外注ノウハウ
公開日: 2021.09.17 / 最終更新日: 2023.11.20

オリジナルLINEスタンプの作り方は?審査基準や申請・販売のルールも解説

LINEスタンプはアプリやソフトを使って自作することができます。今回は、オリジナルLINEスタンプの作り方や使えるアプリ、スタンプ作成後の申請・販売方法などを詳しく解説します。

LINEスタンプの種類や用途

オリジナルのLINEスタンプとは、任意の画像やイラストを使用して一般のユーザーが作成したLINEスタンプ全般を指します。

以下、概要を詳しく紹介します。

LINEスタンプは4種類ある

LINEスタンプは以下の4つに分類され、オリジナルLINEスタンプは「クリエイターズスタンプ」に分類されます。

①デフォルトの公式スタンプ
 LINEが提供しており、ダウンロードすれば誰でも無料で使用できるスタンプ

②有料販売のスタンプ
 特定の企業やブランドが制作し、購入者が使用できるスタンプ

③プロモーションスタンプ
 広告主の条件付きで、一部のユーザーのみが使用できるスタンプ

④クリエイターズスタンプ
 一般のユーザーが制作・販売しているスタンプ(販売には事前審査あり)

オリジナルスタンプの特徴

オリジナルスタンプは、LINE上で行うメッセージのやり取りに使用できるほか、販売することもできます。主な販売先はLINE STOREで、LINEのスタンプクリエーターとして収入を得ている人もいます。

オリジナルLINEスタンプには、スマートフォンのカメラで撮影した画像・LINEスタンプメーカーで作成したイラストなどを使用できますが、スタンプの審査ガイドライン規定を満たすデザインにする必要があります。

審査ガイドラインの一例】
・日常会話やコミュニケーションに適したスタンプであること
・LINEの公式フォーマットを利用したスタンプであること       
・シンプルでわかりやすいデザインのスタンプであること        

詳細は「スタンプ審査ガイドライン」をご確認ください。

オリジナルのLINEスタンプを作る方法・手順

オリジナルLINEスタンプは、クリエイターズマーケットやスマホアプリで自作できます。ここでは、それぞれの作り方や手順を紹介します。

LINE クリエイターズマーケットで作る場合

LINE CREATORS MARKETは、LINEスタンプを自作・販売するための公式サイトです。LINEアカウントだけで登録でき、自作したLINEスタンプが審査を通過すればLINE STOREで販売できます。

クリエイターズマーケットでスタンプを作成~販売する手順は以下の通りです。

1)LINEアカウントでクリエイター登録をする
2)スタンプに使用する画像やイラストを用意し、必要なテキスト(タイトルや説明文など)を入力する
3)審査をリクエストする
4)審査に合格後、販売価格を設定する
5)リリースボタンで販売開始

なお、クリエイターズマーケットで自作したスタンプは、一部のスマホアプリと同期することもできます。

スマホアプリ(LINEスタンプメーカー・Shuttle Sticker)で作る場合

LINE公式アプリのLINEスタンプメーカー(旧LINE Creators Studio)や、iPhoneアプリの「Shuttle Sticker for LINEスタンプ作成」でオリジナルスタンプを自作することもできます。(※LINEスタンプメーカーは、タイミングによって公開地域が限定されている場合があります)

LINEスタンプメーカー

LINEスタンプメーカーは、画像編集ソフト・スキャナなどを使用せずに、無料でスタンプが作れるアプリです。スマートフォンで撮影した写真を加工したり、アプリ内でイラストを描いたりできます。作成したスタンプは販売できますが、公開したくない場合(身内だけで利用したい場合など)はプライベート設定も可能です。

オリジナルスタンプを作成~販売する手順は以下の通りです。

1)LINEスタンプメーカーのアプリをダウンロードする
2)アプリ内で画像・イラストを編集してオリジナルスタンプを作成する
3)審査をリクエストする(LINEアカウントでログイン)
4)審査に合格したら販売開始

Shuttle Sticker for LINEスタンプ作成

Shuttle Sticker for LINEスタンプ作成は、手書きのイラストなどを撮影するだけでスタンプや絵文字、ステッカーなどを作成できるアプリです。操作解説の動画も用意されており、タップ操作による直感的なデザインが可能です。自作したスタンプはクリエイターズマーケットへ無料で申請することができますが、申請用のZIPファイル出力は有料です。

オリジナルスタンプを作成~販売する手順は以下の通りです。

1)Shuttle Sticker for LINEスタンプ作成のアプリをダウンロード
2)手書きのイラストを用意する(縦横のサイズ約8cmの四角い枠に収める)
3)アプリを起動してイラストを撮影する
4)撮影した画像の背景などをタップして背景を透過させる(オリジナルスタンプ完成)
5)クリエイターズマーケットに申請する(申請用のZIPファイル出力は有料)

オリジナルLINEスタンプの申請・販売方法は?

