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公開日: 2021.08.23 / 最終更新日: 2025.06.12

【2025年】今、依頼したいポスティング代行業8選!料金や条件を徹底比較

広告チラシなどのポスティングは専門の事業者へ依頼することができますが、依頼できる仕事・料金の決まり方などは事業者によって異なります今回は、ポスティング代行業者に依頼できることや料金相場、ポスティング依頼時の注意点、おすすめのポスティング代行業者などを紹介します。

ポスティング代行業者とは

ポスティング代行業者とは、住宅(戸建て・マンションなど)のポストにチラシを投函する作業を代行してくれる業者のことです。チラシの配布だけでなく、チラシのデザイン・印刷・ポスティングを一貫して代行してくれる場合もあり、企業や店舗などの事業所にチラシを投函する「法人向けのサービス」を提供していることもあります。

ポスティング代行業者は、配布エリアの特徴(住宅密集度や戸建て・集合住宅の割合など)をデータとして集計しているケースが一般的です。これらのデータは、ターゲット層に効果的にリーチできるエリアを選定する際に活用されます。また、チラシを配布するときのルートを最適化できるため、自社でポスティングを行うよりも費用対効果が期待できます。

ポスティング代行業者に依頼できること

一般的に、ポスティング代行業者には以下のような仕事を依頼できます。

チラシの配布

ポスティング代行業者には、広告チラシなどの配布作業(いわゆるポスティングに該当する作業)を依頼できます。チラシの枚数が多い場合・配布エリアが広い場合などは、自分たちで配布するよりもポスティング代行業者に依頼したほうが費用対効果が期待できます。

飲食店などのオープンやリニューアルを告知するための「開業チラシ」の作り方については、以下の記事で詳しく紹介しています。

関連記事:【動画解説あり】集客につながる開業チラシの作り方とは

チラシのデザイン、印刷

配布だけでなく、チラシのデザイン・印刷を依頼することもできます。様々な配布物(ポスター・紙袋・のぼり旗・横断幕など)に対応してもらえる場合、チラシ以外のデザイン・印刷・配布なども依頼可能です。

なお、チラシのデザインや印刷には対応しておらず、あくまで配布のみを請け負うポスティング代行業者もあるため、依頼できる内容を事前に確認しましょう。

配布エリア・時間帯などの相談

ポスティング代行業者によっては、チラシの反響率(反応率)を上げるためのノウハウやデータを持っており、配布に関する相談に応じてくれるケースがあります。チラシのターゲット層に合わせて、配布エリアを絞り込んだり、配布する時間帯を調整したりできるため、効率的・効果的にポスティング作業を行うことができます。

ポスティング時に行うべき施策については、以下の記事をご参照ください。

関連記事:ポスティングの効果が出ない理由を検証!反応率アップには何が必要?

クレーム対応

ポスティングを行うと「敷地内に落ちているチラシを回収してほしい」「チラシが濡れていたため他の郵便物も濡れてしまった」「投函禁止なのに配布されていた」などの要望やクレームが寄せられることがあります。
ポスティング代行業者によっては、こういったクレームへの対応を依頼できる場合があります。また、侵入禁止・投函禁止の建物をデータ化しており、クレームにつながるポスティングは行わない方針の業者もあります。

ポスティング料金の決まり方

次に、ポスティングの料金はどのように決まるか紹介します。

チラシの配布方法

一般的なチラシの配布方法は、ローラー配布(指定エリア内の住宅すべてに配布する方法)と、セグメント配布(指定エリア内の住宅のうち、ある条件に該当する住宅に絞って配布する方法)に分かれます。セグメント配布のほうが単価は高くなる傾向にありますが、チラシのターゲット層へ効率的に配布できるというメリットがあります。
また、併配(他社のチラシなどと同時に配布すること)を利用すると料金が安くなるケースもあるため、見積の段階で確認しましょう。

DM(ダイレクトメール)で直接個人あてに宣伝・販促活動を行いたい場合は、以下の記事をご参照ください。

関連記事:DM作成の費用相場は?紙媒体とメールのDM、両方の料金を紹介!

