マーケティング
公開日: 2019.09.26 / 最終更新日: 2020.11.12

メルマガの作り方を徹底解説!初心者でも作れるようになるコツとは?

メルマガと聞くと人によっては古さを感じるかもしれませんが、実は現在もマーケティングにおいて有効です。中には、メルマガを始めてみたいけれども、何から手をつけていいいのかわからないという初心者の人もいることでしょう。そこで、メルマガが初めてでも作れるようになるよう、メルマガの作り方やコツをまとめました。

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メルマガの基本的な作り方:企画編


メルマガは、何を配信するのかがとても重要です。まずはそのための企画づくりを行いましょう。

メルマガを配信する目的を設定する

「なぜメルマガを配信するのか」「自社の事業の中でメルマガはどのような役割を担うのか」の2つを設定しましょう。多くの場合、販売促進やファン化を目的としてメルマガを配信します。

HTML形式なのか、テキスト形式なのかを決める

次に、メルマガのデザインを決めましょう。メルマガにはHTML形式とテキスト形式の2種類があります。HTML形式は視覚効果が高く、さまざまなデザインが可能なため、現在のメルマガの主流になっています。テキスト形式は文字のみのシンプルなもののため、できるだけシンプルにしたい人にはおすすめです。

ネタ探しや資料集めを行う

メルマガはどんな内容を配信するのかが鍵になるため、ネタ探しも必要です。1配信につき1ネタが基本なので、配信頻度とメルマガ制作のタイミングに応じたテーマ数を集めましょう。

メルマガの基本的な作り方:制作編


企画の立て方を把握できたら、次はメルマガを作る方法を確認していきましょう。

まずはペルソナを設定する

マーケティング用語では、イメージした具体的なターゲットのことをペルソナと呼びます。どのような人にメルマガを届けるのか、年齢、性別、趣味嗜好、サービスの活用状況などできるだけ具体的な人物像を考えましょう。

ペルソナの作り方や注意点はこちらの記事でまとめています。
関連記事:ペルソナの作り方とは?詳細な作成方法やBtoB向けの注意点を解説

タイトルを設定する

メルマガはタイトルによって開封率が大きく変わります。具体的なターゲットや数値を使うことによって、興味を引くタイトルを作ることが可能です。

全体の構成を決める

どのような構成でメルマガを作るのか決めましょう。基本的な構成は次の4つです。1つ目はヘッダーで、誰から送られてきたのかがわかるように企業のロゴなどを含めます。2つ目はリード文で、読者への挨拶やメルマガ内容への誘導を記載しましょう。3つ目が本文で、ここにお役立ち情報などのネタを書きます。そして、最後に入れるのがフッダーです。問い合わせフォームや配信元、メルマガ解約方法などを記載します。

メルマガ制作は個人に外注も

メルマガ制作をする時間がない、もしくは苦手だという場合、クラウドソーシングを活用して、メルマガ配信目的に近いメルマガ制作経験者に依頼する方法もあります。ワーカーの絞り込み検索をするとメルマガ制作経験者が表示されるので、そこからさらに絞り込めば、より自社が配信したいコンセプトに近い経験者を見つけることもできます。

こちらは実際にクラウドソーシングを利用した企業の声を集めた資料です。ぜひご覧ください。
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メルマガの基本的な作り方:配信編


メルマガの内容ができ上がったら、次に配信を行います。配信を行ううえで注意すべきことを3つ紹介します。

マルチパート配信の設定をする

メルマガ配信の多くがHTML形式で行われていますが、中にはHTMLを見ることができない人もいます。そういった人でも本文をきちんと見られるようにするのが「マルチパート設定」です。メルマガ配信前に、マルチパート設定がされているかどうかを確認しましょう。

配信解除設定は必ず行う

メルマガ配信には「特定電子メール法」という法律による規制があります。そのうちのひとつが「配信解除設定」となるため、メルマガにはきちんとこれを入れ込むようにしましょう。配信解除申し込みがあったにもかかわらずメール配信をし続けてしまうと、法律違反になるため注意が必要です。

テスト配信/本配信を行う

添付したデータが重いなどの場合、メールが配信されないことがあります。それ以外にも、新しく登録してもらったメールアドレスが間違っている可能性もあるかもしれません。一度テスト配信を行ってからメルマガの本配信をするようにしましょう。

効率良くメルマガを作るポイントとは?


定期的に配信が必要なメルマガは、たくさんの労力が求められる業務です。メルマガ業務では効率の良さを大切にしましょう。

メール配信サービスを利用する

配信先が少ない時には手作業でもそれほど問題はありませんが、数百件、数千件と増えてくると、手作業では到底追いつかなくなってしまいます。配信作業の効率化にはメール配信サービスを活用しましょう。

テンプレートを使いこなす

メルマガの作成には多くの時間を要します。しかし、テンプレートを活用すれば、構成や写真などはテンプレートに準じてはめ込めば良いだけになるので、業務を簡素化することが可能です。

見られるメルマガを初心者が作るコツ


メルマガを配信することによるゴールは、シンプルに言えば「見てもらうこと」にあります。購買行動やロイヤリティといった目的もありますが、いずれにしてもメールを読んでもらわないことには何も始まりません。

配信日や頻度などを決めておく

いつメルマガが来るかわからない不定期配信よりも、配信頻度や曜日が決まっているメールのほうが開封率は高くなります。曜日が決まっていれば能動的にチェックできるようになるため、配信日や頻度は決めておきましょう。

開封されるための工夫をする

開封してもらうためには工夫が必要です。興味を引くようなタイトル名にしたり、イメージに合う写真を添付したり、さまざまな工夫をしてみることが大切です。

実際に行動してもらうための工夫をする

冒頭でも述べましたが、開封してもらうことはアクションへの第一歩です。ただし、見てもらうだけが目的ではなく、最終的には購買行動を起こしてもらったり、自社へのロイヤリティを高めてもらったりすることが目的となるはずです。そこにつながるような工夫を行いましょう。

ABテストなどで改善を重ねていく

メールの開封率やクリック率は、メルマガの効果測定には欠かせない指標です。開封率が高い内容はどのようなものだったのか、クリック率が低い要因は何かなど、毎回測定を行うことによって改善点が見えるため、次に向けて改善を重ねていきましょう。

メルマガと一緒に行うと良い施策をこちらの記事でまとめています。複数の集客方法を実施することで、より効果が得られるため、ぜひ参考にしてみてください。
関連記事:集客を増やす方法とは?リアルとWebを種類別に徹底解説!

まとめ

メルマガを作るには企画、制作、配信という3つの作業が必要になります。上手なメルマガ運営を行うためには作業の効率化が必要です。メール配信サービスやクラウドソーシングでの外注化を上手に活用しながら、顧客に見られるメルマガになるようさまざまな工夫をしてみてください。

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伊藤孝介
セールスプロモーション会社を経て独立し、フリーランスで地方自治体や中小企業のマーケティングリサーチ、販促企画などに携わる。 業務拡大のため2017年に合同会社を設立し、現在経営中。 マーケティング系ライター歴5年。マーケティング用語の解説や、事例紹介、WEBマーケティングなどが得意。

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