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公開日: 2020.07.16 / 最終更新日: 2023.08.01

メルマガ代行はいくらで頼める?制作・配信費用の相場や依頼先の選び方も解説

メルマガ(メールマガジン)は、ブランドの認知向上や販売促進、顧客の獲得など、さまざまな用途に合わせて活用できるマーケティング手法のひとつです。今回は、メルマガ代行で依頼できることや費用相場、メルマガ代行を外注するメリット・デメリット、メルマガ代行の依頼先を選ぶポイントなどを紹介します。

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メルマガ代行とは

メルマガ代行とは、メルマガに関する業務を代行してくれるサービスのことです。メルマガ運用のノウハウがあれば、社内ですべて対応することは可能ですが、メルマガの配信環境を整備したり、人員を確保したりなど、さまざまな準備が必要です。一方で、メルマガ代行サービスを利用すると、準備段階を飛ばしてスムーズにメルマガ運用を始められます。

多くの場合、メルマガを配信する目的は、自社の商品やサービスに興味を持ってもらうことです。割引クーポンやキャンペーン情報をメルマガで配信すれば、購買意欲を促進させる効果が期待できます。
ただし、コンバージョン(商品購入・サービス利用など)を達成してもメルマガ運用は終わりではありません。商品の活用方法や、生産者・技術者のインタビューなどを配信し、顧客からファンになってもらうことも目的のひとつです。

メルマガの基礎知識やメルマガの配信方法、メルマガの活用で成功した企業事例などについては、以下のページで紹介しています。

関連記事:メルマガとは?基礎知識や配信ノウハウ、企業の成功事例をまとめて紹介!

メルマガ代行の費用相場

ここでは、企業・個人へ依頼する場合の費用相場をそれぞれ紹介します。依頼できる内容の詳細は後ほど紹介しますので、まずは費用感の参考にしてください。

企業へ依頼する場合

メルマガ代行を企業へ依頼する場合、料金は比較的高めに設定されています。依頼内容や工数、求めるクオリティなどによって、費用相場が大きく異なることが特徴です。

【費用相場】
・メルマガの制作代行:月額6,000円~10万円
・メルマガの配信代行:月額5万円~
・まとめて依頼する場合:月額20万円~

例えば、簡易的な企画をもとに、メルマガの制作と一斉配信を依頼する場合、費用相場は月額6,000円~1万円程度です。一方で、メルマガの企画立案から分析まで依頼し、メルマガの制作・配信スケジュールを調整する作業までトータルで依頼すると、月額5~10万円程度になります。なお、依頼先によっては複数の料金プランを用意しているケースもあります。サービス内容によって料金が異なり、メルマガ制作を部分的に依頼できる場合もあります。

【依頼内容と料金の例】
・メルマガのテキスト添削:1,000文字以内で3万円前後
・メルマガの分析代行:原稿1本あたり5万円程度
・テンプレートのみ制作:テキスト形式は5万円程度、HTML形式は30万円程度

個人へ依頼する場合

個人の場合は比較的安価に依頼できますが、制作会社と比べて安定感に欠ける点がデメリットです。納期に間に合わない、連絡がつかないといったトラブルが起こる可能性があるため、依頼前に個人のスキルや実績をきちんと確認する必要があります。

【費用相場】
・簡易的なメルマガ制作:1通あたり500円~2,000円程度
・難易度の高いメルマガ制作:1通あたり4,000円~2万5,000円程度

専門知識を必要としないメルマガ制作(低単価のBtoC商材など)の場合は、1通あたり1,000円前後で依頼できます。一方で、高単価の商材やステップメールなどの場合は、1通あたり1万円程度が費用相場になります。多くの場合、個人へ依頼するときはメルマガ1通ごとに報酬を設定しますが、時給や文字単価で継続的に依頼するケースもあります。

【時給・文字単価それぞれの料金例】
・時給の場合:1時間あたり1,000~2,000円
・文字単価の場合:1文字あたり0.5~4円

メルマガ代行で依頼できること

メルマガ代行で依頼できる業務内容は、「制作」「配信」の2種類に大きく分かれます。以下、内容を紹介します。

メルマガの制作

メルマガの制作は、メルマガを作る作業全般のことです。具体的には、以下のような作業工程があります。

【コンテンツの企画】
メルマガをどういった目的で運用するかを明確にし、メルマガで配信するネタを考えてもらったり、配信先のターゲティングを行ったりする工程です。

【デザインテンプレートの作成】
デザインの制作を行い、1通目のメルマガのテンプレートを作る工程です。メールの形式は、「テキストメール」「HTMLメール」の2種類に分かれます。

<テキストメール>
・料金:比較的安い
・用途:シンプルなテキスト形式のメルマガを安価に量産したい場合
・開封率:計測できない

<HTMLメール>
・料金:比較的高い
・用途:フォントや色を変えるなど、レイアウトをカスタマイズしたい場合
・開封率:計測できる

【ライティング】
メールの形式に合わせて、件名・本文などを執筆する工程です。あからさまな営業メールではなく、親しみやすいフランクな雰囲気のほうがメルマガの効果を発揮できます。

