マーケティング
公開日: 2019.02.06 / 最終更新日: 2020.08.20

広告の種類ってなにがあるの?特徴や費用などを一覧で大公開!

世の中にある広告は、「マス広告」、「ネット広告」、「SP広告」と大きく分けて3つです。それぞれの種別ごとにさまざま広告媒体があり、最適な広告媒体を見つけるまで大きなコストが掛かってしまう可能性もあります。今回は広告の種類とメリット・デメリット、費用相場などをご紹介していきます。

プロモーション実施時に検討すべき施策とは?
マーケターがとるべき戦略や、プロモーション実施時に検討すべき25施策をまとめた資料を無料ダウンロードできます。▶マーケティング担当者が、実施を検討したい25コの施策リスト

 

広告にはどんな種類があるのか?

ネット広告

インターネット上にあるホームページ、ブログ、メール、アプリなどに掲載される広告です。テキスト、画像、動画などを利用した広告があり、広告をクリックすると広告主のサイトやキャンペーンページなどへアクセスできます。

マス広告

テレビやラジオ、新聞や雑誌などに掲載される広告です。不特定多数の視聴者、読者へ向けた「マス」向けの広告で、映像や声、文字、写真などを単独もしくは組み合わせて見ている人に製品やサービスの周知を行います。

SP広告

セールスプロモーション広告と呼ばれるもので、購買意欲の向上と購買行動への促進に重点を追いた広告です。ダイレクトメール、折り込みチラシ、同封広告、会員誌広告、交通広告などが該当します。

ネット広告の種類や費用、特徴の一覧


ネット広告の種類と特徴、費用目安などを見ていきましょう。

バナー広告(純広告)

Yahoo!やニュースサイトなど特定のメディアの広告枠を買い取って掲載する広告です。媒体、掲出箇所などで異なりますが、費用目安は1万円~100万円以上と幅広いです。メリットは画像が利用でき、ユーザーへの訴求力、マッチング力に優れる点。一方、デメリットは費用がかかってしまい、CPAの改善が図りにくいです。

メール広告

メールマガジンの中に掲出する広告、あるいは号外としてメールそのものが広告となります。費用目安はメール1通5円から20円ほど。メリットは媒体に登録しているユーザーに広告を出すので、ターゲティング次第で高い広告効果が得られる点。デメリットはメールが開かれないことや最後まで読まれないこともありCTRが低い傾向があります。

動画広告

映像と音声で構成された動画形式の視聴型広告です。YouTube、Facebookなどが媒体となります。費用目安は1クリック10~200円ほど。動画広告のメリットとしては視覚的にわかりやすく、印象深い点。ただし、動画再生時のスキップ機能で閲覧されない可能性があるのがデメリットです。

ネイティブ広告

いわゆる記事広告というもので、広告に見えないコンテンツ形式の広告です。費用目安としては1,000インプレッション10円~5,000円以上。メリットは広告の違和感なくサイトへ誘導できる点。一方で、コンテンツ作成の手間とコストがかかる点がデメリットです。

アフィリエイト広告

アフィリエイトサイトに出稿する広告です。広告主が設定した成果の発生で広告費が発生します。費用目安は成果報酬+初期費用+ASP手数料と少々複雑です。アフィリエイト広告のメリットは低コストでの出稿が可能な点。デメリットは成果が出なくても初期費用と月額利用料が発生します。

リスティング広告(テキスト広告)

GoogleやYahoo!などの検索エンジンの広告で、費用目安は1クリック10円~500円前後です。メリットはユーザーへの訴求力が高く、成約率も高い点。デメリットは入札、広告文、レポートなどの運用の手間があります。

ソーシャルメディア広告

Facebook、Twitter、Instagramなどの広告で、費用目安は1クリック1円~200円前後です。メリットは口コミ効果で拡散力があり、ターゲティングが容易な点。デメリットは予算調整、入札調整など運用の手間があります。

RSS広告

RSSフィードに表示される広告です。行っている媒体は少なく、費用目安は要問合せとなります。メリットは更新情報に伴う広告で興味をひきやすい点。一方、商品によっては費用対効果割高になる点がデメリットです。

DSP広告

複数のアドネットワーク(ウェブサイト)に対して一元的に配信できます。費用目安は1,000imp/1円~。メリットはDSP側のデータ分析により掲出先の最適化ができる点。いつどの媒体で掲出されたかわからないため、傾向把握と広告改善が行いにくい点がデメリットです。

マス広告の種類や費用、特徴の一覧


マス広告の種類と特徴、費用目安などを見ていきましょう。

テレビ広告

テレビ番組の間の15秒間の広告で、映像と音声で効果的な訴求が出来るマス広告です。費用目安は15秒1本あたり400,000円 ~ 750,000円で、放送局や時間帯によって違いが出てきます。メリットは広範囲に広告でき、ユーザー認知がしやすく、伝達力と拡散力がある点。ただし広告コストが高く、準備の手間、製作期間が長いという大きなデメリットもあります。

