日本最大級のクラウドソーシングサービス「クラウドワークス」。
登録ワーカー数480万人と多くの方に利用されている一方で「クラウドワークスはやばい」といったネガティブな口コミを目にすることがありますが、実際はどうなのでしょう?
今回は、クラウドワークスがやばいと言われている実態に迫ります。
目次
クラウドワークスがやばいと言われるのはなぜ?
まずは、クラウドワークスの利用者の口コミを見てみましょう。
高単価案件の受注難易度が高い
「受注できる人とできない人の差がはっきり分かれている。条件のいい案件は競争率も激しいので、スキルより低報酬で勝負するしかないように思います。」
「特別なスキルを持たない人は、高単価な案件の受注が難しい。低単価なアンケートなどでは多く稼げないので、効率的ではないから。」
高単価案件にはハイスキル人材からの応募が集中するため、受注難易度が上がるケースもあるようです。副業で少し稼ぐだけならよいかもしれませんが、低単価案件だけで高収入を得るのは難しいのもまた事実。
高単価案件を獲得するなら、最初は経験の積める案件を見極めてスキルを積み上げるなどの工夫が必要になるかもしれません。
発注者と連絡がとりづらい
「今回の方はメッセージでの対応も、コミュニケーションも迅速に行っていただけました。楽しく仕事が出来たと思います。しかし、他の方で、検収後の連絡がないまま、仕事が止まっている状態の時があります。」
案件によっては、長時間連絡がとりづらい・途切れてしまうといったケースもあるようです。
この問題は案件を担当する人に起因するところが大きく、クラウドワークスに限らず事前の対策が難しいのが現状です。
しかし、発注者に対する評価やコメントを受注前に確認し、良い評価の案件のみ受注することは可能です。
また、もしクライアントと連絡が取れなくなってしまった場合、まずは事務局に相談するとよいでしょう。事務局がクライアントへの連絡を代行してくれます。
万が一、納品後に連絡がとれなくなってしまった場合は、クライアントに代わって事務局が検収手続きを進めてくれるケースもあります。
契約外の仕事の依頼がくる
「申し込み当初の案件内容と全く違う内容を途中から提示してくる方など、不審に思える仕事相手が複数見受けられた」
契約当初と異なる仕事の依頼が来るケースもあるようです。
契約時に提示した業務の範囲外の仕事を依頼したい場合、発注者は契約条件を変更して受注者から同意を得る必要があります。
そのため、まずはその旨を発注者に伝えましょう。
それでも折り合いがつかない場合は、契約を辞退するか事務局へ相談するとよいかもしれません。
どうやって悪質な案件を見抜けばいい?
続いて、悪質な案件を見抜くポイントをいくつか紹介します。
発注者の評価を確認する
クラウドワークスでは、案件の終了時に発注者と受注者が相互評価を行う仕組みを採用しています。受注者から良い評価や感謝のコメントを多く寄せられている受注者の案件は、優良・安全である可能性が高いです。
一方、受注者からの評価が低かったり、苦情のようなコメントが寄せられていたりする発注者の案件は避けた方がよいでしょう。
好条件の案件を掲載しているにもかかわらず受注者からの評価が低いような場合、発注者の対応や仕事の進め方などに問題が見られるケースがあります。
発注者が「本人確認済み」かチェックする
クラウドワークスでは、発注者・受注者のどちらにも「本人確認」(任意)を実施しています。発注者が法人である場合は登記簿謄本(発行から3カ月以内のもの)を提出し、クラウドワークス側に承認されれば本人確認が完了します。
発注者のプロフィール欄に【本人確認済み】と表示されていれば「法人としての重要情報をクラウドワークスへ提出したうえで発注を行っている企業」であるとわかり、参考になります。
また、信頼性の高い発注者であることがクラウドワークス事務局に認定された場合、プロフィール欄に「認定クライアント」マークが表示されるため、そちらもあわせてチェックするとよいでしょう。
なお、本人確認済みでない発注者・認定クライアントマークがない発注者=悪質、というわけではなく、ほとんどが優良な発注者です。受注者からの評価やコメントとあわせて、あくまで参考情報のひとつと考えてください。
もしやばい案件・悪質な案件に関わってしまったら?