【画像加工】
HTMLメールの場合は、画像・動画の編集を行います。メルマガに画像・動画を入れると、商品やサービスをひと目でわかりやすく伝えられるため、視覚的な訴求効果が高まります。

メルマガの配信

メルマガの配信は、配信リストを作成したり、配信結果を分析したりする作業のことです。具体的には、以下のような作業工程があります。

【リストの作成・更新】
メルマガを配信する前に、配信先のメールアドレスを集めてリストを作成する工程です。新規・配信解除のメールアドレスなどを反映させ、最新のデータに随時更新します。

【メールの配信】
制作したメルマガを配信する工程です。多くの場合、メルマガを配信する際は専用のメール配信システムを使います。

なお、メルマガは、同じ内容のメールを複数人に一斉に配信するケースが一般的です。ターゲットの属性などに応じてメールを個別に配信する場合は、「メールマーケティング」と呼ばれるケースもあります。メルマガとメールマーケティングでは、対応範囲や工数が大きく異なるため、依頼料金に差が出るポイントになります。

【配信結果の分析】
メルマガ配信後の効果検証を行う工程です。配信したメルマガの開封率・クリック率などの効果を測定し、メルマガ運用の効果を高めるために分析を行います。

【レポートの作成】
依頼先によっては、配信結果をもとに分析レポートを作成してくれます。レポートに修正点を加えていき、PDCAサイクルを回しながら、メルマガの精度を上げていく工程です。

メルマガの制作・配信には上記のような工程があり、メルマガ代行を外注すれば、全工程をまとめて(あるいは部分的に)依頼することができます。メルマガの制作・配信を自社で行いたい場合は、以下のページを参考にしてください。

関連記事:メルマガの作り方を徹底解説!初心者でも作れるようになるコツとは?

メルマガ代行を外注するメリット

メルマガ代行を外注すると、以下のようなメリットがあります。

メルマガの開封率が向上する

開封率は、どれくらいの人がメルマガを開封したかを表す指標です。メルマガを開封してもらうためには、顧客の興味を惹くタイトルやファーストビューを制作する必要がありますが、これらはメルマガ制作の豊富な経験が求められる作業です。
メルマガ代行の依頼先には、コンテンツ(タイトル・本文・画像・全体の構成など)を制作するノウハウがあるため、メルマガそのもののクオリティが上がり、開封率の向上が期待できます。

配信先リストを管理する手間を削減できる

メルマガを配信する場合、配信先となるメールアドレスの更新(変更・追加・削除など)を常に行い、リストを最新化しておく必要があります。これはメルマガのPR効果を高めるとともに、メールアドレスという個人情報の更新に速やかに対応しなければ、企業のイメージダウンにつながる可能性があるためです。
メルマガ代行サービスでは、配信リストの作成・管理から依頼できるケースもあるため、更新作業にかかる手間を削減できます。

個人の顧客だけでなく、取引先企業などの営業リスト作成を代行するサービスもあります。営業リスト作成代行の依頼先や費用相場については、以下のページでまとめています。

関連記事:営業リスト作成代行を頼むには?料金相場やおすすめの依頼先を解説

メルマガの効果を最大限に引き出せる

メルマガ代行を外注すると、コンテンツのクオリティ向上に加え、自社の特徴やイメージ戦略に応じたメルマガを作成してくれます。好感や親近感を抱きやすい文章、添付URLをクリックしやすい時間帯・曜日などを踏まえて、メルマガの制作・配信を行うため、メルマガの効果が引き出されやすくなります。やみくもに配信すると迷惑メール扱いされるケースもあるので、メルマガのターゲット層に合わせてこれらを適切に設定することが重要です。

メルマガの効果を最大化させるコツや、メルマガ配信の効果的なタイミング、メルマガの効果測定の方法などについては、以下のページで詳しく紹介しています。

関連記事:メルマガの効果を最大化!配信すべき曜日や時間帯をターゲット別に解説

メルマガ代行を外注するデメリット

メルマガ代行を外注すると、以下のようなデメリットもあります。

依頼先に丸投げはできない

メルマガ代行を外注すると、制作・配信をまとめて依頼することもできます。ただし、メルマガを効果的に制作・配信・運用するためには、依頼先との密な連携が必要です。
例えば、キャンペーン情報を共有したり、メルマガのデザイン・文章のチェックをしたりなどの作業はその都度発生します。社員の人件費だけでなく、時間的なリソースを割くことになるため、メルマガ代行を依頼しても自社の負担が完全になくなるわけではありません

自社運用と比べてコストが高い

メルマガ代行の料金は、自社で運用する場合と比べて割高になるケースがほとんどです。メルマガの制作~配信までまとめて依頼すると、社員1名分の給与(月額20万円程度)に匹敵する費用がかかります。自社運用のノウハウがある場合、メルマガ制作・配信の担当者が1日数時間ほど作業すれば十分で、メルマガ配信ツールの料金も月額2,000円~1万円程度と低価格で利用できます。
求めるクオリティや費用対効果を考慮したうえで、社内で対応するか・部分的に外注するか・まとめて外注するかを検討しましょう。

