マーケティング
2019.08.22
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AIをマーケティングに活用する方法とは?企業事例も含めて紹介

AI(人工知能)をマーケティングに導入していきたいと考えている担当者に向けて、マーケティングにおけるAI活用方法を詳しく解説していきます。AIを用いることでどのような業務をサポートできるのかなど、実際の事例も交えて紹介します。

マーケティングにおけるAI活用とは?


現代では、多くの企業や組織においてAIの活用が検討されていますが、マーケティングにおいてもAIの活用は有効です。

具体的には、マーケティングにおいて欠かせない消費者データなどの「分析業務」は、AIの活用につながる代表的な分野と言えるでしょう。膨大なデータを集計・解析し、顧客分析やオンラインでの購買行動の予測などに活用できます。ただし、その一方、AIには「0→1」を生み出すクリエイティブな仕事はできません。

AIで活用できるマーケティングのデータとは?


AIがハンドリングできるデータの種類について、もう少し具体的に紹介します。

属性データ(年代、性別、住所など)

消費者分析の基本となるのが属性データです。年齢や性別、住所や学歴、家族構成など、いわゆるプロファイルと言われる基本情報のことを指します。リサーチした既存データとAIを使って分析することで、人の手では発見できない関連性や特徴を見出すことができ、見込み客に適した施策を実行できるでしょう。

意向データ(アンケート回答の内容など)

マーケティングでは、アンケート形式で消費者実態を把握する定量調査が頻繁に行われます。たとえば、「ある特定の商品を購入した場所や時間」「購入のきっかけとなった情報源」「新商品の購入意向」などです。上記の属性データと組み合わせるとさらに複雑になるため、AIを活用することで新たな見込み客が見つかるでしょう。

マーケティングにおけるアンケート分析の詳細はこちらの記事がおすすめです。
関連記事:アンケート分析とは?考察に使える分析方法や無料ツールを紹介!

行動データ(購入履歴、購入頻度、サイトアクセス履歴など)

行動データとは、消費者が実際に行った行動に基づくデータを指します。たとえば、「Webサイトの訪問履歴」「オンラインでの購買履歴」「どの広告を経由して辿り着いたか」などです。意向データよりもさらに複雑な情報となるため、消費者の行動モデルなどを見つけるためにAI活用が有効と言えます。

AI×マーケティングの会社などでの活用事例


AIは具体的にどのような施策でマーケティングと結びつけることができるのでしょうか。ここではAI×マーケティング活用例として、ダイレクトメール、SEO対策、チャットボット、レコメンド機能、コピー開発の5つを紹介します。

ダイレクトメール

ダイレクトメール(DM)とは、ブランドの情報発信や商品の購入促進など、さまざまな目的で使われるマーケティングプロモーションの手段です。そもそも対個人向けの情報発信媒体なのでパーソナライズ化がしやすい手法ですが、AIを活用することによって、さらに顧客にあった商品や情報をセレクトすることが可能です。

SEO対策

SEOとはSearch Engine Optimizationの略で、日本語では「検索エンジン最適化」と訳されます。Googleなどの検索エンジンで、特定のページを上位表示させる対策のことを指します。AIが搭載されたSEO対策ツールを活用することで、24時間その順位を監視、さらにランキングが下がった場合はその場で対策を打つことが可能です。

チャットボット

Eコマースサイトなどでよく見かけるのがAIチャットボットで、AIを活用することによって、顧客はオペレーターと本当にやりとりしているかのように自然に会話ができます。顧客に合った商品やプランの紹介、宅配の状況確認など、さまざまな役割で使われています。

レコメンド機能

多くのEコマースサイトで搭載されているのが、AIによるレコメンド機能です。顧客の閲覧履歴や購買履歴から関連性の高い商品やサービスを表示させることによって、さらなる購買を促すことができます。

コピー開発

「キャッチコピー開発はクリエイティブな仕事のため、人間が行うのでは?」と思われたかもしれませんが、実はAIを使って行うことができます。国内外にはすでに複数のサービスが存在し、適した文章の自動生成を行う機能を活用してコピー開発を行っています。

そのほか、AI活用のトレンドや企業事例などはこちらの記事で紹介しています。
関連記事:ビジネスにおけるAI活用法とは?分野や企業での事例も合わせて紹介

AI×マーケティングの企業事例とは


ここでは、AI×マーケティングを採り入れた企業事例として「はるやま商事」「The North Face」「ツヴァイ」のケーススタディを紹介します。どのようにAIを業務で活用しているのか、ポイントを絞って解説します。

はるやま商事:パーソナライズDMによって来店率アップ

紳士服大手「はるやま商事」では、カラフル・ボード株式会社が提供している「SENSY」を採り入れました。SENSYはユーザーのセンスや好みを学習し、それに合った商品をレコメンドしてくれるAIです。

ユーザー別にSENSYが示す商品を掲載したDMを発送したところ、通常のDMと比較して、来店がメンズ15%、レディース12%もUPしたという結果が得られました。

The North Face:オンラインストアのデジタル接客

アウトドアブランドとして世界的に人気の「The North Face」は、自社のオンラインショップにAIを用いたレコメンド機能を搭載しました。簡単な言葉を入力するだけで顧客の嗜好に合ったオススメの商品を紹介してくれる機能です。AIを活用して、Eコマースサイトでの接客を実現した事例とも言えます。

ツヴァイ:AIアナリスト導入でCV率2.3倍を達成

出会う機会だけでなく結婚までのサポートも提供する「ツヴァイ」は、株式会社WACULが提供する、アクセス解析データをさまざまなパターンで集計し、Webサイトの改善を自動的にアドバイスしてくれるツール「AIアナリスト」を導入しました。

以前はデータの認識のズレに課題があり、データ統一を最優先課題にしていた同社。AIアナリスト導入時、すぐにでも実践できるレベルまで落とし込んで提案してくれたことが魅力だったそうです。結果的には、データ認識の共有ができたことはもちろん、CV率の改善にもつながりました。

まとめ

AIをマーケティングの場で活用するための具体的な活用法、そして企業での導入事例について紹介しました。AIを活用するためにはAIでできること・できないことを知ることが重要です。AIを業務に導入して日々の業務効率化やその先の新しいサービス、価値提供にチャレンジしてみてください。

実際の成功事例から紐解く、
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Yukifun26
消費財メーカーでマーケティングを担当。消費者調査、コンセプト・商品開発、ブランディング、メディア戦略立案、販売戦略立案などブランドマーケティング全般、WEBマーケティングについてはオウンドメディア管理、SNSマーケティング、SEOなどを実務として経験。

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