外注ノウハウ
公開日: 2022.07.21 / 最終更新日: 2024.01.04

【2024年】内装デザインの相場金額を紹介

内装デザインとは、デザイナー(または設計士)が店舗・オフィス・一般家庭などのレイアウト全般(設備・家具の配置・装飾品など)を決める作業のことです。では、内装デザインを外注した場合、どれくらい費用がかかるのでしょうか。今回は、内装デザイン費用の相場や料金の決まり方、依頼先を選ぶポイントを紹介します。

内装デザイン費用の相場

混同されることもありますが、「内装デザイン」と「設計」は異なる作業です。
内装デザインでは、店舗の雰囲気や家具・生活用品などをイラストなどで具現化し、完成イメージを提案します。設計は、物件の構造や設備に不具合がないか、法律(建築基準法・消防法など)を遵守しているかなどの点を確認したうえで物件の広さに合わせたレイアウトを提案し、設計図に落とし込む作業です。

内装デザイン費用の算出方法は主に2種類あり、以下では主に「店舗の内装デザイン」にかかる費用の相場を紹介します。

面積(坪単価)から算出する場合

対象物件の面積(坪単価)から内装デザイン費用を算出する場合は、1坪あたり3~10万円が相場です。内装デザイン・設計のみを請け負う業者が多く使う算出方法で、店舗の業態(小売店・飲食店など)に応じて料金が変わります。

受注する際の最低料金(50万円~など)を設けていることもあるため、面積が狭い物件のデザインを依頼したい場合は事前に料金体系を確認しましょう。

総施工費から算出する場合

総施工費とは、内装・外装の工事や、電気・ガス・水道のインフラ整備などにかかる施工費の合計額のことです。
総施工費から内装デザイン費を算出する方法は、内装デザインや設計から施工(実際の工事)まで一貫して請け負う業者によく使われ、総施工費の7〜15%が相場です。たとえば、総施工費の見積もりが500万円の場合、内装デザイン費用は35~75万程度になります。

参考までに、JCD(一般社団法人日本商環境デザイン協会)が提示している内装デザイン費用の相場は10~15%です。実際の割合は、内装デザインの依頼先・業者によって異なります。

内装デザイン費用の決まり方

続いて、内装デザイン費用の決まり方を紹介します。
内装デザインの依頼先は、主に「設計会社」と「施工会社」の2種類です。設計会社は、内装デザイン・設計のみ受注していることが多いため、施工は別会社に依頼することになります。施工会社へは内装デザイン・設計・施工をまとめて依頼することができることがほとんどです。

店舗の業態・業種

内装を依頼する店舗の業態・業種によって、デザイン費用も変わります。
例えば、飲食店はガス・水道などの大がかりな工事が必要となることから、デザイン費用は高くなる傾向にあります。一方で、空調や内装などの工事だけで済む小売店・アパレル店などのデザイン費用は比較的安めです。

物件のタイプ

内装を依頼する店舗・オフィスなどの物件タイプ(居抜き・スケルトン)に応じて、内装デザイン費用は大きく変わります。

店舗の設備や内装をそのまま使える居抜き物件では、水道・ガスなどの工事を新規で行う必要がなく、内装デザインにかかる費用を抑えることができます。

スケルトン物件とは、内装や設備が何もない状態の物件を指します。デザインの自由度は高くなりますが、オープンに必要な内装や設備を一から用意する必要があります。電気や空調、排水管などの工事も発生するため料金は比較的高くなり、内装デザイン・施工にかかる期間も長くなる傾向にあります。

依頼先の料金設定

内装デザイン費用の料金設定は、依頼先によってさまざまです。依頼内容によっては、通常料金とは別途料金を請求される場合もあるため注意しましょう。
たとえば、依頼先と施工場所が遠い際、移動距離に応じて出張料がかかるケースや、デザインに修正が複数回発生するとオプション料金が発生するケース(修正3回以上は追加料金2万円など)が挙げられます。
そのほか、インテリアのデザインにこだわりたい場合や、内装以外のデザイン(屋外に設置するメニューボードのデザインなど)も依頼したい場合は、デザイナーの工数が増えるため追加料金がかかることもあります。

