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もともと雑誌媒体のエディトリアルがメインのプリプレス系デザイナーですが、諸事情ありましてイラストレーションの方に軸足を移そうかと考え始めています。
そこでたいへん僭越ながら現役イラストレーターの諸先輩方にお聞きします。一応正規の美術教育こそ受けているものの、イラスト案件に関する当方の過去の実績は、勤め人時代、子ども向け媒体にカットや4コママンガを社内の該当部署に頼まれてちょこちょこ描いたことがある(線画は手描き+彩色はPC上)程度です。こんな私が「CGイラストのイラストレーター」としてやっていくことは可能なのでしょうか? また、もし肝に銘じておくべきことがあるとしたらそれは何でしょうか?(萌え系イラストのいわゆる「絵師」を目指したいわけではありませんので、念のため)
ちなみにアバターのイラストは当方の作例のひとつで、子どもの学校の催しで実行委員会に頼まれ、恥ずかしながらフライヤーを制作した時に描いたものの一部分です。
さらに付け加えれば、Illustratorでのベクターデータによる作画は苦手なので、手描きと感覚が近いPhotoshop(ビットマップデータ)系でやっていければ、と考えています。もちろん、掲載媒体の性格によりけりであることは理解しているつもりです。
なお、当方は既婚かつ小学生の子どもが1人おりますが、連れあいがそれなりの給与をいただける有資格者であるため、経済的に「もう打つ手がない」というほど切羽詰まっているわけではありません。
以上、よろしくお願いいたします。長文失礼いたしました。
ある程度業界のご事情はご存知と思いますが昨今、イラストレーターで生計の主たる稼ぎ手を
担うのは困難と思います。ただあなたの場合、主夫という恵まれたお立場なの可能性は
あるのではないのかなと思いました
考えるべきことはイラストをお金に変換する手法なら、あらゆる手だてを考えることだと
思います。競争の激しい社会で「イラレは使えません」ではハンデになってしまいますし
フォトショップ作画でも基本塗りにイラレを利用したりもします。カット描きなんかを
考えておられるならイラレは使えた方が良いのではありませんか?
ぜひ家庭の切り盛り主夫技術をみがきながらイラストも、可能なら前職のデザインも仕事に
生かして考えられるのが良いのではないかと思いました。
(すでにそうですが主婦イラストレーターは多いです。時間調整の効く主婦業と
イラストレーターはつれあいの理解があるなら良い方法だと思います。
でも男性の完成や知識のいる仕事はかならずありますから、主夫でイラストレーターの
できる立場はアドバンテージがあると思います。)
metabo様
アドバイス、たいへんありがとうございます。こちらでmetabo様が公開されている作品も拝見しましたが、すばらしいクオリティに驚きつつ若干ヘコみました(笑。あの作品は、イラレとフォトショの併用ですか?)。
「カット描きならイラレ」——そうですよね。大体どの媒体を見ても目にしますから。エディトリアルデザインなどを長年やっていたおかげで、いつかは書籍の装画だの挿絵だのといった身の程知らずな夢を見たりもしているのですが…まずはすぐにできる仕事からコツコツとやっていくべきなのでしょうね。
正直「主夫」を名乗れるほどの到達度は先方も求めるつもりは無いようなのですが(苦笑)、ひとまず自宅で仕事してくれてることで今もそれなりに重宝されてはいます(洗濯は一番好きな家事です!)。
実際それなりに仕事が軌道に乗ってきたと仮定した場合、おおよその収入は「主婦のパート並」といったところでしょうか? 連れあいいわく「うまくいって月20前後になるんなら万々歳」とのことですが、そこまでに至るには相応の積み重ねを要するだろうと愚考いたします。
サワナカ さま
はじめまして、、経歴25年目のイラストレーターです。
ご質問・『個人的視点』でお答えいたします、、
*「CGイラストのイラストレーター」としてやっていくことは可能なのでしょうか?
