ホームページ作成の経験がない人やWebデザイン・コーディングに不慣れな人でも、ツールを使用することで簡単にホームページを作成できます。そこで、無料で利用できる初心者向けのツールや中級者向けのツール、選ぶ際のポイントを紹介します。
【初心者向け】無料ホームページ作成ツール4選
ホームページ作成の初心者である場合、テンプレートが豊富なツール・カスタマイズ不要なツールを選ぶと比較的簡単にホームページを作成することができます。ここでは、操作が直感的で扱いやすい無料ツールを4つ紹介します。
スマホからでも作成可能な「Jimdo」
「Jimdo」は、国内ユーザー数170万人の高いシェアをもつホームページ作成ツールです。Webデザインに必要な知識が不要なうえ、パソコンだけではなくスマートフォンからでもホームページの作成・編集ができます。フォント・カラーの変更、問い合わせフォームの設置、アクセス解析などの機能が搭載されています。
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- ・有料版へのバージョンアップ:あり
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- ・無料版でのドメイン設定:不可
- ・無料版のページ制限:ジンドゥークリエイターは制限なし、ジンドゥーAIビルダーは5ページまで
直感的に操作できる「Wix」
「Wix」は、日本だけでなく世界中で1億6,000万人以上が利用しているホームページ作成ツールです。ホームページ作成の初心者でも直感的にドラッグ・ドロップなどで操作できるほか、プロが作成した500種類のテンプレートから自社のイメージに合ったデザインを選べるのが特徴です。SEOにも対応しているため、検索順位を上げてアクセスを増やすことも可能です。
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- ・有料版へのバージョンアップ:あり
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- ・無料版でのドメイン設定:不可
- ・無料版のページ制限:なし
LPで商品販売もできる「ペライチ」
「ペライチ」は、テンプレート選択・コンテンツ作成・公開という3ステップだけでホームページ作成が完了できるホームページ作成ツールです。ホームページ公開後の不明点・疑問点は、ペライチ公認の300名以上の「サポーター」に相談できるという特徴があります。
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- ・有料版へのバージョンアップ:あり
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- ・無料版でのドメイン設定:不可
- ・無料版のページ制限:1ページのみ
ブログ機能が充実している「Ameba Ownd」
「Ameba Ownd」は、Amebaなどを展開する株式会社サイバーエージェントが提供するホームページ作成ツールです。20種類以上のテンプレートがあるため、フォントやカラーなどを自社のイメージに合うデザインにアレンジできます。スマートフォンでの作成・編集が簡単にできたり、SNSとの連携が可能だったりと、特にブログ運営において必要な機能が充実しています。
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- ・有料版へのバージョンアップ:あり
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- ・無料版でのドメイン設定:可
- ・無料版のページ制限:10ページまで
【中級者向け】ホームページ作成ツール3選
HTMLやCSSなどといったプログラミング知識が少しでもあれば、自由にカスタマイズできるようなツールを選ぶと、よりオリジナリティのあるホームページを作成できます。ここでは、カスタマイズを行いやすい中級者向けのツールを紹介します。
アドオンが豊富な「WordPress」
「WordPress」は全世界のサイトのうち37%を占めており、数百万人のユーザーが利用するツールです。画像データの圧縮や自動バックアップ、問い合わせフォームの設置など、数千個のプラグインから必要な機能だけを追加することができます。ユーザー数が多いため、カスタマイズ方法やトラブル時の対処法などをインターネット上で簡単に調べられるのも特徴です。
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- ・費用:無料プランあり、月額500円~
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- ・サポート内容:24時間365日ライブチャット、またはメールによるサポートなど
- ・セキュリティ対策:エンタープライズグレードのセキュリティ