また、内装デザイン・設計・施行をそれぞれ別の会社に依頼するとトータルの費用が高くつくことがあります。内装デザイン・設計・施工をまとめて請け負ってくれる依頼先(施工会社など)を選べば比較的費用を抑えることができ、工事にかかる期間も短縮できます。

内装デザイン依頼先選びのポイント

ここでは、内装デザインの依頼先を選ぶポイントを紹介します。

実績や得意ジャンル

内装デザインを外注する場合、依頼先の実績や得意ジャンルを把握することが重要です。依頼したい物件と同様の内装デザイン実績はあるか、どの程度の規模のデザイン案件を受注しているか、イメージに合うテイストのデザインを依頼できそうかなどを確認し、希望に合う依頼先を選びましょう。

資格の有無

特定の資格を持っていないデザイナーが内装デザインを行っても問題はありませんが、取得資格の有無はデザイナーを選ぶポイントになります。なぜなら、有資格者の場合、専門知識や実務経験をもとにデザイン性・機能性の両面で優れた内装デザインを提案してくれるケースが多いためです。
デザイナーのプロフィールをチェックできる場合、インテリアデザイナー・空間ディスプレイデザイナーなどの資格を持っているデザイナーへ依頼するのがおすすめです。

料金・対応可能納期など

内装デザインの依頼先ごとに料金設定が異なるため、同じ条件で内装デザインを依頼した場合でも料金には差が出ます。複数の依頼先に同条件(依頼内容)で見積もりを請求し、費用対効果の高いところを選びましょう。
また、店舗オープンのスケジュールに合わせて内装デザインを依頼できるかなど、対応可能な納期を確認することも重要です。短納期で依頼する場合は、追加料金が発生することもあるため、余裕のあるスケジュールで依頼すると費用を抑えられます。

内装デザインの依頼なら「クラウドワークス」

内装デザインの依頼先はいくつかありますが、クラウドソーシングサービス(※)を利用する方法がおすすめです。なかでも日本最大級の「クラウドワークス」は登録ワーカー数が480万人を超えており、内装デザインを得意とする人材が多数見つかります。

各ワーカーのプロフィール情報から、受注実績やスキル、取得資格(インテリアデザイナー・空間デザイナー・一級建築士など)を確認できるため、希望に沿った人材をスムーズに探せます。
仕事を依頼できるインテリアコーディネーター・デザイナーのプロフィールはこちら
内装デザインを依頼できるワーカー一覧はこちらからチェック

内装デザインのみ依頼することもできますが、CADソフトによる設計が得意な人材や、大工・建築士なども登録しているため、他の工程(設計・施工など)をあわせて依頼することも可能です。

また、依頼内容や料金、納期などを各ワーカーと事前に交渉することができ、直接話を聞きたい場合はオンライン面談も可能です。内装デザインの専門業者より安い料金で依頼できる点、相談から報酬の決済まで全てオンライン上でスムーズに完結する点も大きなメリットです。

クラウドワークスの使い方や事例、発注相場がわかる資料をダウンロードする

(※)クラウドソーシングサービスとは、仕事を依頼したい人・受注したい人をインターネット上でマッチングするサービスのこと

クラウドワークスのサービス資料
サービス特徴、活用事例、発注相場などを紹介しています。

本資料ではクラウドワークスの特徴、事例、使い方、ワーカーの属性、発注相場などサービスの情報をまとめています。

【こんな方におすすめ】
・サービスを詳しく知りたい
・外部人材の活用を検討したい
・発注相場や事例を知りたい

クラウドソーシングTimes編集部
クラウドソーシングTimes編集部です。クラウドソーシングの最新事例やマーケティング・業務効率化など、企業活動に役立つ情報をお届けします!

コメントは受け付けていません。