モバイルアプリについて

ここでは保障できないので専門業者へどうぞ。

ML 系ということは機械学習系というお話ですよね。
音声認識/合成に関して、単純にある程度学習させた結果を利用し続けるのではなく、実際に受け取った情報をきちんとサンプルとして取り込み学習を強化していくのが前提ということでしょうか。

そう見ると、単に「受け取った音声データを外部 API に流して結果を受け取る」「外部 API 側がある程度勝手に学習してくれる」のを前提とするものなら、その部分自体は別に複雑な話ではないように見えます。

ただ「当該学習の結果をきちんとチェックしたい」という要件がある場合、要は「学習に関する部分について、不適切な学習はきちんと自身の判断で取り消して学習させなおしたい」などがあると音声認識エンジン含め手元で持つ形となったりしますし、学習データなどの維持を含めた保守環境の構築も必要となります。
その辺りで言うと、ただ単発の初期開発コストだけではなく、ランニングの環境を含めてどのようなシステムを作るのか、といった点まで視野に入れた全体の設計が必要に見えます。

なお、そこまで含めて実際にどのような形に落とし込み、適切な依頼の形を出すのか (そのために必要な資料は何か) みたいな話は、それ単体で業務となる話ですね。
内容次第では「そもそも ML 系なの?」みたいな話もあるかと思いますが。


元々出されている「4-10 万」も、まともに技術ある相手だと 2 日分の稼働コストに満たないレベルに見えるので
・本当に 1、2 日で顧客確認による調整含め完了する
・本当に 2 日程度で終わらせ、調整に 1 日かける程度を見込んで調整分はちょい安め
・3 日以上かかる事を想定しているなら、元々の技術レベル的に見積精度がやばめ (とりあえず形は作ってくれるだろうけど、言われたものを作るだけで、上記のような話の相談を期待するのは止めた方が良い)
のいずれか、みたいな感じはしますね。

サーバー側については元々持っているリソースの再利用で「その期間でできる」ということはあり得ると思いますが、アプリ分のみ新規開発して合わせるにしても、その金額はサイト構築、要はサーバー側まで含めて見るにはさすがに安すぎるような……?
モバイルアプリという事だと、アプリの配布までの対応などまで含めた対応は作業に含まれていないのですが、その部分はどのようにお考えなのでしょうか。
アプリチェック担当者ガチャにより発生するアプリ修正作業とか、そういう辺りの対応は全部自身で行われるのか、とか。


最後に、「簡単な」というのは、発注者側様が適切に技術に対する知識がある上で、「この範囲は簡単に行えるものである」と言い切れるものでないと、間違いなく「使わない方が良い語」です。
「下記のようなサービスを作りたいと思っているのですが、どれくらいの相場感・費用になるかがわかりません」と自身で言っている通り、適切に見積もりができない、つまり作成に必要な技術的要件を明確に出来ていない状況であるにも関わらず「簡単なモバイルアプリ制作」と言っている訳で、この「簡単」と表現されているものが、本当に簡単なのかどうかは相手には分かりません。
にも拘わらず、「簡単なのだから」という認識を発注者が持っている事が見えるため、「この発注者は必要なコストであっても "簡単なのだから" と、切り捨てそう」と見られやすくなります。

極めて綿密に複雑な条件を様々に対応した上で、極めて「簡単」な操作で利用できるアプリケーションというものは、「見た目や使い勝手が簡単」ではあっても、「作るのが簡単」であることを意味しません。
そういう「簡単」に見えるものが、実際には数百万、数千万かかってる案件だったりすることは普通にありますから。