続いて、オリジナルスタンプの申請方法・販売方法を解説します。

オリジナルLINEスタンプの申請方法

オリジナルスタンプを作成したら、以下の手順に沿って申請を行います。

1)LINEクリエイターズマーケットにログインする
2)表示アイテムから「スタンプ」を選択する
3)必要事項(販売時に記載する文章など)を入力する
4)作成したオリジナルスタンプを登録する
5)注意事項に同意後、「リクエスト」ボタンを押す
6)審査開始

なお、販売するスタンプの個数は最低8つからとなっており(8・16・24・32・40個から選択可能)、サイズや背景にも規定があります。以下のような審査基準を満たしていることを確認してから申請しましょう。

・解像度:72dpi以上
・カラーモード:RGB
・画像サイズ:横370px × 縦320px以下
・データサイズ:1MB以下(スタンプ1つあたり)
・背景:イラストや画像などの背景は透過のみ

LINE公式サイトから販売可能

自作したスタンプが審査を通過したら、LINE STOREで販売できます。販売までの流れは以下の通りです。

1)審査結果が通知される(LINEのトーク画面やメールなど)
2)審査の結果を確認する(承認と表示されていれば審査通過)
3)クリエイターズマーケットにログインする
4)マイページ内の「リリース」を選択し、注意事項を確認後に「OK」を押す

販売するスタンプの売上を受け取るには、口座情報の登録が必要です。口座情報を登録すると、分配額の確定後に通知が届き、手数料を除いた売上分配金が振り込まれます。

LINEスタンプそのものの販売価格については複数の金額の中から選択・変更することができます。売り上げの分配率は登録プランなどによって異なるため、事前に確認しましょう。

オリジナルLINEスタンプは無料配布できない

原則として、自作したスタンプは無料で配布できません。本人以外の使用を許可する場合は、最低価格(120円~)で販売する必要があります。
LINEスタンプメーカーで作成したスタンプについては、売上分配金を受け取らない選択をした場合、スタンプ作成者のみ無料でダウンロードができます。

LINEスタンプの依頼先や費用相場

LINEスタンプは自作する以外に、作成代行サービスや個人のクリエイターなどに外注する方法もあります。ここでは、主な外注先や依頼費用の相場を紹介します。

LINEスタンプの作成代行サービス

まず、LINEスタンプの作成代行サービスを専門としている会社が挙げられます。オリジナルスタンプ作成のほか、クリエイターズマーケットのアカウント登録などの依頼も可能です。

要望に沿ったLINEスタンプを作成してもらえる代わりに料金が高い傾向にあり、デザイン料などのオプション料金が発生するケースもあります。依頼料金の相場は、LINEスタンプ40個セットで約10~20万円ほどです。
依頼する際は、各社の公式HPに設置されている問い合わせフォームや電話、メールなどから連絡することが一般的です。

個人クリエイター

個人クリエイター(イラストレーター・デザイナーなど)にオリジナルスタンプ作成を依頼する方法があります。

費用相場はスタンプ40個セットで約2~10万円ほどであり、代行サービス会社よりはリーズナブルな設定といえます。しかし、知名度の高いクリエイターに依頼する場合は、相場より高額になるケースもあります。
個人クリエイターに依頼する場合は、SNSのDM、個人のブログやホームページなどを通じて連絡をします。

クラウドソーシングサービス

クラウドソーシングサービスは、インターネット上でスキルや実績が豊富な人材を探せるオンラインサービスです。人材の検索やメッセージのやり取り、依頼などはシステム上で行うことができます。

他の外注先より低価格でオリジナルスタンプ作成を依頼できますが、スタンプのクオリティには個人差があるため、各人材のプロフィールや作品サンプルを確認してから依頼先を決めることが大切です。
依頼費用は個人によって異なるため、事前に見積もりを出してもらうと良いでしょう。

オリジナルLINEスタンプの作成依頼は「クラウドワークス」へ

クラウドワークスは、デザイナーやイラストレーターが多数登録しているクラウドソーシングサービスです。
ワーカーのプロフィールから実績やスキルを確認でき、見積金額やLINEスタンプデザインのサンプルを提出してもらうことも可能なので、好みに合うテイストのスタンプを納得の金額で依頼することができます。

LINEスタンプ作成を依頼できる人材は70,000名以上!さらに詳しく絞り込めば希望の人材が見つかります

LINEスタンプの作成経験が豊富な個人クリエイターに依頼すれば、審査ガイドラインを遵守した上でクオリティの高いスタンプを作成してもらえます。
また、コンペ形式を使用してスタンプのデザインを募集することもでき、費用に合わせた提案数(約3万円で20提案・約8万円で50提案など)を募集できます。

LINEスタンプの発注事例、相場金額、コンペ情報などはこちらからチェック

クラウドワークスの使い方や事例、発注相場がわかる資料をダウンロードする

クラウドワークスのサービス資料
サービス特徴、活用事例、発注相場などを紹介しています。

本資料ではクラウドワークスの特徴、事例、使い方、ワーカーの属性、発注相場などサービスの情報をまとめています。

【こんな方におすすめ】
・サービスを詳しく知りたい
・外部人材の活用を検討したい
・発注相場や事例を知りたい

クラウドソーシングTimes編集部
クラウドソーシングTimes編集部です。クラウドソーシングの最新事例やマーケティング・業務効率化など、企業活動に役立つ情報をお届けします!

コメントは受け付けていません。