外注ノウハウ
公開日: 2022.09.13 / 最終更新日: 2024.01.04

【2024年】フランス語翻訳の料金相場

フランス語は約3億人が利用するメジャーな言語です。フランス語の翻訳者も多いため、比較的安い料金で翻訳作業を外注できます。一方で、他言語より翻訳の難易度が高いため、翻訳サイト・無料アプリなどの機械翻訳では正確に翻訳されないケースも少なくありません。

そこで今回は、フランス語翻訳を外注する際の料金相場や費用の決まり方、フランス語翻訳を依頼する際のポイント、おすすめの依頼先などを紹介します。

フランス語翻訳の料金相場

フランス語翻訳を外注する際は、「日本語1文字あたりの単価」あるいは「フランス語1ワードあたりの単価」で翻訳料金を算出します。

・日本語の単価:1文字あたり10~20円
・フランス語の単価:1ワードあたり15~25円

また、翻訳を依頼したい原稿の種類(一般文書・専門文書・公的文書)によって単価が変わるため、以下のような料金相場になります。

【翻訳依頼時の料金相場】 ※原稿用紙1枚(400文字/180ワード)の料金相場

◆(手紙、書籍、パンフレットなど)
日→仏の翻訳:3,000~5,000円
仏→日の翻訳:2,000~3,500円

◆専門的な文書(ビジネス文書、各種資料、学術論文など)
日→仏の翻訳:4,000~6,500円
仏→日の翻訳:2,500~4,000円

◆公的な文書(申請書、契約書、証明書類など)
日→仏の翻訳:5,000~8,000円
仏→日の翻訳:3,000~4,500円

翻訳の依頼先によっては、「仏→日の翻訳」よりも「日→仏の翻訳」のほうが単価が安い場合もあります。翻訳を依頼できる会社・サービスについては、以下のページを参照してください。

関連記事:翻訳を依頼したい会社・サービス4選!依頼の流れや料金も解説

フランス語翻訳の費用相場はどう決まる?

続いて、フランス語翻訳の費用相場の決まり方を紹介します。

翻訳対象の分量(文字数・単語数など)

フランス語翻訳の費用は、翻訳対象文章の分量(文字数・単語数など)に応じて決まります。訳文(翻訳後の原稿)の分量が予測できる場合、翻訳した後に「訳文の分量×単価」で費用を算出するケースが一般的です。一方で、訳文がどれくらいの分量になるか予測できない場合は、翻訳する前の「原文の分量×単価」で費用を算出します。

また、ミニマムチャージ(最低依頼料金)の有無によって料金が変わる場合もあります。
通常であれば、文字単価20円で400文字のフランス語翻訳を依頼すると翻訳費用は8,000円です。しかし、ミニマムチャージを1万円に設定している依頼先へ上記の条件で翻訳を依頼すると、ミニマムチャージが適用され、翻訳費用は1万円となります。

翻訳の難易度

依頼する文章の翻訳難易度によって、1文字(1ワード)あたりの単価が変わることもあります。
すでに紹介したとおり、難易度に応じて「一般文書→専門文書→公的文書」と料金が高くなることが多く、翻訳に専門的な知識やスキルが求められる文書も相場より費用が高額に設定される傾向にあります。

また、フランス語は動詞の活用形が非常に多く、男性名詞・女性名詞や抽象名詞、多義語などの知識も必要となるため、正しく翻訳するのが難しい言語です。
翻訳の難易度が高い場合は依頼を断られるケースもあるため、対応可能な文書の種類・翻訳難易度などを事前に確認しておきましょう。

納期

翻訳の納期によって費用が変わる場合もあります。短納期で依頼すると、複数の翻訳者が担当したり、短時間で翻訳できる高スキルな翻訳者が割り当てられたりするケースが多く、翻訳料金が割高になります。納期に応じて、1文字(1ワード)あたり3~4円程度の割増料金が適用される場合もあるため、余裕のあるスケジュールで依頼しましょう。

2000文字以内の原稿であれば「1~3営業日程度」、2000~1万文字の場合は「4~6営業日程度」が一般的な納期の目安といえます。

原稿の形式

翻訳依頼原稿の形式によって費用が変わる場合もあります。
原稿の形式がテキストデータ(Word・Excel・PDFなど)の場合は、文字数・単語数を自動でカウントできるため、短時間で見積もりを作成できます。
一方で、手書きの原稿・音声データの場合は、文字を書き起こしたり手動でカウントしたりする手間がかかるため、その分料金が高くなります。

翻訳の依頼先によっては、「テキストデータのみ対応可」のように原稿の形式が限定される場合もあるため、対応可能な原稿の形式を事前に確認しましょう。

校正やネイティブチェックの有無

ネイティブチェックとは、訳文をより精度の高い文章に修正し、現地の人が読んでも違和感のないフランス語に仕上げる作業のことです。フランス語を母国語とする人が担当するため、より自然なフランス語になります。
文章の校正や文法・スペルなどのチェックが主な作業となり、通常の翻訳料金に加えて「ネイティブチェック料金」や「校正料金」が別途かかるケースが一般的です。

フランス語翻訳を依頼する際のポイント

ここでは、フランス語翻訳を依頼する際のポイントをいくつか紹介します。

法定翻訳に対応しているか

法定翻訳とは、翻訳の品質を国が保証する制度のことで、国から権限を付与された翻訳者のみが対応可能です。
たとえば、日本語で記載された公的書類(戸籍謄本・各種証明書など)をフランス語へ翻訳し、フランスに提出する場合、フランス大使館から指定された翻訳会社へ法定翻訳を依頼する必要があります。
また、公的書類を翻訳・提出する場合は、翻訳証明書(※)も必要となります。翻訳証明書は多くの翻訳会社で発行してもらえます。

(※)翻訳証明書とは、第三者(本人や利害関係者以外)の翻訳者が、客観的に資料を正しく翻訳した旨が記載された「宣誓供述文」のこと

文法や発音の地域差に対応しているか

フランス語は多くの国で話される言語であり、文法や発音には地域による違いがあります。
とくに、スイス・ベルギー・アフリカ・カナダのケベック州の4地域では、フランス語の文法や発音がそれぞれ異なり、方言のようなものも存在します。

そのため、文法や発音の細かな違いに対応できる翻訳者を選ぶようにし、翻訳時に反映してほしい地域がある場合は事前に伝えておきましょう。

フランス語翻訳の依頼は「クラウドワークス」へ

フランス語翻訳の依頼先はいくつかありますが、おすすめはクラウドソーシングサービス(※)を利用する方法です。
なかでも業界最大手の「クラウドワークス」は登録ワーカー数が480万人を超えており、フランス語翻訳を得意とするプロの翻訳者も多数登録しています。

発注初心者にもおすすめ!フランス語翻訳を依頼できるワーカー一覧を見てみる

各ワーカーのプロフィールを見れば、フランス語翻訳の実績や得意ジャンル、対応可能文書、目安料金などを確認できるため、依頼する条件に合った人材を探すことができます。さまざまな言語の翻訳に対応できる人材が登録しているため、日→仏・仏→日の翻訳だけでなく、英語→フランス語、フランス語→多言語などの翻訳も依頼可能です。
また、映像翻訳・メディア翻訳・出版翻訳など、フランス語翻訳を依頼する目的や用途に合わせて登録ワーカーを絞り込み検索することもできます。

そのほか、フランス語を話せる人に海外コールセンターの代行を任せたり、依頼したい業務(フランス語の校正のみ・ネイティブチェックのみなど)を部分的に依頼することも可能です。

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