外注ノウハウ
公開日: 2020.09.29 / 最終更新日: 2020.11.24

スタートアップ企業にありがちな課題は?企業を成功に導く解決方法

スタートアップ企業は大企業に比べると知名度が低い傾向にあり、それが原因による課題もいくつかみられます。そこで、成長企業を対象にしたアンケート調査の結果をもとに、多く挙がった課題、課題を解決する方法などを紹介していきます。

スタートアップ企業成功のための組織作りとは?
スタートアップ企業が成功するためのポイントや外注体制についての資料はこちらです。▶創業期の成功するポイントやスタートアップの成功事例、外注体制などをご紹介

 

スタートアップ企業が課題に感じていることは?


スタートアップ企業が抱えている課題について、リクルートマネジメントソリューションズが企業の経営者・事業責任者・人事責任者300名を対象にインターネット調査した「成長企業における人材・組織マネジメントに関する実態調査」(2019年)の結果をもとに紹介します。

欲しい人材を集めるのに苦労する

スタートアップ企業が直面する課題として、欲しい人材をうまく集められないことが挙げられます。スタートアップ企業は大企業に比べるとまだまだ知名度や実績が低いことが多く、求人広告を掲載してもすぐに優秀な人材を集められるとはかぎりません。

アンケート結果でも、人事・組織戦略上の課題として「採用ブランドが低く、欲しい人材が集まらない」という項目が1位になっており、ダイレクトリクルーティングの自社運用がうまくいっていない・多忙のなかで時間をかけて採用戦略を立てることができないなどの原因があることがわかります。

マネジメント面に問題がある

アンケートに寄せられた意見の中には、管理職の意識レベル・スキルに差がある、中間管理職にもかかわらず指示待ちの姿勢がみられるなど、管理職の能力が期待値に届かないという悩みが少なくありません。また、採用した人材のパフォーマンスを上げる方針が決まっていない、人手が足らず育成にかけられる時間を確保できないなど、人材育成に対する組織上の問題も報告されています。

スタートアップ企業の課題を解決するには?


スタートアップ企業の課題を解決する方法を4つ紹介します。

採用戦略をしっかりと練る

人材集めに苦戦している場合、まずは欲しい人材像に合わせた採用戦略を練り、採用活動に取り組んでいくことが重要です。そのためには、自社ならではの具体例を交えながら、ターゲット像に注目してもらえるような訴求ポイントを設定していきましょう。次に採用担当のメンバー間でターゲット像と訴求ポイントを共有し、どの媒体を用いるか・どの採用管理ツールを利用するかを決定していきます。採用広報という点では、ターゲットとの接点を多く確保することが重要です。

基本的なマネジメントスキルを養う

スタートアップ企業には、一社員としてプレイヤーであることにくわえ、マネジメントも行うような、いわゆる「プレイングマネージャー」が多くなってしまう傾向があります。これでは優秀な部下が育ちにくくなるといえるため、よい人材を育てるためにはマネジメントスキルを養うことが先決です。マネージャーの中には、仕事の成果を優先するあまり、部下の育成・キャリア支援まで手が回らない人が少なくありません。仕事で成果を上げることと同様に人材育成の重要性も意識しましょう。

管理職のリーダーシップを開発する

スタートアップ企業の中には、管理職が不在である、管理職の能力が十分に育っていない状態であるところもあります。管理職のポストに就いた人材がリーダーシップを発揮してチームメンバーを引っ張るためには、メンバーからの信頼を得るために約束を守り、こまめにフォローするなどといった行動を重ねていくことが欠かせません。そのためには、リーダーシップ開発プログラムなどを導入して、管理職が研修を受けることが効果的です。

部下育成力を伸ばせる環境にする

起業したての時期は日々の業務に追われがちで、部下をじっくりと育成する環境が整えられないことがあります。部下が自ら学んで育っていく環境にするためには、単に仕事のやり方を指導するだけではなく、本人の学びを支援することが重要です。事業計画と同様、誰を・いつまでに・どの程度まで育てるのかを考えることにくわえ、部下が主体的に成長できる環境を整えましょう。

スタートアップ企業の課題を解決する採用方法とは?


スタートアップ企業の中には教育体制が十分ではないところが少なくありませんが、このような企業におすすめなのは、受け身ではなく自ら学ぶ姿勢をもつような「自走できる人材」を確保することです。このような人材と出会うために有効的な採用方法を紹介します。

自社メディアやSNSを利用する

スタートアップ時に資本金が少ない場合、中にはできるだけ人材採用にかけるコストを低くしたいという企業が存在します。このような場合は、企業のブランド力が弱いことを考えると、オウンドメディアやSNSなどで自社の魅力をアピールしていくことがおすすめです。自社運営のメディアやSNSならば大きな予算が不要であるため、人材が集まらなかった場合でも負担を最小限に抑えられます。

人材紹介会社を利用する

大手企業のように知名度がない段階では、人材紹介会社を利用することも有効です。人材紹介会社を通すことで、求職者への訴求を高められるうえ、求職者側の希望ともうまくマッチングできることが期待できます。スタートアップ企業を多く取り扱っているような経験豊富な会社を選ぶのがポイントです。

スタートアップ企業の採用を助ける「クラウドワークス」


エンジニアやデザイナー、ディレクター、マーケティングプランナー、事務領域などの人材採用で苦戦しているのであれば、多くの個人やITフリーランスが登録しているクラウドソーシングサービスを利用してみるのもおすすめです。中でも、国内シェアNo.1の「クラウドワークス」には、さまざまな職種においてのプロを探すことができます。

お仕事の案件を立てて不特定多数の人材から応募を待つような募集形式もありますが、希望するスキルを持つ人材を直接スカウトできる機能を使うことでダイレクトに契約することも可能です。必要な業務だけを必要な時間だけ発注できるため、コストを最小限に抑えられることもメリットです。以下の資料で発注相場などを詳しく紹介しています。
クラウドワークスの使い方や事例、発注相場がわかる資料をダウンロードする

クラウドワークスを利用して、魅力的な人材を採用できた例はこちらです。ぜひ参考にしてみてください。
関連記事:スタートアップだからこそクラウドソーシングの活用は0.5秒で決断。翻訳業務を外部人材に依頼するポイント:株式会社ロケッタ
関連記事:様々なプロとすぐにつながれるのが最大の魅力。中小企業こそクラウドソーシングを活用すべき理由とは:株式会社アドバンスフロー

まとめ

スタートアップ企業に多くみられる傾向として、人材採用・育成に関する課題を抱えていることが挙げられます。起業したての時期は業務で成果を出すことが優先になりがちですが、優秀な人材を集めること・育てることも重要です。コストをできるだけ抑えて人材活用をするには、ぜひクラウドソーシングの利用も検討してみてください。

クラウドワークスのサービス資料
サービス特徴、活用事例、発注相場などを紹介しています。

本資料ではクラウドワークスの特徴、事例、使い方、ワーカーの属性、発注相場などサービスの情報をまとめています。

【こんな方におすすめ】
・サービスを詳しく知りたい
・外部人材の活用を検討したい
・発注相場や事例を知りたい

佐藤カイ
オウンドメディアを持つ複数の企業において、WEBチームマネージャーとしてWEBマーケティング、GA解析、リスティング広告などを担当した経歴を持つ。現在クラウドワークスを中心にIT系の記事などを書くライターとして活動中。

コメントは受け付けていません。