外注ノウハウ
公開日: 2020.02.03 / 最終更新日: 2023.11.27

LINEスタンプ作成の費用はいくら?企業が低コストで制作するポイントも

LINE(ライン)は日常的な連絡手段のひとつですが、LINEスタンプは自社商品・サービスの認知度向上やプロモーションにも有効活用されています。今回は、企業が作成・配信できるLINEスタンプの種類や、LINEスタンプ作成の費用相場、LINEスタンプを活用している企業事例などを紹介します。

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企業が作成・配信できるLINEスタンプ


企業が作成・配信できるLINEスタンプは、主に3種類あります。まずは、それぞれの特徴や違いを紹介します。

スタンプの種類 無料配布の可否 使用期限 制作・配信費
有料販売スタンプ 不可 なし 数万円~
プロモーションスタンプ あり

(無料配布の場合)

250万円~
クリエイターズスタンプ 不可 なし 数千円~

有料販売スタンプ

有料販売スタンプとは、LINE公式が作成したスタンプ、あるいは企業が作成・販売する「公式スタンプ」のことです。有名な版権を所有する場合、そのキャラクターを起用したオリジナルスタンプを効果的に配信できます。

キャラクターグッズを販売するのと同じようなイメージで、「あのキャラクターのLINEスタンプが出たんだ」と話題になれば、高い収益性が期待できます。

プロモーションスタンプ

プロモーションスタンプとは、一定の条件(友だち追加・CM動画の視聴など)を満たすことで、ユーザーが無料でダウンロードできるスタンプのことです。インセンティブとして無料スタンプを配信するため、自社の公式LINEアカウントの友だち登録の人数を一気に増やすことができます。一方で、月額250万円程度の広告費がかかり、初期費用や配信費を含めると2,000万円以上の費用が必要とされています。

なお、LINEをプロモーションに活用する際は、「LINE広告を出稿する」という方法もあります。LINE広告の特徴やメリット・デメリット、LINE広告を活用した企業事例などについては、以下のページを参考にしてください。
関連記事:LINE広告とは?出稿時の審査やメリット、事例をまとめて紹介!

クリエイターズスタンプ

クリエイターズスタンプとは、「LINEクリエイターズマーケット」で販売されているスタンプのことです。LINE公式のスタンプ審査に通れば、個人や法人、プロ・アマなどを問わず、誰でも販売ができます。簡単にいうと、フリマに出品する手づくり作品のようなもので、プロモーションスタンプと比べて費用がかからず、低コストでLINEスタンプを作成・配信できます。
ただし、数多くあるクリエイターズスタンプの中から選んでもらうには、話題になりそうなモチーフや目立つデザインを使ってスタンプを作成したり、他メディアでスタンプの告知をしたりすることが必要です。

なかには、似顔絵イラストをLINEスタンプとして使用するケースもあります。似顔絵イラストの作り方や費用相場、企業の活用事例については以下のページを参照してください。
関連記事:似顔絵イラスト作成の相場金額!ビジネスへの活用事例も紹介

LINEスタンプを使った企業戦略

続いて、LINEスタンプを使った企業戦略の例を紹介します。

有料販売スタンプ、クリエイターズスタンプの場合

TVタレントやYouTuberなどが所属する事務所では、所属タレントをキャラクター化したスタンプを販売しています。これにより、タレントの認知度向上やファンからの収益が期待できるためです。
また、スポーツチームなどもスタンプを制作・販売しており、よく知られているのはプロ野球チームのクリエイターズスタンプです。球団のキャラクターや監督、人気選手の写真を使ったスタンプは、各球団のファンの幅広い支持が見込めます。

そのほか、ブランドのイメージキャラクターのLINEスタンプを作成し、顧客へアピールしている企業も少なくありません(私鉄・自治体・食品業など)。定期的にLINEスタンプの種類を更新したり、季節に合わせたスタンプを期間限定で販売しているケースもあります。

プロモーションスタンプの場合

過去にプロモーションスタンプを作成・配信した企業の中には、自社アカウントの友だち登録者数が数百万人を超え、販売数60%UPを実現したという事例もあります。LINEスタンプだけでなく、商品パッケージにもオリジナルキャラクターを起用し、自社や商品とキャラクターの連携を強めれば、さらなる認知度の拡大を図ることができます。

このように、LINEスタンプを上手く活用すると、企業やキャラクターへの親近感を高めることができ、集客や売上向上、ファン獲得などにつなげることができます。また、多くのユーザーがLINEスタンプを購入すれば、それだけでも十分な収益が期待できるでしょう。

LINEスタンプの作成方法と費用


LINEスタンプの作成方法には、自社で作成する方法と外注する方法があります。

自社で作成する場合

LINEスタンプを自社で作成する場合は、「LINEスタンプメーカー」を使うと便利です。これはLINE公式のスタンプ制作アプリで、写真撮影やイラストの作成、文字の挿入、フィルター加工などができ、簡単にスタンプを作れます。また、8種類以上のスタンプを作成すれば審査申請ができ、承認されればスタンプショップで販売が可能です。アプリひとつでスタンプ制作から審査、販売までができるので、作業者の人件費を除けば特に費用がかかりません。

LINEスタンプの作り方や作成時の注意点、LINEスタンプを自作できるソフト・アプリなどについては、以下のページでまとめています。
関連記事:LINEスタンプの作り方とおすすめソフトは?無料アプリで簡単作成!