では、実際に「やばい案件・悪質な案件」に関わってしまった場合はどうすればよいのでしょうか。
すぐに実践できる具体策を紹介します。
事務局へ相談する
「やばい案件・悪質な案件」に関わってしまった可能性があるとき(案件の内容が適正かどうか確認したい、発注者の対応に疑問があるなど)には、まず事務局へ相談してみましょう。
問い合わせの際には、案件の仕事タイトルやURL、発注者名などの情報があるとスムーズに回答してもらえるケースが多いため、URLのメモ・スクリーンショットなどで案件情報を保存しておくことをおすすめします。
事務局へ通報または違反報告をする
利用規約に違反していることが明らかな案件・発注者については、受注者自身が事務局へ通報または違反報告を行うことができます。
【通報・違反報告の方法】
・規約違反の案件・発注者を見つけた場合→お仕事情報ページに用意された『この仕事を通報する』ボタンを押下
・規約違反の発注者とやり取りを行った場合→メッセージのやり取りページに用意された『違反報告する』ボタンを押下
事務局へ速やかに違反情報を提供することで、やばい案件・悪質な案件の減少に役立つだけでなく、他の受注者への被害を防ぐことにも貢献できる可能性があります。
発注者へ【契約途中終了リクエスト】を送る
一度は契約を結んだ発注者に不審な点があったり、仕事条件に納得がいかなかったりする際は、発注者へ【契約途中終了リクエスト】を送ることができます。リクエスト送信から1週間が経過しても発注者が同意(または拒否)をしない場合は自動的に契約が終了するため、連絡が取れなくなった発注者などにも使える方法です。
なお、未確定の報酬や未払いの超過分があるために【契約途中終了リクエスト】を送れないケース、契約の途中終了によってプロジェクト完了率が低下してしまうケースなどもあるため、不明点がある場合は一度事務局へ相談してみると安心です。
クラウドワークスがとっている安全対策
ここでは、クラウドワークスが受注者のために行っている施策・取り組みを紹介します。
「安心安全宣言」による取り組み
クラウドワークスでは、受注者へ安心・安全な環境を提供する「安心安全宣言」を提げ、以下のような取り組みを行っています。
まず、24時間365日体制で案件のパトロールを行うことで悪質案件を検出し、利用規約やガイドラインに違反する案件については掲載中断・利用制限などの措置をとっています。
また、直接取引の強要をはじめとする不審行為を厳しく取り締まり、適正報酬での取引を促進しています。発注者と連絡がつかなくなった際のサポートや、優良発注者の可視化(クライアント認定制度)なども実施しており、受注者が安心して仕事に打ち込むための施策を重ねています。
受注者からの要望や問い合わせを受け、改善点の検討・反映も継続的に行っています。
個人情報保護方針の定期的な見直し
クラウドワークスでは、個人情報保護方針の定期的な見直しを実施しています。
個人情報の取扱い・委託・提供・開示などを改訂した際には、その目的や内容、適用日を受注者へ通達し、確認を促しています。
受注者の個人情報を適切に管理することは、悪質な案件・発注者との関わりを防ぐことにもつながります。
まとめ
クラウドワークスに対するネガティブな口コミが存在するのは確かです。
しかし、その内容は他のサービスでも起きうる問題が多く、それに対する対処法も確認できたため、サービス利用前に過度に心配する必要はないでしょう。
また、口コミを調べていく中で、下記のような良い口コミも数多く見かけました。
■受注者の良い口コミ
・お仕事をいただけるようなスムーズなシステムがあり、コツコツとお仕事をこなせば、スカウトや相談などの評価をいただけてやりがいがとてもあります。
・案件が豊富で、仕事を見つけやすい
・在宅で自由にお仕事ができるため、子育て中のママさんにおすすめ
・初心者でも仕事を始めることができ、門戸が非常に広いと感じた
・副業を探している方は、スキル向上はもちろん信頼関係や実績も構築できる良い環境だと感じています。
・自分の好きなことが仕事でできる
「案件が豊富」「初心者でも始めやすい」「副業にピッタリ」等のメリットもたくさんありますので、クラウドワークスの利用を検討してみてもよいかもしれません。