外注ノウハウ
公開日: 2021.06.14 / 最終更新日: 2024.07.11

フリーランスの漫画家とは?頼める仕事や費用相場、依頼時の注意点も紹介

フリーランスの漫画家へ依頼すると、相場より料金を抑えてイラストや漫画制作などを外注できるケースがあります。今回は、フリーランスの漫画家の仕事内容や費用相場、フリーランスの漫画家へ依頼する流れ、依頼時の注意点などを紹介します。

フリーランスの漫画家とは

はじめに、フリーランスの漫画家の仕事内容や、依頼時の費用相場などを紹介します。

フリーランスの漫画家の仕事内容

フリーランスの漫画家の主な仕事内容は、週刊誌などの紙媒体やWebサイトに掲載する漫画を描くことです。読み切り・単発の漫画だけでなく、人気の漫画家になると連載を持つ場合もあります。また、書籍の挿絵やイラストの作成、キャラクターデザインなどを手がけるフリーランスの漫画家もいます。

近年では、「文章よりも絵の方が興味を惹きやすく、視覚的に情報を伝えやすい」という点に着目した企業が、広告やリクルート関連の資料、商品の説明書などに使う漫画やイラストをフリーランスの漫画家へ依頼するケースも見られます。

依頼時の費用相場

フリーランスの漫画家への依頼費用相場は、漫画やイラストの原稿料で計算されるケースが一般的です。漫画1ページあたり1万円程度である場合が多く、漫画家の実績や知名度、ページ数、納期などによって料金が変わります。

【フリーランスの漫画家への依頼費用相場】
・モノクロの漫画:1ページあたり8,000円~
・カラーの漫画:1ページあたり1万2,000円~

漫画制作の外注先ごとの費用相場や、料金を安く抑えるコツなどについては、以下のページで詳しく紹介しています。

関連記事:漫画制作の依頼費用、相場はいくら?金額を抑えるコツも

依頼したい漫画家の探し方・依頼方法

インターネットやSNSの普及により、Web上で仕事を受けるフリーランスの漫画家が増加傾向にあります。仕事用のSNSアカウントを開設し、DM(ダイレクトメッセージ)で依頼を受け付けるほか、自分のポートフォリオを掲載したサイトの問い合わせフォームなどを通じて仕事を受注する方法も一般的です。

SNSでイラストレーターや絵師に依頼する方法、絵師とイラストレーターの違いなどについては、以下のページを参考にしてください。

関連記事:Twitter(X)で絵師にイラストを依頼したい!相場金額や注意点は?

依頼時のメリット・デメリット

フリーランスの漫画家に依頼するメリットは、制作会社などへの仲介手数料が発生しないため、比較的安く外注できることです。ページ数の少ない漫画制作やイラスト1点のみなど小さな単位で発注でき、お試しで依頼することもできます。
また、好みのテイストや絵のタッチの漫画家を広く探すことができる点も大きなメリットです。

一方で、フリーランスの漫画家は個人によってスキルに差があり、納期に間に合わないなどのトラブルが生じやすいことがデメリットです。編集者を介さないことから、完成イメージとのミスマッチも起こりやすいため、依頼内容や料金、納期について事前に相談し、制作物の進捗確認も発注側で行う必要があります。

フリーランスの漫画家に依頼できる制作物

次に、フリーランスの漫画家に依頼できる制作物について紹介します。

チラシ、パンフレットに掲載する漫画制作

フリーランスの漫画家には、チラシやパンフレット、カタログなど、さまざまなコンテンツに掲載する漫画制作を依頼できます。文章だけで説明するよりも、漫画・イラストを載せたほうが視覚的にわかりやすいため、社内外向けのビジネス資料などでも活用されています。

チラシの作成・デザインにかかる費用相場や料金の決まり方、費用を抑えるコツなどについては、以下のページで詳しく紹介しています。

関連記事:チラシ作成・デザインの料金相場・費用を紹介!

広告、ランディングページの漫画制作

ポスターや駅・車両などに貼る屋内外の広告、自社サイトのLP(ランディングページ)に掲載する漫画制作を依頼するケースもあります。挿絵のような簡易的なイラストからきちんとストーリーを練った漫画まで、幅広い漫画制作の依頼が可能です。

漫画のLPの作り方や費用相場については、以下のページを参考にしてください。

関連記事:漫画LPデザインの効果は高いのか?主な制作方法・費用相場を紹介!

動画媒体(YouTubeなど)で使う漫画制作

YouTubeなどの動画媒体で使う漫画は、1〜3コマの縦割りタイプが主流です。紙芝居のような構成が特徴で、あるある系・スカッと系などの動画再生数が多い傾向にあります。
漫画動画を制作する場合、シナリオの文字数は1000〜2000文字、作画枚数は15〜25枚ほどになります。

YouTube動画の漫画制作の流れや費用相場については、以下のページでまとめています。

関連記事:漫画制作を依頼するには?動画漫画制作の工程や相場もまとめて解説!

自社ブランド、新商品のロゴ制作

フリーランスの漫画家には、漫画やイラスト制作だけでなく、企業やブランドなどのロゴ制作を依頼することも可能です。好みの絵柄の漫画家を見つけて、新商品やサービス、新規出店の店舗などのロゴ作成を依頼するケースもあります。

ロゴ作成の費用相場や依頼する流れ、企業ロゴの事例などについては、以下のページで詳しく紹介しています。

関連記事:ロゴ作成・ロゴデザインの費用相場!有名企業はいくらかけてる?