スタンプ制作代行会社へ依頼する場合

スタンプの作成を外注する場合は、制作代行を請け負う会社に依頼することもできます。ノウハウや経験豊富なプロがつくるので高いクオリティを期待でき、オリジナルのキャラクターなどを作る場合にも最適です。通常は、基本デザイン費、数種類のスタンプ用画像の展開費、申請サポート費などが含まれますが、内容や点数によっても異なるため、複数社から見積りを取ることをおすすめします。

企業のオリジナルキャラクターの作り方や作成するメリット、成功のコツなどについては、以下のページで詳しく紹介しています。
関連記事:人気の企業キャラクターはどう作る?効果的な作り方や成功のコツとは

クラウドソーシングで外注する場合

外注する手段として、フリーランスが多数登録をしているクラウドソーシングを利用する方法もあります。クラウドソーシングは企業と個人をインターネット上でつなぐサービスとなり、多数のサービス会社が存在します。このようなサービスを使うと、LINEスタンプ作成のスキルや経験をもつ個人を簡単に探すことができ、また、一度も顔を合わせることなく発注から納品までが完了するのが大きな特徴です。

LINEスタンプの作成料金の相場については、以下のページで詳しく紹介しています。
関連記事:オリジナルLINEスタンプの作り方は?審査基準や申請・販売のルールも解説

企業がクリエイターズスタンプを使用する際の注意点

クリエイターズスタンプは、審査に通れば誰でもスタンプを作成・販売できますが、以下のような禁止事項があります。

・有料のスタンプを購入し、それを他人へ無償でプレゼント(あるいは販売)する行為
・商業用の広告(商品やサービスの宣伝など)を目的に、スタンプを作成・販売する行為
・チャリティーや寄付を募るために、スタンプを作成・販売する行為

そのほか、LINEスタンプを作成・販売する際の注意事項については、LINE公式の「スタンプ審査ガイドライン」を参照してください。

LINEクリエイターズスタンプ販売の流れ

LINEクリエイターズスタンプは企業にとってコスパがよく高い効果が期待できると紹介してきましたがここでは作成した後の登録から販売するまでの流れを紹介します。

クリエイター登録

スタンプの作成が終わったら、まずは「LINE Creators Market」に登録しましょう。LINEアカウントがない場合は、事前にアカウント設定をしておきます。LINE Creators Marketの登録ページにLINE IDでログインし、氏名やメールアドレスなどの必要事項を入力します。これでクリエイター登録は完了ですが、後でマイページから振込先などの情報も入力しておいてください。

審査

マイページにて、作成したスタンプを新規登録します。説明文などの必要事項も漏れや間違いのないように入力しましょう。その後、審査が行われ、1週間程度で審査完了となります。審査は「スタンプ審査ガイドライン」に準じて行われ、日常会話で使用しにくいものや、未成年者の飲酒喫煙を想起するものなどはNGとなっています。事前にガイドラインを確認しておくようにしましょう。

販売開始

審査が無事通ると、好きなタイミングでLINE Creators Market内のリリースボタンを押して、販売を開始することができます。販売価格は120円/240円/360円/480円/600円の中で設定できます。

LINEスタンプ作成ならクラウドワークス

LINEスタンプの外注先はいくつかありますが、オンライン上でスムーズに依頼できるクラウドソーシングを利用する方法がおすすめです。なかでも業界最大手の「クラウドワークス」は登録ワーカー数が480万人を超えており、LINEスタンプの作成経験が豊富なデザイナーやイラストレーターが多数登録しています。

登録ワーカーのプロフィールを見れば、LINEスタンプの制作実績やデザインのテイスト、目安料金などを確認できるため、依頼する条件に合った人材を探すことができます。Photoshop(フォトショップ)やIllustrator(イラストレーター)など、LINEスタンプを作成できるツールに詳しい人材もいるため、デザインの下書きをもとに清書してもらったり、一からオリジナルキャラクター作成を依頼したりすることも可能です。

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また、多数のデザイン案の中から気に入ったデザインを選べる「コンペ形式」でも依頼できます。コンペ形式はあらかじめ予算を決めたうえでLINEスタンプのデザインを募集し、その中から気に入ったデザインを選び、採用したデザインにのみ報酬を支払う依頼方法です。例えば、予算3万円でオリジナルキャラクターのイラストをコンペ形式で募集すると、数件~数十件ほどのデザイン案が集まるため、高い費用対効果が期待できます。

【クラウドワークスにおけるLINEスタンプの発注事例・金額】
・自社のマスコットキャラクターのLINEスタンプ作成:8パターンで3万円前後
・名刺や資料にも使用するオリジナルキャラクター作成:8パターンで6万円前後
・セリフや動きを変えたLINEスタンプ作成:30パターン(料金は要相談)

そのほか、クラウドワークスで初めて発注する場合は、「CWコンシェルジュ」という無料サービスを利用できます。発注したい内容を電話で伝えると、専任オペレーターが募集文面を代わりに作成してくれるため、発注方法がわからない場合などでも利用可能です。発注したい仕事の料金相場や、募集がたくさん集まるような効果的な文面の作り方などについても無料で相談できます。

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