・依頼方法など)

他の仕事の発注相場や目安納期についても、一覧で確認することができます。以下のページで相場と納期を確認し、詳細は上述の「CWコンシェルジュ」へ相談するという使い方もできます。

仕事別の報酬相場・目安納期一覧を見る

希望のワーカーをすぐに探せる

以下のページのように、依頼したい仕事カテゴリを「ホームページ作成」に指定して、一定の経験やスキルを持つクラウドワーカーを探すことができます。検索でヒットしたワーカーのプロフィール画面からは、対応可能な業務の範囲やレベル、クラウドワークスでの受注歴や他の発注者からの評価などといった詳細な情報を確認できるため、発注時のミスマッチを防げるメリットもあります。

ホームページ作成のスキルを持つクラウドワーカー一覧を見る

その他、さらに詳しい情報が掲載された資料は以下から無料でダウンロードできます。

クラウドワークスの使い方や事例、発注相場がわかる資料をダウンロードする

最小限のコストでホームページ作成をプロに依頼するには?
全国のプロが登録する「クラウドソーシング」がおすすめです。利用企業の声やサービス利用の流れはこちらです。▶クラウドソーシングの利用企業500社から聞いた調査結果を大公開

まとめ

ホームページの作成費用相場は、ホームページの種類や目的、デザイン、機能などに応じて変動します。また、CMSやテンプレートを使用して作成する場合と、完全オリジナルで作成する場合では費用が大きく異なることを把握しておきましょう。ホームページ作成費用を抑えるには、コストパフォーマンスの高い外注先へ設計・作成・運用などを依頼することが効果的です。まずはどのようなホームページを作成したいのか構想をまとめ、適した依頼先を探してみてはいかがでしょうか。

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広告代理店でマーケティングやストラティジックプランナー、ライター等を長年担当。専門は統合マーケティングコミュニケーションで、リサーチ実施・分析及びWEBも含めたトータルコミュニケーションプランやの構築やブランディングを得意とする。WEBマーケティング経験も多数。         

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