※メルマガの制作・配信の費用相場については、記事前半を参照してください。

情報漏えいのリスクがある

メルマガの配信代行を依頼する場合、自社の顧客リストや、メール配信システムのログイン情報を依頼先と共有することになります。これにより、個人情報やパスワードなどが外部に漏洩するリスクがあり、情報が漏えいした場合、メルマガの発行元である企業の信用問題に発展するでしょう。
メルマガの制作代行のみ依頼すれば、社外秘の情報などは共有しないため、外部による情報漏洩のリスクを完全になくすことができます。

メルマガ制作のみ外注し、自社でメルマガ配信を行う場合は、メルマガの配信ツールを利用する方法がおすすめです。詳しくは、以下のページでまとめています。

関連記事:【無料あり】おすすめのメルマガ配信ツール5選!選ぶコツや配信時の注意点も解説

メルマガ代行の主な依頼先

続いて、メルマガ代行の主な依頼先をいくつか紹介します。

メルマガ制作代行会社

メルマガ制作代行会社は、メルマガの制作・配信を主に請け負う会社のことです。専門会社ならではの豊富なテンプレートやノウハウを活用し、クオリティの高いメルマガを作成してくれます。配信先リストを外部と共有したくない場合は、メルマガ制作のみを代行してもらい、配信は自社で行うというスタイルも可能です。

メール配信会社

メルマガの制作・配信をトータルで依頼したい場合は、メール配信会社が適しています。メルマガを始めとする各種メール(案内メール、挨拶メール、問い合わせへの返信など)の作成や配信をまとめて依頼できます。一斉配信だけでなく、メールマーケティングのような個別対応を代行してもらったり、配信先リストの管理を任せたりすることも可能です。

クラウドソーシングサービス

クラウドソーシングサービスとは、仕事を外注したい人・受注したい人をインターネット上でマッチングするサービスのことです。仕事を依頼する際は、クラウドソーシングサイト(受注者・発注者が多数登録しているサイト)を通じて、さまざまなスキル・実績を持つ人材を探すことができます。まずはメルマガ1通を複数人に同じ条件で制作してもらい、その中でクオリティの高い受注者へ継続的に依頼するといった使い方も可能です。

メルマガ代行の依頼先の選び方

メルマガ代行の依頼先を選ぶ際は、以下のようなポイントがあります。

提案力や実績があるか

顧客(あるいは見込み顧客)に配信するメルマガは、売上アップや新規顧客開拓などにつながります。そのため、メルマガの制作・配信・運用に関する提案力や実績の豊富な依頼先を選ぶことが重要です。ホームページで過去の実績や導入企業名、利用者の口コミ、リピート率などを掲載している場合もあるため、事前に確認してから依頼しましょう。

セキュリティーは万全か

メルマガの配信代行を依頼する場合、依頼先がどのようなセキュリティ対策(メール暗号化・ISMS認証・アクセス制限など)を施しているかが選ぶポイントです。個人情報の取り扱いが適切とみなされた事業者へ提供される「Pマーク(プライバシーマーク)」を取得しているほうが安全といえます。また、特定電子メール法に違反しないように、事前承諾を得たユーザーにのみ配信すること、配信停止を希望したユーザーには配信しないこと、この2点に注意しましょう。

レポート機能が充実しているか

依頼先のレポート機能が充実していると、メルマガの開封率やクリック率などのデータを取得・分析してもらえるため、メルマガ配信の運用効果を上げるための戦略が広がります。依頼前の見積もりの際に、分析レポートを作成してもらえるかを確認し、対応可能であれば、レポートのサンプルをチェックしてから依頼するかどうかを検討しましょう。

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クラウドソーシングサービスを利用すれば、さまざまなスキル・実績を持つワーカーを探すことができます。クラウドソーシングサービスの中でも、業界最大手の「クラウドワークス」には、メルマガ制作の経験豊富な人材やセールスライター、Webマーケティングに詳しい人材などが多数登録しています。

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メルマガ制作のみ・配信レポート作成のみなど、必要な業務を必要な分だけ依頼可能で、システム上で秘密保持契約を締結できるため、しっかりとセキュリティ対策を施すことができます。単発でメルマガ制作を依頼したり、メールマーケティングやメルマガ運用に関するアドバイスのみ依頼したりなど、用途に合わせて柔軟に発注できます。システム利用料などの手数料は一切かからず、料金・納期・依頼内容などは個別に相談可能です。

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まとめ

メルマガ代行は制作・配信のノウハウが豊富にあるため、運営側からは見えなかった問題点・改善点などを洗い出してくれます。これからメルマガ運用を始める場合や配信しても効果が出ない場合、何年も同じテンプレートを使っている場合などは、メルマガ代行への外注がおすすめです。一方で、自社運用と比べて費用は割高になるため、社内で対応できる業務があるかなどを考慮したうえで、外注するか・社内で対応するかを検討しましょう。

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クラウドソーシングTimes編集部
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