外注ノウハウ
公開日: 2022.05.12 / 最終更新日: 2023.01.10

【2023年版】サーバー関連費用の相場をまとめて紹介

Webサイトの運用、メール環境の保持などを行う際、不可欠なのがサーバーです。では、サーバーの構築や運用・保守を外注したい場合、どのくらいの費用がかかるのでしょうか。
今回は、サーバー関連費用の相場や内訳、料金を抑えるポイントについて紹介します。

サーバー構築費用の相場

はじめに、サーバー構築にかかる費用の種類と相場を紹介します。

サーバー本体価格

まず挙げられるのが、ハードウェアとしてのサーバー本体価格です。基本的なオフィス利用(業務システムや連絡ツールの使用など)であれば小型のサーバーで足りることが多く、価格は10万円前後で済むケースがほとんどです。

もう少し容量の大きなサーバーが必要な場合(インターネットサービスの提供を行っている企業など)は20〜30万円、さらに高スペックなサーバーでは100万円を超す場合もあります。

周辺機器の購入価格

サーバーを稼働させるために必要なのがルーター、UPS(バックアップ電源)、モバイル端末やPCといった周辺機器であり、これらの購入費用を用意する必要があります。

総額はそれぞれの機器のスペックや必要台数によって異なりますが、ルーターは1〜5万円、UPSは3〜8万円、端末は5〜15万円程度が相場です。設定用のモバイル端末やPCについては、各企業で既に保有しているものが利用できる場合、新規購入は不要です。

OS・ソフトウェア設定費用

サーバーとOS、各種機器の接続設定を行う際にかかるのが、OS・ソフトウェア設定費用です。設定箇所の数や難易度によって相場は変動し、ファイルサーバーやプリントサーバーの設定のみであれば3〜6万円、メールサーバーやウェブサーバーの構築を行うと5〜10万円、セキュリティ対策用のサーバー構築では25〜30万円程度が相場です。

その他、サーバーの用途によって別途料金が必要になる場合もあるため、都度業者に確認するとよいでしょう。

ネットワーク設定費用

オフィスで実際に使用する端末(PC、タブレットなど)をサーバーと接続するには、ネットワーク設定が必要です。オフィスの規模や接続端末数によって費用は異なりますが、端末台数が25台以下であれば10〜20万円程度が相場です。

有線LANで設定する場合はLANケーブル本体の購入費用・配線費用などが追加でかかるため、注意が必要です。


サーバー運用保守費用の相場

サーバーは24時間365日安定した稼働が求められるものであり、トラブルが即業務に影響してしまいます。そのため、構築後には万が一のトラブルに備えた運用・保守が必要です。
サーバーの運用・保守では、主にログチェック(日次・月次)やトラブル時の1次対応などを行います

費用はサーバー構築費用の10〜15%が目安であり、10万円で構築したサーバーであれば月額1〜1.5万円程度が運用・保守費用の相場となります。

サーバー構築費用の決まり方

サーバー構築の費用はどのように決まるのでしょうか。価格を抑えるポイントとあわせて紹介します。

サーバーの種類、スペック

サーバーは使用目的によって種類やスペック、価格帯が異なり、本体価格だけみても10万円〜100万円超と幅があります。

また、サーバーをクラウドにするのかオンプレミス(自社内設置型)にするのかによっても費用は変わります。クラウド型に比べ、オンプレミスは自由なサーバー構築が可能な反面、初期費用や維持費用が高額になるというデメリットもあります。自社の状況に合ったスペックや種類のサーバーを選びましょう。

サーバーの用途

サーバーの用途によって構築費用も異なります。先ほども紹介しましたが、ファイルサーバー、プリントサーバーであれば3〜6万円、Webサーバーは5〜10万円、セキュリティサーバーは25〜30万円前後が構築費用の相場といえます。自社のサーバー用途を明確にし、適正なサーバーを選択することで費用を抑えられるケースがあります。

想定ユーザー数

構築したサーバーへ接続する端末の台数が多いほど、かかる費用も大きくなります。自社・関連会社など、サーバーを使用して業務を行う人数(ユーザー数)が多い場合はその分だけ端末の用意が必要となるため、まとまった費用を見込んでおきましょう。

最低ユーザー数やユーザー数の上限が設定されているソフトウェアもあるため、サーバーへ接続する端末の台数やユーザー数をできるだけ正確に把握しておくことが重要です。

人件費

サーバーの設計や構築の担当者へ支払う人件費は、アサインするエンジニアの階級や人数によって金額が変動します。

また、サーバー構築にかける期間の長短も人件費を大きく左右します。少人数・長期間でサーバー構築を行う、大人数・短期間で行う、高単価のエンジニアへ依頼して少人数・短期間で行うなど、構築したいサーバーの種類や予算に応じて適した方法を選択しましょう。

サーバー関連業務の依頼は「クラウドワークス」へ

サーバー構築を行う際は、設置・設定といった初期業務にくわえて、構築後の運用・保守まで見越しておく必要があります。多くの工程や異なるスキルが必要となるため、複数の外注先に依頼して費用が高額となるケースが少なくありません。
サーバー構築に関する業務をまとめて(または一部分だけを)依頼したい、特定のサーバーに精通した人材を探したい、サーバー構築のプランや期間を相談したいなど、幅広いニーズに応えられるのがクラウドソーシングサービスです。

なかでも、日本最大級の「クラウドワークス」には400万人を超えるワーカーが登録しており、7万名以上のエンジニア・1万名以上のサーバーエンジニアへ仕事を依頼できます。サーバーやOSの種類、スキルなどで人材を絞り込むこともでき、得意分野や経歴・受注歴なども確認できるため、依頼したい業務とのミスマッチを防げます。

また、必要な人数を必要な期間だけ契約可能なうえ、オンライン上でスピーディーに仕事を発注できるため、コストカットにもつながります。サーバー構築だけでなく、サーバー移行・Webサイトの制作・業務システムの導入などの業務を幅広く依頼できる点もメリットです。

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伊藤孝介
セールスプロモーション会社を経て独立し、フリーランスで地方自治体や中小企業のマーケティングリサーチ、販促企画などに携わる。 業務拡大のため2017年に合同会社を設立し、現在経営中。 マーケティング系ライター歴5年。マーケティング用語の解説や、事例紹介、WEBマーケティングなどが得意。

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