チラシのサイズ、枚数

ポスティング料金はチラシの大きさにも左右されます。二つ折り・三つ折りなどのチラシは「チラシを広げた状態のサイズ」で計算され、封筒に入っているチラシは「チラシを広げたサイズ+封筒のサイズ(長3封筒=A4サイズなど)」で料金を計算します。

印刷費については、依頼枚数が多くなるほど料金が安くなる場合もありますが、ポスティング料金は人件費が大半を占めるため、チラシの枚数によって1枚あたりの単価が変わることは基本的にありません。

配布期間

チラシを配布する日数に応じて設定料金を変えている業者もあります。同じサイズ・枚数であっても、配布期間を長く設定すれば他のチラシとの併配が可能になるため、設定料金が安くなる傾向にあります。

「配布期間が3~5日間」である場合、指定エリアへの配布完了目安はおよそ3日間です。必ずしも5日間かけて配布するわけではなく、任意の3日間を使って配布することが一般的です。

配布エリア

チラシの配布エリアによってポスティング料金が変わることもあり、とくに地方エリアは料金が高い傾向にあります。地方エリアは都市部に比べて人口密度が低く、ポスティングにかかる時間やスタッフの移動コストが増えるためです。

たとえば、チラシを配布する家が広範囲に散らばっていたり、一軒家が多かったりすると、マンションのような集合住宅にまとめて投函するより配布効率が悪いため、1枚あたりの料金が割高になるケースがあります。

ポスティング料金の相場

ここでは、ポスティング料金の相場を紹介します。

配布方法 料金相場
ローラー配布 1枚あたり3円~4円
セグメント配布 1枚あたり5円~10円

ローラー配布の場合、一般的なチラシ(A4サイズまで)は1枚あたり約3円~4円、大きめのサイズ(A3・B3など)は1枚あたり約4円~6円が相場です。チラシのサイズや枚数にもよりますが、セグメント配布を依頼する場合は1枚あたり約5円~10円が相場になります。

なお、配布スタッフの人件費もポスティングの料金設定に影響するため、時給が高い地域(首都圏など)はやや割高になります。東京都で3,000部のローラー配布を依頼した場合、基本料金は2万1,000円(1枚あたり約7円)程度が相場といえます(A4サイズ1枚あたり約2円~3円として、印刷費も加算)。

そのほか、チラシの印刷やデザインを依頼する場合、別途費用がかかります。(※依頼先によっては、ポスティング料金に印刷費が含まれるケースもあります。)

費用の内訳 料金相場
印刷費 1枚あたり5円~
デザイン費 2万円~

印刷費は、A4サイズのチラシ1枚あたり5円〜が相場です。チラシのサイズ、印刷の範囲(片面・両面など)、白黒・フルカラーといった印刷形式によって料金が変わります。

デザイン費は、A4サイズの片面で2万円~が相場です。金額はあくまで目安であり、依頼する内容やデザインの複雑さ、チラシを掲載する媒体などによって大きく変わります。

チラシの作成・デザインにかかる料金相場については、以下の記事をご参照ください。

関連記事:チラシ作成・デザインの料金相場・費用を紹介!

ポスティング代行業者の選び方

ポスティング代行業者は、ポスティングを行う目的や自社の予算に合わせて選ぶことが大切です。たとえば、コストをなるべく抑えたい場合は、オンライン上で24時間いつでも依頼できる「ネット印刷会社」への依頼がおすすめです。印刷費込みのポスティング料金が1枚あたり6円〜8円程度と比較的安く、印刷から配布までワンストップで対応してくれます。

また、短期間で大量のチラシを配布したい場合は、大型倉庫を保有している「ポスティング代行業者」が適しています。配達員を管理するためにGPS機能付きのアプリを導入していることもあり、位置情報をリアルタイムで追跡できるため、配達員がチラシを配布せずに廃棄してしまうといったリスクを防ぐことができます。

そのほか、「全日本ポスティング協会」「日本ポスティング協同組合」などの団体に所属しているかも選ぶポイントのひとつです。団体に所属していれば100%信頼できるというわけではありませんが、業界の倫理規範などを遵守しているかを判断する基準になります。

チラシの印刷料金の相場や依頼する流れ、実店舗とネット印刷の違いなどについては、以下の記事にまとめています。

関連記事:【3Dプリントも】印刷依頼の流れや料金、おすすめの依頼先を紹介!

