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2019.05.27
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中間管理職が果たすべき役割とは?社内での存在意義と心得を解説

企業には欠かせないポジションとも言える中間管理職。具体的にどういう立場を指すのか、求められる役割は何なのかなど、意外に知らない人も多いでしょう。この記事では、中間管理職の基本的な役割や必要性だけでなく、中間管理職ならではの問題点や大切な心得も紹介します。

中間管理職とは?


中間管理職とは、自分よりも立場が上の管理職の指揮下に置かれている管理職のこと。つまり、部下を持ちながら管理職の仕事をこなす一方で、上位の管理職の部下としての役割も果たします。

もちろん、企業によって組織構造はさまざまなので、どの役職が中間管理職になるのか断定することはできません。しかし、一般的には課長、係長、主任などが中間管理職に当てはまると言えます。

上司と部下の板挟みを原因とするストレスが生じやすいと言われますが、そのぶん大きな魅力もあるポジション。裁量権を持ちながら組織を動かせるようになり、やりがいも感じられるでしょう。

中間管理職の役割や必要性とは?


中間管理職の役割や必要性について簡単に紹介します。

担当組織の業務改善、目標達成

中間管理職は、担当する組織全体のマネジメントを能動的に行う必要があり、業務改善に向けて日々努力しなければなりません。前線で仕事をすることもありますが、基本的には命令を出して部下を動かすことが多いです。

部下のスキルや性格を見極め、適材適所に仕事を配分し、その進捗を管理します。また、部下1人ひとりに目標を設定し、組織を成長させていく役割も求められるでしょう。

組織の生産性を上げるために、部下がコア業務に専念できる環境を整えることも大切です。ムダな業務を止めたり非コア業務をクラウドソーシングで外注したりする決断力は、中間管理職に必須の要素だと言えるかもしれません。

人材育成(部下の育成)

中間管理職に求められる役割として、部下の育成も挙げられます。人材育成は短期的に実行できるものではないので、長期的な計画を立てて部下を育成することになります。

さまざまな経験を積ませたり、資格取得を促したりすることはもちろん、自分自身が部下の見本となるよう行動していかなければなりません。また、単に仕事を割り振るだけでなく、部下が困っている時には適切なアドバイスをするなど、部下を自然にサポートすることも大切です。

中間管理職が直面する問題点


中間管理職が直面しやすい問題点を紹介します。

PDCAサイクルができていない

PDCAサイクルの実施は、中間管理職の大切な仕事のひとつ。PDCAサイクルを回しながら業務を改善し、部署や部下の生産性を上げていくことが求められます。しかし、実際にはPDCAサイクルをうまく回せていない中間管理職は少なくありません。

管理職は、大きく以下の3つのタイプに分けられます。
・放任型
・管理型
・役割設定型

部下に任せきりになってしまう「放任型」では、言うまでもなくPDCAサイクルは実施できません。また、「月に30社は訪問しろ」「毎日1時間は残業しろ」というような基準を設定する「管理型」も、結果が出にくいと言えます。

PDCAサイクルを回しやすいのは、組織の目標を共有したうえで1人ひとりに明確な役割を与える「役割設定型」の中間管理職です。

上司と部下の板挟み状態

中間管理職は、良くも悪くも上司と部下の橋渡し的存在。両者の板挟み状態になることも多いです。

当然ですが、中間管理職に対して上司が求めるものと部下が求めるものは異なります。そのため、両方向へ気を遣わなければなりません。業務量が増えて仕事の責任が大きくなる中、精神的なストレスも生じやすいと言えるでしょう。また、同様のポジションの人が身近にいない場合も多く、悩みを相談できずにストレスを抱え込んでしまうケースもあります。

中間管理職で大切な心得とは?

コーチング技術による関係構築

人材開発の手法のひとつであるコーチング。対話を通して相手の自己実現を図り、目標達成を促す技法です。中間管理職にとって、高いコーチング技術を身につけることは非常に大切だと言えます。部下あるいは上司の話をよく聴き、適切なコミュニケーションを取ることができれば、より良い関係構築につながってストレスも減るでしょう。

中間管理職は業務量が多く、部下としっかり対話する機会が少なくなりがちです。自発的な行動を促すようなコーチングをするには、部下の本音を把握する必要があります。そのためにも、日頃から観察・傾聴の姿勢を心掛けるようにしてください。

プレーヤーではなく部下に任せる

中間管理職は基本的に、命令を出して部下を動かし組織のマネジメントを行います。プレーヤーとして前線で仕事をする場合もありますが、部下の教育やマネジメント業務に専念するほうが賢明だと言えるでしょう。

例えば、担当顧客を持ちながら中間管理職になってしまうと、いつまでも現場から離れられず、中間管理職本来の管理業務が疎かになってしまいます。初めは違和感を覚えるかもしれませんが、組織全体のためには現場の業務は部下に任せなければなりません。中間管理職に求められるのは「他人を通じて業務責任を果たすこと」です。部下の仕事をプレイしないよう注意してください。

まとめ

中間管理職の基本的な役割や必要性について徹底解説しました。中間管理職は上司と部下の板挟み状態になることも多く、ストレスを抱えやすいポジションです。一方で、やりがいや魅力も大きいはずです。この記事で説明した中間管理職の問題点や大切な心得を参考にして、組織や部下を上手に動かしてみてください。

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にしすん
早稲田大学商学部卒業後、コンサルティング会社で人事業務を担当。新卒・中途採用全般に携わる。 その後、フリーランスとして独立。WebマーケティングやWeb広告の分野で活躍中。マーケティング・金融・会計・人事労務など、幅広い知識を持つ。

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