マーケティング
公開日: 2019.10.22 / 最終更新日: 2023.07.19

【無料あり】おすすめのメルマガ配信ツール5選!選ぶコツや配信時の注意点も解説

今回は、おすすめのメルマガ配信ツールについて紹介します。ツールを選ぶポイントや、実際にメルマガを配信する際の注意点についても解説しているため、ぜひ参考にしてください。

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無料・有料メルマガ配信システム5選

はじめに、メルマガ配信システムの中でもおすすめの5つを紹介します。有料・無料のシステムやプランがあり、無料のものは初心者でも始めやすいでしょう。有料のものはマーケティングツールが充実しているものが多いため、自社の目的に合致した機能を搭載しているシステムを選ぶことをおすすめします。

オレンジメール

株式会社オレンジスピリッツが運営する、簡単な操作でメール作成や配信ができるシステムが『オレンジメール』です。SEO対策機能や効果測定機能が充実しており、株式会社Catch the Webをはじめとする5万件以上の導入実績を持つことが特徴です。登録可能読者件数に応じた4種類の有料プランがあり、月額2,480円(登録者2,000人以下)のプランは30日間無料でおためしができます。また、登録者100人以下の個人・サークル向けプランは半年間無料で使用できます。

メール商人

株式会社イー・エム・ズィーが運営する、メールマーケティングに必要な機能をフル装備したシステムが『メール商人』です。「メール配信」「ステップメール」「入力フォーム生成」などのほか、セグメントメール、効果測定、CRM機能など充実した機能を備えています。初期費用5,500円のほか、登録メールアドレス数の違いで月4,170円、7,700円、11,000円という3つの利用プランがあり、全プラン配信数無制限。メール到達率が高いのも魅力です。

配配メール

株式会社ラクスが運営する『配配メール』は、メール作成・配信、効果測定などの本格的な機能を備えながら、比較的低価格なのが特徴です。機能数や配信アドレス数に応じた3種類のプランがあり、無料トライアルも可能です(無料トライアルで登録できるアドレスは100件まで。有料プランの料金は問い合わせが必要)。 大手企業の導入実績も豊富で、サポート体制も充実しているため初心者でも安心して利用可能です。

blastmail

株式会社ラクスライトクラウドが運営する『ブラストメール』は、『ブレインメール』から2018年に改称し、今ではNHKや楽天、DeNAなど8,100社以上の企業が導入しています。月額3,000円~、6,000円~、30,000円~の3プランがあり、初期費用が別途必要です。マニュアル無しでも可能な簡単操作や充実した効果測定ツールが人気で、7日間の無料トライアルが可能です。

メルマガ配信システムを選ぶポイント

次に、メルマガ配信システムを選ぶ際のポイントを紹介します。

目的に合う機能があるか

最初のポイントは、自社の使用目的に合った機能があり、自由に使えるシステムかどうかをチェックすることです。メール配信システムの基本機能は以下のようなものであり、必要な機能を搭載しているものを選ぶようにします。

【メール作成機能】
●HTMLメール作成
●受信者名など一斉メールとは異なる情報の差し込み

【メール配信機能】
●予約配信
●ターゲット配信
●ステップメール配信
●重複リストへの配信防止

【配信結果分析機能】
●配信エラー分析⇒エラーメールの配信停止
●開封率
●クリック率
●コンバージョン率

サーバーの安全性

メルマガ配信システムには、インターネット経由でサービスを利用する「クラウド型」と、サーバーやソフトウェアを自社で購入して管理・運用する「ソフトウェア型」の2種類があります。仮にクラウド型を利用する場合は、ベンダーのサーバーの安全性を確認しましょう。稼働率や品質保証制度(SLA)、転送量、同時アクセス数などは最低限チェックが必要な項目です。

セキュリティ対策が行われているか

ネット犯罪が横行している中では、メルマガ配信においてもセキュリティ対策は必須となります。SSlなどの暗号化、ウィルス対策、IPS/IDSなどの検知システム、不正アクセスをブロックするファイヤウォールなどは必ず確認するようにしましょう。

メルマガ配信での注意点

では、実際にメルマガ配信を行う際はどのような点に注意が必要なのでしょうか?代表的な注意点を紹介します。

特定電子メール法を遵守する

メルマガも含めた宣伝目的のメールは「特定電子メール法」が定める下記を遵守しなくてはなりません。違反した場合は罰則もあるので注意しましょう。

●オプトイン(事前に配信許可を得ること)
●オプトアウト(配信を拒否したユーザーには送らないこと)
●メール本文に送信者氏名や名称、電子メールアドレスなどの表示
●送信者情報を偽った送信の禁止

個人情報保護法への対策を行う

氏名や住所、顔写真など、「生存する個人に関する情報で、特定の個人を識別することができるもの」と定義されている個人情報は、個人情報保護法により、安全に管理することをすべての企業に義務付けています。展示会やセミナー、Webサイトなどによって得た個人情報は、漏洩がおきないよう万全のセキュリティ体制で管理しなくてはなりません。
参考:個人情報保護委員会「個人情報保護法等

著作権法に抵触しないよう注意する

メルマガの内容が著作権法に抵触していないかも注意しましょう。書籍や他者が書いたホームページの著作物から、勝手に文章やイラスト、写真などを利用すると著作権侵害に該当します。どうしても使いたい場合は著作者に許可を取る、ないしは引用規定に沿って掲載しなくてはなりません。
参考:文化庁「著作物が自由に使える場合

実際にメルマガを配信する前に、こちらの記事で作り方をおさらいしておきましょう。
関連記事:メルマガの作り方を徹底解説!初心者でも作れるようになるコツとは?