ポスティングを依頼する際の注意点

ポスティングを依頼する際はいくつか注意点があるため、依頼前に確認しましょう。

対応エリア・枚数が限定される

ポスティング代行業者は「地域密着型」の事業者が多いため、東京都内のみ・大阪府エリア限定・名古屋近辺のみなど、対応エリアが限定されることがあります。また、少数のスタッフで運営している場合は、配布する枚数が多いと対応できないケースもあります。そのため、自社が希望する配布エリア・枚数に対応しているかを依頼前に確認しましょう。

管理体制や作業クオリティが不十分な業者もある

ポスティング代行業者の中には、在籍スタッフの管理・研修(DVD研修・実施研修など)が不十分な業者も見られます。依頼側は「本当にチラシを配ったかどうか」のチェックが難しいため、管理体制や作業証拠の提示(GPSによる配布状況の確認・配布報告のレポートなど)がきちんとしている業者へ依頼することがポイントです。

必要コストが見極めにくい

先ほども紹介したように、ポスティング料金は配布方法やチラシのサイズなどに応じて変わり、オプション料金(配布エリアや期間を限定する費用など)が発生するケースもあります。必要費用が不明瞭な状態で依頼すると想定外のコストがかかる可能性があるため、依頼前に見積を請求して料金の総額(基本料金+オプション料金)を確認しましょう。

おすすめのポスティング代行業者8選

ここでは、おすすめのポスティング代行業者の特徴・強みなどを紹介します。

ポスティング代行業者名 A4サイズ1枚あたりの料金
株式会社ポスネット 4.95円~
株式会社アドワールド 4.5円~
株式会社アト 4.95円~
株式会社エリア広告 4.5円~
株式会社アーバンプランニング 4.73円~
ポストサービス 1.5円~(名古屋エリア限定)
ラクスル 8円~(印刷費込み)
イロドリ 2.8円~(印刷費込み)

株式会社ポスネット

業界品質No.1を掲げる「ポスネット」は、全国各地(仙台・東京・名古屋・広島など)にグループ会社があります。GIS(地理情報システム)のデータを活用しており、配布エリアの相談なども可能です。
チラシのほか、小冊子・フリーペーパー・カタログ・ティッシュなどの配布を依頼することもでき、厳しい採用基準を満たしたスタッフがポスティングを担当します。

株式会社アドワールド

大阪発のポスティング会社「アドワールド」は、日本ポスティング・クオリティー大賞を2年連続で受賞した経歴があります。大阪市内(約124万世帯)・大阪府の市町村(約383万世帯)がメインの配布エリアですが、全国各地(東京・兵庫・愛知など)のポスティングにも対応しています。
チラシ配布以外に、新聞折込・サンプリング・DMの封入作業・同梱広告なども依頼できます。

株式会社アト

日本全国に支社がある「アト」は、北海道から沖縄まで幅広いエリアでのポスティング代行に対応しています。2万社を超える受注実績をもとに作成した業種別のデータベースを活用し、広告チラシなどに合わせた最適な配布エリアの設定から任せることが可能です。

また、自社開発のGPSアプリを導入しており、配達員の現在地の情報・配布ルートなどをリアルタイムで確認できるため、より精度の高いポスティングが期待できます。

株式会社エリア広告

バイクでスピーディーに配布してくれる「エリア広告」は、チラシなどの反響率を重視する「単体配布」を専門とするポスティング代行業者です。機動力の高いバイクを活用しているため、徒歩でのポスティングよりも広範囲のエリアに配布することができます。

また、自社倉庫を保有しており、各種チラシの保管・管理などを任せることも可能です。主な配布エリアは東京で、神奈川・千葉・埼玉の一部地域にも対応しています。

株式会社アーバンプランニング

埼玉県を中心にポスティング代行を請け負う「アーバンプランニング」は、チラシのデザイン作成や印刷を一貫して請け負うポスティング代行業者です。チラシの最低発注数の制限がなく、数百部の小ロットから対応してくれます。

