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僕は、プロの作家ですが、先日、僕の本の電子書籍バージョンを取り扱ってくれている会社から、次のメールが届きました。電子書籍市場は、相当暗いのでしょうか?
>>>お取引企業様 各位
いつもお世話になっております。
アイモバイルです。
この度のご連絡ですが2016年4月31日をもちまして、
現在配信中のiBooks、Androidで配信している
電子書籍作品を取り下げる方向となりました。
iBooksやAndroidのアカウント維持費用、販管費等がかさみ、
現状配信を続けましてもこれ以上、収益増が困難と判断したため、
この度配信を停止する運びとなりました。
当社よりiBooks、Androidにおいて配信許諾を
いただいた版元様には恐縮でございます。
尚、iOSアプリ、Kindle電子書籍は継続配信を行う予定ではありますが、
新規アプリで配信が行えない状況や収益としてもシュリンク傾向にあることから、
iOS、Kindle電子書籍においてもどこかのタイミングで配信を停止する場合が
ございますこと、予めご了承くださいませ。
以上、メールにて恐縮ではございますが、ご理解の程、
どうぞ宜しくお願いいたします。
アイモバイルさんという会社名は寡聞にして知りませんでしたし、検索した限りでは、どのくらいの市場規模があったのかも良く分からないので、何とも言えないのですけれど、テキストベースのコンテンツならamazon kindleが強いのかな、と読み手としては感じます。
国内ですと楽天のkoboさんなどもありますが、やはりAmazonは強いかな、と思います。
電子書籍の「弱味」はデータを実質上「貸して」いる点にあり、サービスが終了したら「購入した」コンテンツすら閲覧できないところにありますが、Amazonならその心配も薄いのかな、という感じはしますね。
私が電子書籍でご飯食べようと考えるなら、noteのようなサービスを使って有償無償のコンテンツを毎日のように書くかな、と思います。
何年か書いていれば人気のコンテンツ・シリーズも出てくるでしょうから、それをベースに更に加筆修正をしたものを電子書籍に纏めるという流れに持っていけば、配信先が何処であろうと(それこそPDFを自サイトで販売しようと)売れるのではないでしょうか。
Kindleのような著名なプラットフォームは安心感もありますが、コンテンツは埋もれがちですから「継続的に露出出来るメディア」にコンテンツを出し続ける事によってファンを獲得することが大事なのではないかな、と思います。
厳しい状況なのは事実だと思います。
大手出版社(角川文庫、早川文庫、創元出版)などは健闘していますね。
あとは微妙な感じがします。
見方を変えれば、紙の書籍からの転換期とも言えますけど。
今の所、多くの出版社は「書店への気配り」をしながら・・・。
と言う事で苦しい舵取りをしていると思います。
その為、価格もさほど紙の出版物と変わらないのが現状ですね。
利用者のメリットとしては「場所を取らない」と言う程度しかありません。
また、リフロー型でない書籍の場合は「目次」もあまり意味がないですね。
逆に「読み辛い」と言う人も多くいます。
まぁ、それでも緩やかに移行は進んでいくと思いますが!
まだまだ、「波風が立つ」とは思います。
本来ならApple(iBooks)やGoogleの方が普及しても良さそうなのですが!
低価格路線でAmazonが若干成功しているように見えます。
Kindleだけに止まらず、アプリでPCや他社のタブレットに対応しているのが成功の秘訣なのかもしれません。
で、結論から言いますと「1冊出したくらいだと全然食べていけない」と思います。
ヒット作をどんどん出版されていけば別ですが。
電子書籍の普及に伴い「誰でも簡単に出版できるようになりました」が!
「誰で簡単に儲かるようにはなっていません。」
それなりに覚悟はいると思います。
ただ、「電子書籍を簡単に撤退してしまう出版社」が、今後生き残っていけるのか?
という問題はまた、別かもしれませんが。
維持できない・・・ということはそれだけヒット作品を抱えていないとも勝手な想像をすれば受け取れますので。
業界自体は上り調子みたいですよね、電子書籍。
ただ、大手の印刷会社や出版社が参入してきたことでコンテンツが増え、消費者にとっては充実、発行元にとっては自社囲い込みができるようになったこともあり、いわゆるベンチャー系(早めに参入できたがコンテンツが少なめ)が淘汰されつつある、というのがこのメールの意味するところ(電子書籍業界の現状)なのではないかと。
もっとも、日本で「活字離れ」と言われて久しいですが電子書籍でもそれは例外ではなく、電子書籍市場を牽引しているのは漫画(コミック)らしいです。
君の本を大手は相手にしないだろうる