マーケティング
公開日: 2023.06.26 / 最終更新日: 2024.03.05

【実践】Webマーケティングとは?主要な施策を目的別に解説

「Webマーケティングに取り組んでいるものの、期待するような効果が得られていない」と頭を悩ませている方は多いのではないでしょうか?この記事では、Webマーケティングの主な施策やその特徴、改善のための分析指標まで網羅的に解説します。ぜひWebマーケティングの効果改善にお役立てください。

中小企業のWebマーケティング課題・効果的な施策などは以下の記事にもまとめてあります。あわせてご覧ください。
関連記事:中小企業のWebマーケティング課題を考察!解決に有効な施策とは?

Webマーケティングの目的

Webマーケティングの目的は、Webを活用して集客や顧客育成を行い、売れる仕組みを作ることです。多くの人が毎日触れているWebをタッチポイントとして、カスタマージャーニーの次のステップへいかに誘導できるかが重要なポイントといえます。

Webマーケティングとデジタルマーケティング

デジタルマーケティングを広義に解釈すると、「あらゆるデジタルテクノロジーを活用したマーケティング手法」といえます。Webに限らず、アプリの利用履歴やIoT製品の利用履歴など、多様なチャネルのデータを活用したり、タッチポイントを増やしたりと包括的なアプローチが可能になります。

一方、Webマーケティングは「Webメディアを活用したマーケティング手法」を指していることから、デジタルマーケティングの一部と捉えることができます。

認知・集客を目的としたWebマーケティング施策

ここで、認知や集客を目的としたWebマーケティングの主要な施策をご紹介します。施策にはそれぞれ特徴がありますので、求める効果によって使い分けるようにしましょう。

ユーザーの反応スピードが速い「リスティング広告」

リスティング広告は、検索エンジンの検索結果画面に表示される広告です。検索連動型広告とも呼ばれます。少額からでも出稿できることや細かく運用の設定を決められることがメリットですが、運用の手間がかかることがデメリットと言えます。また、実施後すぐに反応がわかるという点がこの広告の特徴です。

絞り込みターゲティングができる「アドネットワーク広告」

アドネットワーク広告は運用型広告の1種で、広告配信ネットワーク(アドネットワーク)内の複数の媒体に配信する手法を言います。さまざまな媒体に掲載できるという面の広さに加え、Cookieデータなどをもとにターゲットを絞り込んだターゲティング配信を行うこともできます。

興味関心を起点にセグメントできる「SNS広告」

SNS広告は、InstagramやX(旧Twitter)などといったSNSのプラットフォームで配信される広告です。SNSでアカウント登録をした際のユーザーデータを使って細かな絞り込みができることや、興味・関心を起点に潜在層にもアプローチできることが大きな利点です。

スロースターターなストック資産「SEO」

SEOは、自社サイトを検索エンジンの検索結果画面で上位表示させる手法です。結果につながるまでには時間がかかりますが、ペイドメディアと異なりストック資産となるため、結果が出ればその効果は長く続きます。

見込み客に幅広くアプローチできる「コンテンツマーケティング」

コンテンツマーケティングは、ターゲットにとって有益なコンテンツを配信することで自社サイトなどへの集客につなげる手法です。コンテンツによって、幅広い見込み客にアプローチでき、ナーチャリングにもつながる点が大きなメリットです。

今後の動向が注目される「リターゲティング広告」

リターゲティング広告は、自社サイトやLPに訪れたことがあるユーザーに絞って広告配信をする手法です。離脱してしまった顕在層に再アプローチができる点が特徴です。ただし、Cookie情報をもとにしているため、Cookie規制の強化に伴って大きな影響が出ると予測されています。

afterコロナ時代に効果を発揮する「ウェビナー」

コロナを経て、注目を集めたWebマーケティング手法と言えるのがウェビナーです。オフラインのセミナーの代替となっただけでなく、より気軽に参加できることから見込み客の集客やナーチャリングなどにも効果を発揮します。特にBtoBの企業では効果的なWebマーケティング手法として広く活用されています。

データ活用で運用改善を目指すWebマーケティング施策

Webマーケティングは、単にWebメディアを使った広告手法というだけでなく、データを活用できる点が大きな魅力です。ここでは、データを活用して運用改善をしていくための主要な施策について解説します。

LPのCV率を改善する「LPO」

LPO(ランディングページ最適化)は、顧客のニーズに合わせてLPの最適化を図り、CV率を上げていく手法です。細かなA/Bテストを行ったり、ターゲットのニーズごとにLPを変えたりしながら最適化を図っていきます。

WebサイトのCVを高める「CRO」

CRO(コンバージョン率最適化)は、広くWebサイトのCV率を高めるための施策全般を指します。導線を見直したり、ページの読み込み速度を改善したり、フォームの最適化(EFO)をしたりとさまざまな施策で全体最適を図ります。

LPO・EFO・CROについては、以下の記事でさらに詳しく解説していますので、ぜひご参照ください。
関連記事:LPO・EFO・CROの違いは?Webマーケに必須の3要素を解説

施策同士の連携を可能にする「CRM/MA」

各施策がバラバラで動いており、連携ができていないような場合には、CRMツールやMAツールを導入するのも効果的な方法です。一元管理ができることで全体把握が容易になるほか、一貫したマーケティングによって相乗効果を得ることもできるでしょう。

MAツールについては、以下の記事にもまとめてあります。さらに詳しく知りたい方はぜひご一読ください。
関連記事:おすすめMAツールを徹底比較!機能や価格、サポートの充実度を解説

売上へのコミットには業界知見の豊富な外部人材の登用を

Webマーケティングの手法は次々に生まれており、幅広い知識が必要になると同時に、統一感を持って全体の最適化を図ることも求められます。Webマーケティングを成功させるには、豊富な知識と経験を持つ人材が欠かせないでしょう。
こうした人材を自社で確保するのが難しい場合には、外部人材を活用する方法もあります。ハイクラス人材にお困りの場合は、ぜひリンクスエージェントにご相談ください。

クラウドソーシングTimes編集部
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