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公開日: 2020.11.24

エンジニア採用が難しい理由を解明!企業の課題や採用成功のコツは?

数ある業種のなかでも、エンジニアの採用に苦戦する企業は少なくありません。この記事では、エンジニアの採用が難しいとされる理由や企業側の課題、採用を成功させるコツなどについて紹介します。

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エンジニア採用が難しい理由とは?

はじめに、エンジニアの採用が難しいとされる主な理由を紹介します。

需要と供給のミスマッチ

PCやスマートフォンの普及、社会全体のIT化にともない、エンジニアの担当領域業務への求人は増加傾向にあります。しかし、需要に対してエンジニアの人数が足りていないことからミスマッチが生まれ、人手不足の深刻化が懸念される職種となっています。

さらに、IT技術の革新や情報サービスの高度化が進んでいることもミスマッチをさらに加速させる引き金になっています。エンジニアに求められる知識やスキルは年々高度化・多様化するものの、スムーズに順応できるエンジニアは限られているためです。

「人数・スキルの両面から、需要と供給にミスマッチが起こりやすい」というのが、エンジニア採用を難しくする理由のひとつです。

転職市場に人材が流れにくい

エンジニアの人数不足、技術革新に対応できるエンジニアの少なさなどから、優秀なエンジニアは1案件への参画期間が長期化しやすい傾向にあります。さらに、転職の際には引き抜きや紹介に頼るエンジニアも多く、他の職種に比べて転職希望者・求職者が転職市場へ出回りにくいという特徴があります。そのため、求人を出しても応募が得られないケースや、希望にマッチする人材を見つけられないケースなどが生じ、エンジニアの採用をより困難なものにしています。

勤務スタイル・条件の不一致

採用後の勤務形態や給与の額などについて企業とエンジニアの希望が一致せず、なかなか採用に至らないという難しさもあります。たとえば、システムの導入・開発などを行う企業の多くは、実業務に影響の少ない時間帯にシステムテストや影響調査を実施するため、担当エンジニアには時間外労働・休日出勤が求められることになります。

イレギュラーな勤務に対応するためにフレックスタイムや半休制度を認めてほしいエンジニア側と、特例を好まない企業側とで折り合いがつかないケースなどが見られます。

エンジニア採用に苦戦する企業の課題

続いて、エンジニア採用に苦戦する企業が解決すべき課題を紹介します。

採用担当者の知識・理解不足解消

第一の課題として、企業側の採用担当者が「エンジニアに対する知識不足・理解不足」を解消することが挙げられます。

企業の採用活動は人事部などを主体として行われることが一般的であり、エンジニアに詳しくない人が採用担当となるケースが少なくありません。しかし、エンジニアの仕事(業務の特殊性・時間外勤務の可能性など)を理解していない担当者の採用判断には限界があり、適正な人選に結びつかない場合もあります。そのため、まずは採用担当者がエンジニアに対する知識を得て、仕事への理解を深めることが重要です。

スキル判断方法の確立

採用にあたり、「エンジニアのスキル判断方法を確立させること」も課題のひとつです。

採用担当者の多くはエンジニアとして働いた経験を持っておらず、「応募者のエンジニアが現在持っているスキル」と「採用後の業務で必要となるスキル」が一致しているかどうかの判断も難しい傾向にあります。

ITの専門知識を持たない人がエンジニアの採用を担当する際には、応募者のスキルを客観的かつ正確に判断する方法を前もって検討しておくことが必要です(具体的な方法については後ほど紹介します)。

待遇面の調整

先ほども説明したように、双方の希望条件の不一致によってエンジニア採用がうまくいかないケースは比較的多いため、「待遇面を適切に調整すること」は企業にとって大きな課題といえます。エンジニアがIT分野のスペシャリストであること・場合によってはイレギュラーな勤務が必要となることなどを踏まえ、採用後の勤務スタイルや給与額の交渉・調整を行いましょう。複数社から需要のあるエンジニアであるほど、待遇面に自分の希望を反映してくれる企業を選ぶ可能性が高くなります。

難しいエンジニア採用を成功させるには?

エンジニア採用を成功に導く具体的な方法として、以下のようなものがあります。

エンジニアへの理解や評価基準を示す

エンジニア採用の成功には、「エンジニアの仕事内容について採用側が理解を示すこと」、そして「エンジニアに求めるスキルや評価の基準を明確に示すこと」が必要です。

そのためには、エンジニアやITに詳しい人(自社のエンジニア、IT事業部の社員など)を採用担当者に含めると効果的です。すでにエンジニアへの知見がある人であれば、応募者の持つスキルを正確に把握することができ、求める人材かどうかの判断もしやすいためです。また、採用可否の基準・採用後の評価基準を決める際や、業務内容について応募者から質問を受けた際の対応などを任せることもできます。

スキルチェックを導入する

専用のツールやWebサイトなどを利用して、応募者のITスキルをチェックする方法もあります。採用に必要な要件(特定のシステムに関する操作経験、読み書き可能なプログラミング言語の種類、携わったプロジェクトの規模やフェーズなど)を応募者から的確にヒアリングできる人材が採用側におらず、所属エンジニアやIT事業部も置かない企業には有効な手段といえます。

特定言語のコーディングスキルを判定できるWebサイトやクラウドサービスのほか、転職サイトが提供するITスキルチェックテストなどもあり、実際にエンジニアの採用に活用している企業も存在します。ランクや点数によって応募者のスキルレベルが可視化されるメリットがある反面、テストやコーディングを実施してもらう手間や導入費用(有料の場合)がかかるというデメリットもあります。

ITエージェントサービスを活用する

IT関連のスキルを持つ人材に特化したエージェントサービスを活用するのもひとつの手段です。求職中のエンジニアが登録されている人材データベースの中から希望の人材を探し、条件交渉や仕事の依頼をすることができます。

利用する際のシステムや料金体系はサービスによって異なるため事前確認を行い、多くのエンジニアが登録しているサービスや、依頼前にエンジニアのスキルをチェックできるサービスを選ぶと良いでしょう。

エンジニア採用をサポートする「クラウドテック」


ITエージェントサービスを使ってエンジニアを探すのであれば、以下のような点から「クラウドテック」がおすすめです。

クラウドテックは、希望に沿ったエンジニアのマッチングが受けられるエージェントサービスです。十分な経験やスキルを持ち、即戦力となるエンジニアを最短3日でアサインしてもらうことができるため、求人や人材検索に時間をかける必要がありません。

稼働日数は週2日から調整が可能なので、技術力・コミュニケーション能力ともに高いエンジニアをリクエストしてエンジニア採用のサポートを依頼する、休日対応が可能なエンジニアにシステムの影響調査やテストを依頼するなど、柔軟な活用ができます。

優秀なエンジニアを長期的に確保する場合に比べて人件費・固定費の削減につながる点、人材紹介や面談が無料で行える点などから、コスト面でのメリットも得られます。

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まとめ

エンジニアの採用が難しい理由はいくつかあり、企業側が解決すべき課題も複数存在します。エンジニアの採用を成功させるためには、エンジニアへの理解を深め、正確なスキル判断を行いながらミスマッチのない人選につなげることが重要です。自社のリソースのみでエンジニア採用を行うことが困難な場合には、ITエージェントサービスを活用するという方法も効果的です。

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伊藤孝介
セールスプロモーション会社を経て独立し、フリーランスで地方自治体や中小企業のマーケティングリサーチ、販促企画などに携わる。 業務拡大のため2017年に合同会社を設立し、現在経営中。 マーケティング系ライター歴5年。マーケティング用語の解説や、事例紹介、WEBマーケティングなどが得意。

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