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公開日: 2022.07.12 / 最終更新日: 2024.01.04

【2024年】スペイン語翻訳の料金相場

スペイン語は、スペイン・メキシコ・アルゼンチンなどの20カ国以上で公用語として使われており、世界的にみても話者数の多い言語です。では、日本語からスペイン語(またはその逆)の翻訳を外部へ依頼すると、どれくらい費用がかかるのでしょうか。
今回は、スペイン語翻訳の費用相場、料金の決まり方、スペイン語翻訳を依頼する際のポイント、おすすめの依頼先などを紹介します。

スペイン語翻訳の料金相場

スペイン語翻訳の料金相場は、1文字あたり10~30円です。1文字(あるいは1単語)あたりの単価は依頼先ごとに異なり、翻訳対象となる文書の種類も料金を左右します。

【日本語→スペイン語の翻訳を依頼する際の料金相場】※400文字程度

・一般文書:4,000~4,500円
・専門文書:5,000~5,500円
・ビジネス文書:5,500~6,500円
・パンフレット:8,000円~1万円
・ホームページ:9,000円~1万2,000円

【スペイン語→日本語の翻訳を依頼する際の料金相場】※180~200単語程度

・一般文書:3,500~4,000円
・専門文書:4,000~4,500円
・ビジネス文書:4,500~5,500円
・パンフレット:8,000円~1万円
・ホームページ:9,000円~1万2,000円

スペイン語→英語の料金相場は、英語1単語あたり18~22円が目安です。依頼する分量が180~200単語の場合、平均して3,200~4,400円程度なので、日本語⇔スペイン語の翻訳より安価に依頼できます。

スペイン語以外の翻訳料金や翻訳依頼のポイント、フリーランスへの発注費相場などについては以下の記事もあわせてご参照ください。
関連記事:翻訳費用の相場は?英語以外の言語やフリーランスへの発注費も紹介

また、翻訳代行の依頼も検討している方へは以下の記事もおすすめです。
関連記事:翻訳代行を詳細解説!サービス内容や料金相場から依頼先を選ぶには?

スペイン語の翻訳費用の算出方法については、次の項で詳しく紹介します。

スペイン語翻訳の費用相場はどう決まる?

続いて、スペイン語翻訳の費用相場の決まり方を紹介します。

翻訳対象の分量(文字数・単語数など)

スペイン語翻訳の費用は、翻訳対象の分量(文字数・単語数・ページ数)に応じて決まり、「日本語の文字数×単価」や「スペイン語の単語数×単価」として算出されます。

依頼先によっては、ボリュームディスカウント(文字数が1万文字以上の場合は20%割引、翻訳費用合計が3万円以上の場合は10%割引など)を実施している場合もあります。

翻訳の難易度

翻訳の難易度によって、1文字(1単語)あたりの単価が変わることもあります。
スペイン語は約5億人が利用するメジャーな言語で、翻訳者の人数も多いため、スペイン語翻訳そのものの難易度はそれほど高くありません。

しかし、専門用語・固有名詞・人名・地名などが多い文書の翻訳には高度な知識やスキルが必要となるため、相場より費用が高くなることもあります。

納期

翻訳依頼の納期も費用を左右します。当日~1営業日以内などの短納期で依頼すると、割増料金(費用相場の1.5~2倍程度の料金)が適用されるため、余裕のあるスケジュールで依頼しましょう。
翻訳する文書が2,000文字以内の場合は「1~3営業日程度」、1万文字以内なら「4~6営業日程度」が通常納期の目安です。

原稿の形式

翻訳を依頼したい原稿の形式がテキストデータ(Word・Excel・PowerPoint・PDFなど)の場合、ツールで文字数・単語数をカウントできるため、比較的簡単に見積もりを作成できます。一方で、手書き原稿や音声データなどの形式で依頼する場合は見積もりの手間がかかり、料金が高くなる傾向にあります。

音声データをもとに翻訳を依頼する際、翻訳前に「テープ起こし」が必要となります。テープ起こしも合わせて依頼した場合、音声1分あたり300~800円程度が追加費用としてかかります。

テープ起こしの相場や依頼先の選び方などについては、以下のページを参照してください。

関連記事:テープ起こし(文字起こし)の相場とは?成功させる3つのコツも紹介

ネイティブチェックの有無

ネイティブチェックとは、訳文をより読みやすい文章に修正し、自然なスペイン語に仕上げる作業のことで、スペイン語のネイティブが担当します。
文章の校正(文法チェック・スペルチェックなど)が主な作業となり、翻訳費用とは別に「ネイティブチェック料金(または校正料金)」が発生します。

