マーケティング
公開日: 2019.03.20 / 最終更新日: 2020.01.06

成功するアンケート調査とは?使えるサイトとコツ・分析方法を紹介!

ビジネスマーケティングにおいて「アンケート調査」は欠かせません。しかし、アンケート調査のコツやデータの分析方法はご存知ですか?そこで今回はアンケート調査の進め方やポイント、データの分析方法等について解説します。

アンケート調査とは?

アンケート調査の基本知識

アンケート調査とは、各種情報を集めるための手法のひとつであり、様々なマーケティングシーンで活用されるものです。企業は多様化する消費者行動を捉え、市場構造の変化に対応しなければなりません。そのためには多数の意見を集計して資料化することが必要です。

また、アンケート調査といっても必ず同じ方法を取るわけではありません。ネットリサーチや会場調査などの定量調査を行う場合もあれば、インタビューや行動観察などの定性調査を行う場合もあります。

アンケート調査の注意点

アンケート調査を行うにあたり、注意しなければならない点があります。まず、質問の量と長さ。回答者の負担が増えれば増えるほど、回答者の数は減っていきます。特にWeb調査などの場合、回答者が一方的にアンケートを中断できるので離脱傾向が強くなります。

また、質問の順番にも注意してください。序盤に難しい質問がくると回答者はその時点で回答をストップするかもしれません。よって、答えやすい質問から並べるのがセオリーです。

アンケート調査の3つのポイントは?


アンケート調査における3つのポイントを紹介します。

事前に欲しいデータを設定する

アンケート調査を実施する前の段階で、欲しいデータを明確に設定しておきましょう。求めるデータがはっきりしていないと、有効回答率が低くなったり、結果にズレが生じたりする可能性があります。また、求めるデータを設定する際に、データの集計方法も考えておきましょう。アンケートのまとめ方を決めておけば、必要なデータの取りこぼしを防ぐことができます。

回答者の立場に立つ

アンケート調査の有効回答率を高めるためには、回答者の立場に立ったアンケート作成が欠かせません。アンケートの途中で回答者が苦痛や飽きを感じてしまうと、その時点でアンケートから離脱してしまうからです。上述したように、質問の量や長さ、質問の順番に注意し、なるべく回答者の負担を減らせるよう工夫してみてください。

偏った調査票にならないようにする

質問が複数ある場合、必ず全体の調整を行いましょう。特に、質問の重複には注意が必要です。同じような質問が繰り返されていると、回答者は回答するモチベーションを失います。全体のバランスを確認して偏った調査票にならないように注意してください。また、調査項目の漏れ、矛盾するような選択肢などにも気をつけましょう。

アンケート調査はどのように行うのか?


アンケート調査を行う具体的な方法は、主に以下の3つです。

自社で無料サイト等を活用して行う

アンケート調査を自社で行う場合、無料で利用できるアンケート作成サイトを活用することが多いでしょう。多彩な機能を備えた無料ツールが増えているので、知識がない人でも比較的簡単にアンケート調査を実施することができます。

リサーチ会社に依頼する

アンケート調査を外注する場合は、専門性の高いリサーチ会社に依頼するのが一般的です。会社ごとに得意な分野や調査手法は異なるので、予算の範囲内で、自社のコンセプトに合ったリサーチ会社を選ぶようにしてください。

クラウドソーシングで専門家に直接依頼する

アンケート調査の外注化の方法として、クラウドソーシングの活用も挙げられます。マーケティングリサーチのプロに直接依頼することができるので、コストや柔軟性の観点でもメリットが大きいと言えるでしょう。

アンケート調査の無料サイトは?

無料で利用できるアンケート作成サイトを紹介します。

見やすいアンケートを作ることができる「formrun」


出典:formrun

「formrun」は、株式会社ベーシックが提供するフォーム作成サイトです。デザイン性に優れた様々なフォームの作成が可能で、もちろんアンケートフォームも例外ではありません。テンプレートを選択し質問項目を追加するだけで、オリジナルの見やすいアンケートを作ることができます。

Googleアカウントがあれば使える「Googleフォーム」


出典:Googleフォーム

「Googleフォーム」は、Googleアカウントさえあれば利用できるアンケートフォームです。記述式や選択式など様々な形式に対応しており、アンケート結果の管理も行いやすいです。

アンケート調査の結果の分析方法は?


最後に、データの分析方法を紹介します。

全体でデータを俯瞰する「単純集計」

アンケートの実施が終わったら、まずは得られたデータを全体的に把握しなければなりません。よって、単純集計を行います。単純集計とは、すべての回答者の回答を集計したもので、アンケート結果全体の実数や比率を表します。集計の基本と言えるでしょう。全体的な傾向を把握し、さらに分析したいポイントを絞り込むのに役立ちます。

属性ごとに集計する「クロス集計」

単純集計では、全体の実数や比率は分かりますが属性ごとのデータは得られません。しかし「性別によって違いがあるのか知りたい」、「年齢別のデータが欲しい」などのような場合もあるでしょう。そこで必要なのが属性ごとに集計を行うクロス集計です。アンケート調査の種類や目的によって、様々な軸を使い分けてください。

時系列ごとにデータを見る「時系列分析」

アンケート調査は1回で完結する必要はありません。過去にもアンケートを実施しているのであれば、時系列分析を行いましょう。過去のデータとの比較を行い、変化に着目することで新たな情報が手に入る可能性もあります。また、季節変動やトレンドを把握できれば将来の予測を立てることが可能になり、マーケティングに大いに役立ちます。

まとめ

アンケート調査の進め方やポイント、データの分析方法等について解説しました。ビジネスマーケティングにおいてアンケート調査は欠かせません。当記事で紹介したツールなどを活用し、効果的なアンケート調査を行ってみてください。

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にしすん
早稲田大学商学部卒業後、コンサルティング会社で人事業務を担当。新卒・中途採用全般に携わる。 その後、フリーランスとして独立。WebマーケティングやWeb広告の分野で活躍中。マーケティング・金融・会計・人事労務など、幅広い知識を持つ。

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