ホームページ、公式SNSのアイコン制作

ホームページで使うアイコンや、公式SNSのプロフィールアイコンなどの制作を依頼することもできます。漫画家へ依頼するアイコンデザインの例として、企業や商品に関連するイラストやヒット商品の開発担当者、名物社員の似顔絵イラストなどが挙げられます。

SNSアイコンの種類や作り方、費用相場については、以下のページでも紹介しています。

関連記事:SNSのアイコン作成費用相場!外注はどこがおすすめ?

キャラクターや関連グッズのデザイン制作

企業のオリジナルキャラクターのデザインキャラクターと商品とのコラボグッズデザインブランドのノベルティデザインなどの制作を依頼するケースもあります。フリーランスの漫画家の中には、キャラクターやグッズのデザインを得意とする人もいるため、実績や絵のサンプルを確認し、依頼先を検討しましょう。

キャラクターデザインの費用相場や、依頼時の注意点などについては、以下のページを参考にしてください。

関連記事:キャラクターデザインの相場とは?依頼前の確認事項と注意点も解説

漫画制作の工程と依頼時の注意点

ここでは、漫画制作を依頼する流れについて、それぞれの特徴や注意点を紹介します。

①問い合わせ

フリーランスの漫画家は、SNSや個人ブログを通じて仕事を受注していたり、漫画家・イラストレーターのマッチングサイトに登録していたりなど、仕事の受注方法が個人によって異なります。
そのため、問い合わせの段階で確実に連絡が取れる方法を確認しておきましょう。不規則な生活リズムの漫画家もいるため、連絡を取りやすい時間帯なども聞いておくと良いでしょう。

漫画やイラストを依頼する際のメールの書き方、必ず記載すべきこと、依頼メールのテンプレートなどについては、以下のページでまとめています。

関連記事:イラスト依頼のメール、書き方は?すぐ使えるテンプレートや文例も紹介

②依頼内容・条件の相談、契約

フリーランスの漫画家に問い合わせを行い、連絡手段が確保できたら、漫画制作の具体的な依頼内容を相談します。正式に契約を行う段取りとなったら、契約内容や報酬の取り決め契約書へまとめ、両者合意のもとに契約を締結します。
とくに、依頼内容・納期・報酬額は必須事項であり、書面化しなかったことによってトラブルに発展するケースもあるので注意しましょう。

漫画制作などを依頼する際の「契約」の種類や違い、契約時の注意点については、以下のページで詳しく紹介しています。

関連記事:【簡単解説】業務委託とは?契約のメリットや注意点も紹介

③シナリオ制作

漫画制作を開始する際は、まずシナリオの作成から行うことが一般的です。自社(発注側)であらかじめシナリオを用意しておけばシナリオ制作費がかからないため、コストを抑えた外注が可能です。
なお、フリーランスの漫画家は、シナリオ制作には対応していない(作画のみ対応可)という場合もあるため、事前に対応可能範囲を確認しましょう。

漫画のシナリオ制作の依頼方法や費用相場、シナリオライターの探し方などについては、以下のページで詳しく紹介しています。

関連記事:シナリオライターへの依頼方法や費用を解説

④ラフの作成

ラフとは、漫画の下書きのようなものです。実際の漫画に近い形式にしてみて、絵の印象や読みやすさを考慮しつつ構図や吹き出しなどのレイアウトを調整します。

シナリオやラフの修正に対応してもらえるか・修正料金は発生するかなどの条件は漫画家によって異なるため、事前に確認しておきましょう。

映像で使う漫画の場合は、ラフのほかに絵コンテの制作を依頼するケースもあります。絵コンテの種類や役割、費用相場などについては、以下のページを参考にしてください。

関連記事:絵コンテ制作の目的や費用相場は?活用シーンやおすすめ外注先も紹介

⑤仕上げ作業

漫画のラフが完成したら、仕上げ作業(ペン入れ・着色など)に進みます。仕上げ作業に入ると、構図や人物のポーズなどの大幅な変更は難しくなるため、ラフの段階できちんと確認し、後から修正が発生しないように注意しましょう。

⑥納品

完成したデータを確認し、問題がなければ納品完了となります。納品形式については、紙の原稿で納品するのか・データで納品するのか(その場合、フォーマット・形式・サイズはどうするのか)などを契約前に決めておき、伝達漏れのないように注意しましょう。

フリーランスの漫画家へ仕事を依頼するなら「クラウドワークス」

フリーランスの漫画家を探す場合、クラウドソーシングサービス(※)を利用する方法がおすすめです。なかでも日本最大級の「クラウドワークス」は登録者数480万人を超えており、プロ・アマを問わず漫画家やイラストレーター、絵師などが多数登録しています。

プロフィール画面から、実績やスキル、絵のサンプルなどを確認でき、自社の希望に合う漫画家を広く探すことが可能です。また、依頼内容の相談・業務連絡・納品手続き・報酬の支払いまで全てオンライン上で完結するため、スムーズに漫画制作やイラスト制作を外注できます。成果物の検収基準や報酬額については、あらかじめ募集要項や個別メッセージに明記して記録しておけるため、契約上のトラブルが起こりにくい点もメリットです。

【クラウドワークスでの発注事例】
・YouTube漫画広告のイラスト制作:1ページあたり2,000円~
・商業誌タイプの漫画制作:モノクロ15~20ページで5万円
・動画に使う漫画のネームとキャラのリデザイン:動画1本分で2万5,000円
・動画で使う4コマ漫画のシナリオ制作:時給1,000~1,500円
・継続的な漫画制作:時給1,500円~

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