なお、文章の加筆や、文書のレイアウト調整などを依頼する場合は、さらに別料金がかかるので注意しましょう。

ミニマムチャージの有無

ミニマムチャージとは、「最低依頼料金」のことです。依頼先によってミニマムチャージの有無が異なり、ミニマムチャージを設定している場合は8,000円~2万円が相場です。

例えば、依頼文字数400文字・文字単価20円の場合、スペイン語翻訳費用は8,000円となるところですが、ミニマムチャージが2万円に設定されている依頼先へ頼む場合は2万円の支払いが必要です(最低料金を下回る場合、一律ミニマムチャージ料金が適用されるため)。

スペイン語翻訳を依頼する際のポイント

ここでは、スペイン語翻訳を依頼する際のポイントをいくつか紹介します。

依頼可能範囲・納期・料金

スペイン語翻訳を外注する場合、依頼できる翻訳業務の範囲・納期・料金などは外注先によって異なるため、以下のようなポイントを事前に確認しましょう。

【依頼できること】
・スペイン語→日本語(日本語→スペイン語)の翻訳を依頼できるか
・多言語翻訳(スペイン語→英語など)に対応しているか
・ネイティブチェックには対応しているか

【納期】
・短納期(1日以内など)で依頼できるか
・通常納期の目安はどれくらいか

【料金】
・1文字(1単語)あたりの単価はいくらか
・分量に応じた割引サービスはあるか
・ミニマムチャージの有無
・依頼納期によってどれくらい料金が変わるか

翻訳証明書を発行してもらえるか

翻訳を依頼する際、翻訳証明書(※)が必要になるケースもあります。例えば、就労ビザの申請・海外法人の設立・海外口座の開設などに使う資料類の翻訳を依頼する場合が挙げられます。
翻訳証明書は1通あたり3,000~5,000円程度で発行してもらえますが、依頼先によっては発行料が無料の場合や、発行不可の場合もあります。

(※)翻訳証明書とは、翻訳者が「客観的に文書を正しく翻訳した」という旨を明記し、翻訳者の氏名・連絡先・認定番号・翻訳日・証明印などを記載した宣誓供述書のこと

翻訳者のプロフィール

スペイン語翻訳者の実績やスキルは個人ごとに異なります。そのため、翻訳者のプロフィール(国籍・年齢・翻訳歴・現地の滞在歴など)を事前に確認しておくことがポイントです。

複数人の翻訳者が在籍する翻訳サービスなどへの依頼を検討している場合、得意分野はなにか(公的資料も翻訳できる、超短納期で翻訳できるなど)、ネイティブなスペイン語翻訳にも対応できるかなどの点をチェックし、担当者を選べることが望ましいでしょう。

スペイン語の種類や特徴

スペイン語は、スペインの公用語である「スペイン系スペイン語」や、中南米で話される「ラテンアメリカ系スペイン語」のように、いくつか種類があります。国や地域によって、スペイン語の文法や単語の意味、発音(方言などのアクセント)が異なる場合があるため、翻訳してほしいスペイン語の種類を翻訳担当者へきちんと伝えましょう。

また、日本語と同じく、スペイン語は主語を省略することが多くあります。省略したほうが自然なスペイン語になりますが、動詞の変化から誰が(あるいは何が)主語になるかを判断する必要があります。不規則に変化する動詞もあるため、自然なスペイン語に仕上げたい場合は、動詞の変化にも対応可能なネイティブの翻訳者へ依頼するようにしましょう。

スペイン語翻訳の依頼は「クラウドワークス」へ

スペイン語翻訳の依頼先はいくつかありますが、クラウドソーシングサービス(※)を利用する方法がおすすめです。なかでも業界最大手の「クラウドワークス」には、翻訳を依頼できる人材が4万人以上、スペイン語翻訳を得意とする人材も多数登録しています。

発注初心者にもおすすめ!スペイン語翻訳を依頼できるワーカー一覧を見てみる

登録ワーカーのプロフィール情報を見れば、スペイン語翻訳の実績やスキル、海外在住歴、翻訳の得意分野などを確認できるため、希望する条件と合致した人材を探すことができます。翻訳会社に依頼するより費用が安く、時給換算にすると800~1,500円程度での依頼も可能です。

また、さまざまな言語の翻訳者が登録しており、多言語翻訳(スペイン語→英語、中国語→スペイン語など)を依頼することもできます。映像翻訳・メディア翻訳・出版翻訳などの実務経験が豊富な人材もいるため、翻訳する文書の用途にマッチしたスキルや実績を持つワーカーを探したい場合にもおすすめです。

スペイン語に関する仕事の発注例や相場を見てみる

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