
テープ起こし(文字起こし)の作業を外注する場合、相場はどのくらいなのでしょうか。会議や動画撮影などで録音した内容を文字起こしした経験がある方は、想像以上に手間や時間がかかるのを実感したことでしょう。この記事ではテープ起こしの相場をはじめ、外注を成功に導く3つのコツも紹介します。
目次
テープ起こしの相場とは?
テープ起こしを外注する際の相場はどのくらいなのでしょうか。テープ起こし専門会社では、以下2つのうちどちらかの基準、もしくは両方の基準を設けていることがほとんどです。
200円前後/1分が相場
相場を決める基準のひとつは、依頼する音声データの長さです。1分あたり200円前後が相場となっているため、例えば60分のテープ起こしの場合は12,000円程度が相場となってきます。
起こした文字数で決めるケースも
もうひとつの基準は、実際に起こした文字数です。こちらの場合、早口で話す人もいればゆっくり話す人もいるため、作業の労力は時間では計れないというのがベースの考え方になります。相場は文字単価で1文字1円ほど。話される言葉の量を平均すると60分で14,000文字ほどになるため、14,000円程度が相場になります。
テープ起こしの依頼先を判断する基準
テープ起こしを外注するとなると、具体的にはどこに依頼することができるのでしょうか。依頼先を選ぶ際の基準を4つ紹介します。
料金(1分/1時間/1文字など)
1分あたり、もしくは1文字あたりの単価を確認しておくと比較検討がしやすくなります。そのほか、依頼する録音内容はゆっくり話しているのか、早口で話しているのかを把握しておくと、どちらの基準を選べば安くなるのか判断できます。
その分野における専門性
特に医療や法律をはじめとする専門分野では、業界でしか使われない専門用語が飛び交います。こうした専門用語は聞き慣れた人にとっては難しくありませんが、初めて耳にする人にとっては正しく表記できないこともあります。依頼先がテープ起こしする内容の専門性を持っているかどうかを確認しましょう。
納品までの早さ
できるだけ早く納品できるような体制が整っているかどうかもポイントです。早急に文字起こしのデータが欲しい場合、納期に融通がきくところだと便利です。専門業者であれば、30分のデータで通常1~2日ほどがかかります。
セキュリティ対策
テープ起こしのデータには、社外秘情報や公開前情報という機密性の高いものが多く含まれます。こうしたデータが流出しないよう、セキュリティ対策が万全かも重要です。プライバシーマークを取得しているか、文字起こし終了後のデータの回収または削除をしているかなどを確認することをおすすめします。
テープ起こしの依頼先とは?
テープ起こしを外注する場合、どこに依頼すれば良いのでしょうか。大きく分けると2つの依頼先があります。
専門業者に依頼
専門業者に依頼すると、その業者がテープ起こしをする担当者を決めて作業を進めてくれます。さまざまな専門知識や得意分野を持つライターを抱えているので、質や納期に関して保証されることが多いのも特徴のひとつです。また、セキュリティ面でもしっかりと対策していることが多いです。
個人やフリーランスに依頼
個人やフリーランスに依頼する場合、クラウドソーシングのサービスを通して依頼先を探す方法が有力となり、基本的にはテープ起こしを依頼する担当者と直接メッセージをやりとりして進めていきます。直接やり取りできる分、要望や注意点などをダイレクトに伝えられるのでミスマッチが起こりにくくなります。スケジュールに問題なければ、同じ担当者に継続して依頼することもできます。
クラウドソーシングを利用した企業の声をまとめた資料を無料でダウンロードできます。ぜひ確認してみてください。
▶【無料ダウンロード】クラウドソーシングの利用企業500社の声をもとに、実際に外注したお仕事の種類、メリット・デメリットに感じた内容、導入事例などを資料にまとめました。
テープ起こし(文字起こし)はクラウドワークス
個人やフリーランスへの依頼には、クラウドソーシングサービスがおすすめです。クラウドソーシングとは、インターネットを介して個人と企業がつながり、仕事の受発注ができるサービスのこと。働き方改革や慢性的な人手不足の影響もあり、企業はこうしたサービスを利用してリソース不足を補っています。
クラウドソーシングのサービスはたくさん存在しますが、テープ起こしならクラウドワークスでの依頼がおすすめです。ここでは、クラウドワークスで依頼するメリットを紹介します。
テープ起こしが得意な個人が多数在籍
クラウドワークスは、日本最大規模のユーザー数が登録されているプラットフォームです。さまざまな経歴やスキル、中には特殊な経験をもつ人も多数登録されており、テープ起こし経験がある人も同様です。テープ起こしのスキルだけでなく、得意とするテープ起こしのジャンルも重要であるため、たくさんの経験者から選べるのはメリットです。
こちらのリンクからは、実際にテープ起こしの経験やスキルを持つクラウドワーカー一覧を見ることができます。今までの仕事の実績や評価も確認できるので、依頼先を決める上での判断材料になるでしょう。依頼したいクラウドワーカーがいたら「スカウト」という形で直接依頼も可能です。
また、こちらのリンクからは、実際にほかの企業がどのようにテープ起こしを発注しているのか確認できます。個人やフリーランスに依頼するには、案件内容を分かりやすくするだけでなく、相手からみて発注者(こちら側)は取り引き先として安心できるかどうかも大切です。ぜひリアルな発注内容を確認してみましょう。
初回でもCWコンシェルジュで安心
クラウドワークスはもちろん、クラウドソーシングのサービス自体の利用が初めての場合、使い方に対して不安を覚えるかもしれません。そのような場合でも心配は要りません。クラウドワークスには「CWコンシェルジュ」というサービスがあります。
CWコンシェルジュは、特に初回の発注で「分からないことだらけ」という状態でも、発注したい内容や発注相場などを電話口でていねいにヒアリングします。募集文面を代行作成しますので、初めての方はぜひご利用ください。利用無料。
クラウドワークスの外注を成功させるコツ
専門的な内容なら「用語集」を渡す
テープ起こしする内容が専門的なものである場合、使われる専門用語の用語集を渡しましょう。専門用語の聞き間違いやミスを減らすことができ、修正にかかる時間を削減できます。
対象箇所はきちんと伝えておく
テープ起こしで不要な部分があれば事前に伝えておきましょう。例えば、「えー」「あー」など不要な感嘆詞を省いたり、意味を持たない口ぐせなどを省いたりするだけで数分、または数十文字分のコストをカットできます。最初からその部分をカットして渡すのもおすすめです。
仕上げ方法についてのすり合わせ
テープ起こしの仕上げ方法は3通りあり、録音された音声そのまま文字に起こす『素起こし』、会話中の「あー」「えー」などの不要な部分を除いて起こす『ケバ取り』、文章として読みやすいよう話し言葉→書き言葉に変換して整理する『整文』です。どの方法で納品するかをすり合わせておくと、イメージどおりの仕上がりになります。
まとめ
テープ起こし(文字起こし)の相場は、文字ベースなのか時間ベースなのかで決まります。テープ起こしを外注する際には、相場や専門性といった基準を確認した上で、希望に合った業者を探しましょう。クラウドワークスで発注する際には、CWコンシェルジュを利用すると初めてでもスムーズに募集が行えます。ぜひご活用ください。