メルマガ配信とは?


以下、メルマガ配信の概要や、BtoCやBtoB向けメルマガの目的などを説明します。メルマガについてさらに詳しく知りたい方はご一読ください。

メルマガ配信の概要

メールマガジンの略称であるメルマガとは、自社などで管理・登録しているメールアドレスに対して一斉に配信するメール、ないしはシステムのことです。マガジンという名のとおり、単発配信ではなく、雑誌のように定期的に継続配信されます。

メルマガは、同じくアドレスのある対象に送るプリントメディアのDMよりもコストを抑えることができ、送りたいタイミングで配信できるのがメリットです。ビジネス目的での送信はもちろんのこと、グループ内の連絡網やお知らせ、自動返信・自動通知などで使われることもあります。

メルマガ配信をする特長

一般的にやりとりされるメールは、意思伝達や連絡手段として使われることが多く、送り手・受け手双方のコミュニケーションが成り立ちます。一方メルマガ配信は、送る側からの一方的な情報提供に留まります。

ただし、配信したメルマガは、それ自体を読み物としてコンテンツ化できるのが特長です。配信するメルマガを楽しみにして、継続して閲覧してくれる読者を増やすことで、優良顧客の育成、エンゲージメントの向上、売上増につながります。

BtoC向けメルマガ配信の目的

BtoC向けメルマガの主なものは、ECサイトの会員向けのメルマガや量販店などのキャンペーン、イベント、クーポン配信などで、主に販促や定期通販のリピート率向上がその目的です。

化粧品や健康食品などのメルマガの中には、「美肌効果を高める使い方」や「サプリを活かした健康的な食生活」など、知識や情報も合わせて提供するケースもあります。こうした情報をシリーズで配信すれば、エンゲージメントの向上にも繋がるでしょう。さらに、オフラインとの連動で、よりLTV(顧客生涯価値)を上げることも可能です。

BtoB向けメルマガ配信の目的

BtoB向けのメルマガは、主に顧客育成であるリードナーチャリングで活用できます。展示会で集めた名刺や、web広告などで取得したメールアドレスなどの「リード」に対してメルマガを配信し、継続的なコミュニケーションをとることが可能です。潜在顧客にメルマガで定期的に情報提供をすることで、自社商品やサービスに対する購買意欲を高めていき、最終的には商談・購入につなげることができます。

メルマガの配信方法


メルマガの配信方法で代表的なものは、以下の通りです。

メルマガ配信ツール(システム)を使う

メルマガを不特定多数に大量に配信する場合、スパムメール扱いにされたり、プロバイダーの規制を受けたりすることも考えられます。こうしたリスクを避けるためにも、先ほど紹介したようなメルマガ配信ツールの利用が効果的です。また、メルマガ配信ツールには有料のものもあれば無料のものもあり、使える機能やサポートの違いで数多くの種類があります。自社の目的に合ったツールを選ぶようにしましょう。

Googleスプレッドシート、エクセルを使う

メルマガはExcelやGoogleスプレッドシートで送ることもできます。Excelで宛先リストのファイルを作成し、メールソフトのOutlookでHTML形式のメールに情報を反映することで配信できます。

また、リストをGoogleスプレッドシートで作成するなら、Gmailで配信しましょう。Googleドキュメントでメール本文を作成して「Google Apps Script」でコードを作成し、各種データと連携させます。知識とスキルがあれば誰でも無料でできるので、コスト削減が可能です。

MAツールを使う

集客や販促、顧客管理などのマーケティング業務を自動化・連動化できるのが、マーケティングオートメーションツール(MAツール)。実は、その多くにメール配信機能が含まれています。MAツールでのメルマガ配信は、ユーザーの欲しがる情報を配信できるので、効果の高いメルマガ配信が可能です。

通常のメール配信ツールによる「ステップメール」が「ユーザーの行動」を予測してメール配信を行うのに対し、MAツールは、「ユーザーの検討度」に合わせて欲しい情報を欲しいタイミングで届けることができます。

BCCで送る

メールの宛先のひとつである「BCC」を選んで、複数の人にメルマガを一斉配信することもできます。BCCメールでは、受信者は、ほかの受信者のメールアドレスを知ることなく配信でき、一度に大人数に送信できるので手間も軽減されます。ただし、中にはBCCのつもりが間違えてCCで送ってしまうケースもあり、個人情報漏洩につながるなどのリスクも大きいため、あまり利用されていません。

まとめ

ビジネスシーンにおいては、顧客との関係性を切り開いてエンゲージメントを高め、売り上げ増につなげるためにも、メルマガは非常に有効な手段です。上手に活用しメールマーケティングを成功させるには、いくつかのポイントがあります。自社の活用目的を明確にして最適な配信システムを選ぶ際には、ぜひ今回の記事内容を参考にしてください。社内にリソースがなければ、外注もおすすめです。
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広告代理店でマーケティングやストラティジックプランナー、ライター等を長年担当。専門は統合マーケティングコミュニケーションで、リサーチ実施・分析及びWEBも含めたトータルコミュニケーションプランやの構築やブランディングを得意とする。WEBマーケティング経験も多数。

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