☆できますよ〜 あなた次第です!
*Photoshop(ビットマップデータ)系でやっていければ、、、
☆大丈夫ですよ〜 最近そういう同業者ゴロゴロいますし、、これまた、あなた次第です!
年齢が40歳代ってのが一番の『懸念』ですが、幸いにも理解ある奥さんがいらっしゃる
みたいですし、、業界未経験者じゃ無いみたいですし、、
ただ、、、
もし、あなたが『イラスト初心者』の場合、仕事が軌道にのって『安定』するのは、
最短でも『 5年後 』です。
そのくらいは必ずかかります。
それまでは、ほぼ『無収入』を覚悟しなければならないでしょう、、、。
『 40歳代からの再就職 』と『イラストレーター』
じっくり天秤にかけて後悔ない選択をしましょう、、。
すべて、あなた次第 !!
この言葉だけは『真実』です!!
あなた様の今後に期待します、、、。
古賀としお さま
ご回答いただきありがとうございます。
古賀さまのポートフォリオを拝見しましたが、その量・質・バリエーションに喫驚しつつ、僭越ながら当方が考えている「自分のイラストレーションの方向性」に近い感じがするとも思いました(←イラスト初心者のたわ言ですスイマセン)。
>『安定』するのは、最短でも『 5年後 』です。
>それまでは、ほぼ『無収入』を覚悟しなければならないでしょう
そうだろうと思います。一般論としても、なんであれ一つの仕事を「ひとまず理解する」だけで3年かかるわけですから。「無収入」は現在の方面の仕事で少しでも埋め合わせていきながら、一定水準のクオリティを保てる画力とその方向性を定め、営業先の開拓(最初は持ち込みなんでしょうね、やっぱり)を進めていけるようにしたいところです。
連れあいと子どもには負担をかけてしまいますが、その借りを返せるくらいにがんばってみます。
いつかは当方も「高額案件にしか興味が無い」と言えるように(笑)なりたいです!
こんにちは。環境としては近いものがあるなと感じました。年齢も近いです。
デザインもしていますが、7割ぐらいがイラストの仕事です。
metabo様の言われる主婦イラストレーターの1人といいましょうか…私もまだまだダンナ様に養ってもらっている身です。
出産を機にフリーになったのですが、当時はまだペンタブも無く、線画をスキャンして色を付けたり、地道にイラレでトレースといった作業をしました。(今となっては懐かしいです。)
カットのお仕事も多いのですが、aiでの納品を求められることがほとんどで、最終的にはイラレで直接ペンタブで描くのが効率が良く、フォトショップをあまり使う事がなくなりました。修正や納品が簡単ですしね。
私の場合はすごく恵まれていて、最初に単発ですが仕事があってフリーになったので、その後そこからの紹介、またそこからの紹介…と少しづつお仕事が増えていきました。
クラウドソーシングが全ての収入源だと厳しいですので、定期的にお仕事をいただけるような所と契約できるといいですね。
地道に丁寧な仕事をしていれば、評価してくださるクライアントとは長く付き合っていけます。
子どもも大きくなるにつれて仕事も楽になりますので、頑張ってくださいね。
「高額案件にしか興味が無い」私も言えるようになりたいなぁ…。
hamubon さま
はじめまして。ご回答いただき誠にありがとうございます。
急ぎの仕事がありましたのでお返事が遅れました。ひらにご容赦ください。
「お仕事相談所」でよくお見かけするソウソウたる回答者の方々が、次々と現れてはアドバイスをくださるので、非常にありがたく感じつつも緊張・恐縮の連続です(苦笑)。