API・データ連携も自在にできる「RCMS」
「RCMS」は、金融機関を始めとする3,000社以上の導入実績があるホームページ作成ツールです。標準機能として搭載されている機能は250種類以上にのぼり、APIやデータ連携を前提に開発されているため自社カスタマイズも可能です。セキュリティ面では、ぜい弱性検査を運営会社独自で実施しており、随時セキュリティ対策の強化に努めています。
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- ・費用:初期費用40,000円~、月額10,000円~
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- ・サポート内容:チュートリアルやマニュアルなど
- ・セキュリティ対策:セキュリティ診断など
プロのような仕上がりになる「Dreamweaver」
Adobeが提供するホームページ作成ツールの「Dreamweaver」は、HTMLやCSS、JavaScriptなどを利用できる高機能コーディングエンジンを搭載しているのが特徴です。コード上にヒントが表示されるためエラーを減らすことができ、サイト構築時間の短縮が可能です。HTMLなどの専門知識は必須であるものの自由度の高いサイトを作成できるため、一から作成したい人に向いています。
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- ・費用:月額では2,480円、キャンペーンで法人割引あり
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- ・サポート内容:チュートリアルやマニュアルあり
- ・セキュリティ対策:随時アップデートあり
自社に合うホームページ作成ツールの選び方
ホームページ作成ツールは、作成できるページ数・更新のしやすさ・SEO対策ができるかどうかなどの部分において差が発生しやすいです。それぞれの詳細を説明していきます。
ページ数の制限はどのくらいか
ホームページでリピーターや見込み顧客を多く獲得するには、魅力的なコンテンツを充実させることが必要です。コンテンツを後から増やしていく可能性がある、テーマを増やす可能性があるなどの場合には、ページ数の制限がないツールのほうがおすすめです。コンテンツ内容は、ブログ形式やコラム形式、記事形式などがあります。コンテンツの作り方や方向性の決め方は、以下の記事をぜひ参考にしてください。
関連記事:Web集客につなげるブログ活用法とは?成功のコツを徹底解説!
関連記事:コラム記事はマーケティングにも有効!書き方や構成を徹底解説!
定期的な更新がしやすいか
ホームページ作成ツールは、コンテンツ作成のしやすさも重要ですが、更新しやすいかどうかも大切です。更新に手間がかかる、高度な知識を必要とするなどの技術的な問題が発生しやすくなると、更新へのモチベーション低下につながりかねません。ユーザーの訪問数を増やすためには、定期的なコンテンツの追加や、内容のブラッシュアップが大切であるため、更新のしやすさも重要なポイントです。
SEO対策はできるか
ホームページ作成時に意外と重要になるのが、SEO対策の有無です。国内で利用されている検索エンジンの9割以上をGoogleやYahoo!が占めているため、検索上位を狙うにはSEO対策が可能なツールを選ぶことが必要です。コンテンツマーケティングは必要としない・SEO対策は不要である場合には、シンプルな機能のみを備えたツールでも十分といえます。
コンテンツ制作なら「クラウドワークス」
ホームページ作成後のコンテンツ制作、内容の更新作業などといったサイト運営には、それに伴って人的・時間的なリソースを必要とします。このようなリソース確保が難しい場合、クラウドソーシングサービスのクラウドワークスを活用してプロに外注することがおすすめです。
クラウドワークスには、コンテンツ制作においてのプロライター、デザイナーやカメラマン、サイト運営やカスタマーサポートの経験者が多数在籍しています。各業務をそれぞれのプロに依頼することも、逆に一気に複数名へ外注することもできます。
個人やフリーランスへの依頼となるため、制作代行会社などに依頼するよりも外注コストを抑えることが可能です。一般的な採用とは違って交通費や社会保険料などの固定費が発生しないのも、クラウドソーシングを利用するメリットです。具体的な発注相場や利用企業の事例などは以下の資料をごらんください。
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まとめ
ホームページ作成をする際は、どこまでの作業を社内でまかなえるのか、どれほどのカスタマイズを視野に入れているのかなど、担当者のレベルに合うツールを選ぶことをおすすめします。また、SEO対策に力を入れるならば、多数のコンテンツを盛り込めるよう、ページ数に制限を持たないものを選択しましょう。