マーケティング
公開日: 2019.06.11 / 最終更新日: 2020.01.06

飲食店の集客方法とは?客数を増やすには何をするべきか徹底解説!

スマートフォンの普及やSNSによる情報拡散が日常化したことで、飲食店の情報はいつでもどこでも入手できるようになりました。これにより、飲食店は「おいしさ」だけではたくさんの集客を望むことが難しくなっています。ここでは、Webを上手に活用した飲食店の集客方法や効果的なプリントツール、イベントの活用法についてご紹介します。

飲食店のWebを使った集客ツール


飲食店が集客をするためのWebツールには、以下のようなものがあります。

グルメサイト

飲食店を探すときに便利なのが「グルメサイト」です。ぐるなびや食べログ、ホットペッパーグルメのなどの情報サイトは、店の基本情報や写真付きメニューを簡単に確認でき、利用者の評価を参考にできたりクーポンが使えたりするなどのメリットがあるため、多くの人が利用しています。

主要なグルメサイトには自分の店を登録して、顧客を逃さないようにしましょう。掲載項目はていねいにわかりやすく書き、美しくシズル感のある料理写真を掲載します。ある程度口コミ数が増えて評価も上がってきたら、登録しているサイト限定のキャンペーン実施や、店のホームページのリンクを貼るなどの対策も施しましょう。

ホームページやブログ

グルメサイトなどで誘引した顧客により詳しい店の情報を伝えることができるのが、自店の「ホームページ」や「ブログ」などのオウンドメディアです。ホームページではアクセス・地図、営業時間・休業日、電話番号などの基本情報のほか、店のコンセプトや店主・調理長の想い、おすすめメニュー、Web予約ページなどを掲載します。

仮にメディアの取材などがあれば、その情報も発信して評判の店としての話題づくりをおこないます。これらのオウンドメディアは、自店で容易に変更が可能ですし、コンテンツを追加することであらゆるキーワードでの流入も期待できます。

飲食店でのホームページ制作の必要性や制作費用はこちらの記事をご覧ください。
関連記事:飲食店のホームページの必要性は?制作にかかる料金相場や作り方は?

SNS

SNSの拡散力と口コミ力は非常に影響が大きく、はずせない集客ツールです。「インスタ映え」という言葉にも代表されるように、飲食店では特に写真を重視するInstagramが効果的です。このほかFacebookやTwitter、LINEなど、それぞれその利用層や特徴を考慮して活用することが大切です。

自店の客層が高齢ならFacebook、女性ならInstagram、若年層ならTwitterなどが有効です。キャンペーンやクーポン情報などはこれらのSNSを利用してこまめに発信するようにしましょう。

飲食店に必要なマーケティングの考え方はこちらの記事をご覧ください。
関連記事:飲食店のマーケティング手法とは?集客効果を最大化する方法を解説

飲食店の紙媒体などの集客方法


Web以外のプリントツールも、そのターゲットやメディア特性を活かして使うと大きな効果を期待できます。

スタンプカード

スタンプカードやポイントカードを作ることで、顧客の囲い込みやリピート促進が可能です。たとえば、スタンプやポイントの付与を「3,000円以上飲食されるごとに」などとすれば、客単価を伸ばすこともできます。

フリーペーパー

駅や店頭におかれている、あるいは街頭で配付されているフリーペーパーは地域密着型で多くの人の目にとまりやすいです。無料掲載の広告枠がある場合は積極的に活用しましょう。

情報誌

タウン誌などの有料の情報誌は、飲食店だけではなく多くの情報が掲載されるため、新規客の獲得が期待できます。広告掲載は有料の場合が多いため、実施する場合はよくコストパフォーマンスを考えましょう。

チラシ

新聞に折り込まれるチラシは、読者として高齢層が想定されますが、Webツールが届かない層への告知・集客対策としては有効なツールです。また、ポスティングや街頭配付のチラシは30~40代ファミリーが住むマンションへの戸配、20~30代女性への配付など、対象属性が絞り込めます。チラシはクーポン付きチラシなどにすると、廃棄率を下げ保存率を上げることができます。

集客イベントやキャンペーンのアイデア


そのほかにも、Web以外の集客方法としては以下のような対策が効果的です。

お年玉クーポンなど期間限定クーポン

期間限定で利用できるお年玉クーポンは、「お年玉」という特別感のあるクーポンを前年の年内に配付しておき、年明けの集客対策とするものです。こうした「お年玉」「夏休み」「平日限定」「14時~17時限定」など、限定した期間のみ利用できるクーポンは閑散期対策として有効です。

雨の日割や雪の日割、残暑割

客足が遠のく雨の日や猛暑日、極寒日などに割引を行うことで、集客と話題づくりを行います。たとえば、気温が30度を超えたら5%引、35度を超えたら10%引とする「猛暑割」などは、ゲーム性もあり喜ばれます。割引だけではなく、ビール1杯無料サービスなども効果的で、恒例化・名物化することで話題になって人が集まります。これらはSNSでの事前告知や店頭告知が有効です。

#キャンペーン

来店した人に「#自店名」「#カフェ」「#名物メニュー名」など、#(ハッシュタグ)を付けてSNSで拡散してもらうキャンペーンです。この#キャンペーンの実施によって店の認知度を上げることができ、投稿を見たユーザーの来店促進や口コミ拡散が期待できます。投稿に協力してくれた場合、ソフトドリンク1杯サービスや次回割引クーポンなどをプレゼントするのがおすすめです。

特定メニューの無料キャンペーン

自店の名物メニューや、季節限定の逸品などの特別メニューを、1日だけ無料で提供するキャンペーンです。メニューや期間の「限定」感や「無料」が来店の大きなモチベーションとなり、集客につながります。店を知らない人の誘客や名物メニュー発表時などに効果的です。

まとめ

飲食店の集客は現在ではWeb施策が主流ですが、プリントメディアやイベント・キャンペーンなども、その特性を活かすと効果的な集客対策となります。こうした施策は、女性の集客にはInstagram発信、高齢層の来店促進にはクーポンチラシなどに加え、客足が遠のく時間や天候対策としての限定割なども組み合せて実施することで効果が高まります。どの層を集客したいか、どんな情報を拡散したいかなどの目標を事前に整理して対策をすることが重要です。

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coolpolaris
広告代理店でマーケティングやストラティジックプランナー、ライター等を長年担当。専門は統合マーケティングコミュニケーションで、リサーチ実施・分析及びWEBも含めたトータルコミュニケーションプランやの構築やブランディングを得意とする。WEBマーケティング経験も多数。

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