こちらでの作品も拝見しましたが…「すごい」のひと言です。質はもちろん、量が圧倒的。クラウドワークスを介さないお仕事がまた別にあると思うと、頭がクラクラしてきそうな稼働率ですね。これだけの稼働率でも「まだまだダンナ様に養ってもらっている身」とは…謙遜に過ぎるというか「道は遠い」というか、いやおせじ抜きに頭が下がります。またhamubonさまが相当にこなれた「イラレ使い」でいらっしゃるので、metaboさまのおっしゃる「イラレができなきゃハンデ」のひと言が余計リアルに迫ってきます。
>aiでの納品を求められることがほとんどで、最終的にはイラレで直接ペンタブで描くのが効率が良く、フォトショップをあまり使う事がなくなりました。
自分もペンタブを購入し時々いじってはいるのですが、もっぱらフォトショばかりなので「イラレで描く」という感覚が正直つかみかねます(おそらく「マウスがペンに入れ替わっただけ」なのだろうとは思いますが)。「ベジェ曲線を理解していない」ということはないつもりですが(クリッピング作業は死ぬほどやってきましたので 笑)、hamubonさまほど自由闊達にはベジェを使いこなせていないですね。ちょっと修行が必要なようです…。
>私の場合はすごく恵まれていて、最初に単発ですが仕事があってフリーになったので、その後そこからの紹介、またそこからの紹介…と少しづつお仕事が増えていきました。
うらやましいです。当方の勤務していた出版社はかなり閉鎖的?な業界とつながっているのみだったため、退職後に「以前の会社つながりから広がるクライアントの輪」みたいな幸運にはほとんどありつけませんでした。営業が元々苦手だったこともあって、今もお客様探しには四苦八苦しています。
>地道に丁寧な仕事をしていれば、評価してくださるクライアントとは長く付き合っていけます。
結局はここに行き着くんですよね。クライアントさんに喜んでもらえる仕事をコツコツこなしていくことがやはり最も重要ということで(ということは、今までの自分の仕事スタイルが…?)。
すっかり長文になってしまいましたね。当方もやっぱり「高額案件にしか興味が無い」言いたいです(笑)。
貴重なアドバイス、どうもありがとうございました。
サワナカさま
もうすでに沢山の方がご回答なさっているので、補足と思って読んで頂ければと思います。
私はデザイン業界に身を置いてからの経験年数もサワナカさまに比べれば微々たるもので、
それでもちょこちょととイラストも描いていますが、サワナカさまのほうが
デザインに関する基礎知識は十分お持ちだと思います。
そこで、ご存知と思うのですが、イラストと一言で言ってもいろいろあって、
アニメ系からファッション系、シルエットっぽいもの、おっしゃられる「萌え系」など色々です。
私の場合、ずっと子供のときから趣味でPhotoshop(ビットマップデータ)系を描いてきましたが
まだ商用に耐えれるレベルではないと判断し、こちらはまだまだ修行しつつ、シルエット系の
イラスト(ベクター系)をロゴやアイコンのコンペ等で必要な際に出しています。
そしてサワナカさまは逆にPhotoshop(ビットマップデータ)系でやって行ければとのこと
なので、むしろそっちを中心に極めてはいかがでしょうか?
そして余力が出てきたらベクター系にも挑戦するなど…。
例えば、セルシスという会社のCLIP STUDIO PAINTや、SAI (対応はwindowsのみですが)
などのソフトは格安ですし、試されてみてはいかがでしょう?