新聞広告

全国紙や地方紙、経済紙などの新聞に掲載される広告です。費用目安は全15段広告(1ページ)で例を挙げると、読売新聞:約48,000,000円、朝日新聞:約40,000,000円。掲載枠の大小で大きく変わります。メリットは高いブランディング効果が期待できる点。デメリットは広告効果が短い点、若者にリーチしにくい点です。

雑誌広告

雑誌媒体に掲載される広告です。費用目安は4色1Pで出版部数が多い「non・no(ノンノ)」で2,200,000円、「ESSE(エッセ)」で2,400,000円などがあります。雑誌広告のメリットは読者の性別、年齢、ライフスタイル、ジャンルなどでターゲティングできる点です。デメリットは、掲載までのタイムラグがある、競合とバッティングしやすい点などがあります。

ラジオ広告

ラジオ番組の間で放送される広告です。費用目安は20秒スポットCMで50,000円~100,000円。メリットは音声で印象に残りやすいのと、費用対効果も期待できる点です。一方、商品のイメージや形状はすべてリスナーの想像力に依存し、伝わりづらい場合もある点がデメリットです。

SP広告の種類や費用、特徴の一覧


SP広告の種類と特徴、費用目安などを見ていきましょう。

会員誌広告

特定の媒体や団体が発行する会員誌などに掲載される広告です。費用目安は4色1Pで「IMPRESSION GOLD 」3,000,000円、「AGORA」2,300,000円などがあります。メリットは自社ターゲットとのマッチングがしやすく、高レスポンスが期待できる点。デメリットは広告審査が厳しくなかなか希望の会員誌に掲載できないことです。

同封・同梱広告

会員誌や通販などへの同封、同梱されている広告です。費用目安はチラシ1部5~15円程度。
メリットはターゲットの絞り込みができ、費用対効果が高い点。デメリットは部単価が高く、広告審査も厳しい点が挙げられます。

イベントプロモーション

製品やサービスに関するイベントを開催し、周知を行うプロモーション活動です。費用目安は実費となります。メリットは製品の特長、メリットがダイレクトに伝わる点。デメリットは場所、人の手配などの準備負担があり、動員数、天候などにも成否が左右される点など、不確定要素が多い部分です。

店内プロモーション

スーパーなどの店舗内で行う販促活動で、費用目安はプロモーション会社によっても異なります。メリットは商品を試してもらえるので購入につなげやすい点。デメリットは商品やサービスにより断られる場合があります。

フリーペーパー

駅やスーパーなどで配布される無料の紙メディアに掲出される広告です。費用目安は1ページ30~40万円前後、発行部数が多いもの100万円以上します。メリットは特定の地域、年齢・性別・ジャンルなどの絞り込みが可能な点。デメリットはマッチングしない商品の場合、費用対効果が極端に低下します。

交通広告

電車やバス、駅内などに掲出される広告です。費用目安は1か月間ホームドアステッカーへの掲出で1,000,000円、JRの中吊りポスターなら平日2日で2,100,000円です。人の目に留まりやすく訴求率が高い点がメリットです。一方、競合広告とのバッティングや設置場所の当たり外れがある点がデメリットです。

ポスティング

特定エリア内でサンプルやチラシをポストに投函する手法です。費用目安は1部都内5~10円台前後。メリットは費用を絞り込みやすい点。デメリットは見られずに破棄されるリスクが高い点です。

新聞折り込み

新聞と一緒に配達される広告です。費用目安はB4サイズ×1万部配布は東京都23区内33,000円など、配布部数と地域によってまちまちです。メリットはエリアマーケティングに強い点。デメリットはターゲット層が狭い、広告効果が短い点です。

まとめ

ここまで広告の種類、その特徴や費用などを紹介してきました。どの広告媒体を利用した場合でも、重要となるのはターゲティングです。誰に広告を見てもらえば費用対効果が高くなるのかをリサーチし、その上で広告の種類と媒体を選んだほうが効率的でしょう。

企業のマーケティング担当者が
実施を検討したい25コの施策リストを紹介します

プロモーション施策や体制等で悩む担当者へ、25個の施策リストや実現可能な体制構築のカギを紹介します。

【こんな方におすすめ】
・施策リストをまとめて確認したい
・施策を決定する際の基準を知りたい
・施策が実行できる体制を作りたい

nikkson
IT会社でウェブ広告の作成から運用、分析まで一連の流れを担当。 運用、クリエイティブディレクターの経験から、 多角的な目線でウェブマーケティングに鋭く切り込む。

コメントは受け付けていません。