また、配布エリアを地図上の町丁目で区分するのではなく、実際の街並み(道路・路線・河川など)で区分けし、地区ナンバーで管理しているため、市町ごとに特化したチラシ(政党チラシ・開業チラシなど)のポスティングにも適しています。

ポストサービス

株式会社Genesisが運営する「ポストサービス」は、リーズナブルな価格設定が特徴です。ポスティング以外に、デザイン・印刷・マーケティング調査なども請け負っており、チラシの制作とポスティングを同時に依頼することもできます。
通常は名古屋エリア(愛知・岐阜・三重・静岡など)を中心に配布を行っていますが、出張キャラバンによる全国各地(北海道から沖縄まで)のポスティングにも対応しています。

ラクスル

チラシ・ポスター・パンフレット・新聞折込など、さまざまな印刷物に対応している「ラクスル」は、オンライン上で印刷から発送まで完結するサービスです。チラシのデザインを自社で簡単に作れる「らくらくチラシ」というテンプレートを提供しているため、デザインは社内で作成してコストを抑えつつ、印刷・配布のみ外注するという使い方もできます。

また、チラシの印刷・配布を最短3日で対応する「超速配布」というサービスもあるため、急ぎでポスティングを依頼したい場合にもおすすめです。配布エリアは東京・神奈川・大阪・福岡などの主要都市をはじめとした全国各地になります。

イロドリ

業界最安級の料金で依頼できる「イロドリ」は、チラシのデザイン作成から印刷、ポスティングまで一貫してオンライン上で依頼できるサービスです。会員登録すれば、さまざまな印刷物の作成・印刷・配布を依頼でき、電話での24時間サポートも提供しています。

配布エリアは全国ですが、特定の地域に絞ってポスティング代行を依頼したい場合は、町丁目などで配布エリアを指定することも可能です。

ポスティングの依頼なら「クラウドワークス」

ポスティング代行業者のほか、クラウドソーシングサービス(仕事を依頼したい人・探している人をマッチングするサービス)を利用してポスティングを依頼することもできます。

中でも、業界最大手のクラウドワークスには500万人を超えるワーカーが登録しており、「チラシ配り」という仕事カテゴリで絞込検索すれば、全国各地へのポスティング人材を探せます。

チラシ配り・ポスティングを依頼できる人材はなんと100,000人以上!実際のプロフィールはこちら

チラシのデザインや印刷、ポスティング後の効果測定などの実績が豊富な人材も数多く、ポスティングにかかわる幅広い業務の依頼が可能です。また、ポスティング時の禁止事項の通達(チラシ廃棄厳禁など)や配布先の詳細な条件指定(ガレージのある一軒家のみに配布するなど)、配布後の反響率に応じた個別ボーナスの設定などもクラウドワークスのシステム上で行える点もメリットです。

【クラウドワークスでの発注事例】
・住宅メーカーに関わる広告チラシ制作:時給1,500~2,000円
・効果測定や数値改善を任せられるマーケター募集:時給1,500~2,000円
・寿司チェーンのチラシデザイン・コーディング作業:時給2,000~3,000円
・60代のシニア向けの販促チラシデザイン:予算3,300円(コンペ形式)
・富山湾・魚介ビストロの「13周年祭」チラシ作成:予算1万6,500円(コンペ形式)
・通院する患者向けの運動メニューのチラシ作成:予算3万3,000円(コンペ形式)

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チラシの作成・デザインを外注することも可能です。チラシ作成などを依頼できるサービスについては、以下の記事にまとめています。

関連記事:チラシ作成を依頼できるサービス7選・制作会社5選

まとめ

ポスティング代行業者には、様々な仕事(チラシの配布・デザイン・クレーム対応など)を依頼できます。チラシの配布方法・サイズ・期間などによって設定料金が変わるため、事前に依頼内容を相談して見積を作成してもらいましょう。なお、管理体制・作業クオリティなどが不十分な業者もあるため、依頼先を選ぶ際には注意しましょう。

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クラウドソーシングTimes編集部
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