Photoshopはその名からも写真の加工補正が一番の目的なので、
イラストなら上記のようなソフトのほうが扱いやすいとお感じになられるかもしれません。
ソフトについての補足になってしまいましたが、お役に立てれば幸いです。
あと、自分の話になって申し訳ないのですが、ルーミスやジャック・ハムなどの
人体の基本の教科書は常に手元に置いています。ソフトだけが扱えるようになっても、
基礎的なデッサン力等がないと、と常に肝に銘じています。
Alopex さま
はじめまして。深夜にもかかわらずわざわざご回答をいただき、たいへん恐縮です。
やはり急ぎの仕事と「主夫業」に時間を取られ、お返事が遅れました。申し訳ございませんでした。
クラウドワークスによるAlopexさまへのインタビュー記事、拝読いたしました。
これまであなたについては、ものすごく全方位的に高いアンテナ感度をお持ちの、一種「天才肌の万能選手」的デザイナーさんだと思っていたのですが、当方がたいへん皮相的な見方をしていたことがわかりました。
当方は健康面でちょっとした「爆弾」を抱えているのですが(それが会社勤めをやめた直接のトリガーで、現在も通院中です)、そういう事情を口実にして自分の可能性をむやみに閉じようとしてはいないか、と改めて自戒の念を抱かされました。その意味においても、Alopexさまには心から感謝いたします(関係ない話ですが、実は当方も北部九州某県出身です。ばってんサワナカです)。
>サワナカさまのほうが
>デザインに関する基礎知識は十分お持ちだと思います。
いえいえ、Alopexさまより歳を食っているぶん多少耳年増なだけです。ですので、ご紹介のCLIP STUDIO PAINTは以前から気になるソフトとして認知はしていました。ご指摘のとおり、本来フォトレタッチソフトたるPhotoshopは「お絵描きソフト」として決して使いやすいものではなく、むしろオーバースペックとも感じていましたし(当方もmac使いですので、WinユーザーならとっくにSAIに乗り換えていたでしょう)。ただお恥ずかしいことに、現在財政的事情でCLIP STUDIOは導入に踏み切れていない状態ですね…(泣)。
デッサン力については、かれこれ20年ほど絵から遠ざかっていた結果格段に能力が落ちていることが最近明白になりましたので(笑)、江口寿史先生が最近twitterで勧められている「5分間スケッチ」
ttp://www.huffingtonpost.jp/2014/05/07/eguchi-5min-sketch_n_5285244.html?&ncid=tweetlnkushpmg00000067
を試してみようかと。学生時代やってたクロッキーに近い感じ。よさげですよこれ。
>まだ商用に耐えれるレベルではないと判断し
そうですか? アバターでお使いのざっくりスケッチを拝見するかぎりでは、絵の専門教育を受けた方の筆致を感じさせるくらいの画力だと思いますよ。特に当方はこういう大人っぽいテイストのファッションイラストは苦手なので、むしろ羨ましいです。
それにしても…ビットマップ系イラストへの気持ちの傾斜をとどめられそうにない自分を強く感じています。metaboさまが示されたプロとしての冷徹な「生き残り戦略」からはハズれてしまう…よくよく考えてみる必要がありますね。
ああ、また長文になってしまいました。長々と独り語りにお付き合いさせてしまい申し訳ありませんでした。
なかなか一歩を踏み出せない性分である当方の背中を押していただき、たいへんありがとうございました。
Alopexさまの今後益々のご活躍とご健康をお祈りいたします。
サワナカさま
お礼と、補足情報お伝えしたく、失礼いたします。
丁寧なコメントいただき、誠にありがとうございます。
インタビュー記事もお読み頂いたとのこと、大変恐縮です。
5分間スケッチは、私も美術等の専門教育を受けたことがないので
一度チャレンジしてみましたが、挫折してしまいました…。
私は別に会社の中の人ではないのですが、念のため、
CLIP STUDIO PAINTはダウンロードのバリュー版というものだと
月々500円から導入可能だったかと思います。検討されてみてはいかがかなと。
AdobeのCCなど、この形式のサービスが増えているようです。
度々失礼いたしました。
Alopexさま
当方のコメントに重ねてのお返事をいただき、恐縮の極みです。
確かにCLIP STUDIO PAINTのそういう販売形態、聞いた覚えありますね。
これは再検討の価値がありそうです。
わざわざのお知らせ、ありがとうございます。
「5分間スケッチ」、さっそく試されたとは驚きました。
江口センセいわく「実物を自分のタッチに落し込むための訓練」というのがキモらしいです。
(一発描きでないと眼と手を連動させる能力が鍛えられないから実際ツラいんですが、、、)
こちらこそ度々お手数をおかけしました。ありがとうございます!