外注ノウハウ
公開日: 2022.10.05 / 最終更新日: 2024.01.04

【2024年】ポルトガル語翻訳の料金相場

ポルトガル語は、ポルトガル・ブラジル・マカオなどの公用語です。多くの国や地域で利用されるメジャーな言語なので、ビジネスシーンでポルトガル語翻訳が必要となるケースも少なくありません。
では、ポルトガル語翻訳を外注すると、どれくらい費用がかかるのでしょうか。今回は、ポルトガル語翻訳の料金相場や費用の決まり方、ポルトガル語翻訳を依頼する際のポイント、おすすめの依頼先を紹介します。

ポルトガル語翻訳の料金相場

ポルトガル語翻訳を外注する際は、「日本語1文字あたりの単価」あるいは「ポルトガル語1ワードあたりの単価」で翻訳料金を算出します。

・日本語の単価:1文字あたり10~18円
・ポルトガル語の単価:1ワードあたり18~25円

また、翻訳を依頼したい原稿の種類(一般文書・専門文書・公的文書)によって単価が変わるため、以下のような料金相場になります。

【翻訳の料金相場 ※原稿用紙1枚(400文字/180~200ワード)の料金相場

◆一般文書(手紙、書籍、取扱説明書など)
日本語→ポルトガル語:4,000~5,000円
ポルトガル語→日本語:3,000~4,000円

◆専門文書(ビジネス文書、技能実習生向けのマニュアルなど)
日本語→ポルトガル語:5,000~6,000円
ポルトガル語→日本語:3,500~4,500円

◆公的文書(申請書、契約書、特許文献など)
日本語→ポルトガル語:5,000~7,000円
ポルトガル語→日本語:3,500~5,000円

日本語をポルトガル語へ翻訳すると、翻訳後の分量が約5割増になるため、原稿用紙1枚あたり400文字/180~200ワードで費用を算出します。

ポルトガル語翻訳の費用相場はどう決まる?

続いて、ポルトガル語翻訳の費用相場の決まり方を紹介します。

翻訳対象の分量(文字数・単語数など)

ポルトガル語翻訳の費用は、翻訳対象の分量(文字数・ワード数など)に応じて決まります。
訳文(翻訳後の文書)の分量が予測できる場合は、翻訳した後に「訳文の分量×単価」で費用を算出するケースが一般的です。
一方で、訳文の分量が予測できない場合は、翻訳する前に「原文の分量×単価」で費用を算出します。

また、ミニマムチャージ(最低依頼料金)の有無によって料金が変わるケースもあります。例えば、単価20円で400文字の翻訳を依頼すると、ミニマムチャージがない場合の翻訳費用は8,000円です。一方で、ミニマムチャージを2万円に設定している依頼先は、翻訳費用が2万円以下の場合はミニマムチャージが適用されるため、2万円の一律料金がかかります。

※ミニマムチャージがない依頼先は、翻訳単価がやや高い傾向にあります。
※大量の文書をまとめて依頼すると、翻訳費用が割引されるケースもあります。

翻訳の難易度

翻訳の難易度によって費用が変わることもあります。
ポルトガル語は約2億5000万人が利用するメジャーな言語で、翻訳者の人数も多いため、他言語より翻訳の単価が安い傾向にあります。
一方で、専門文書・公的文書は内容の調査などに時間がかかり、文書そのものの難易度が高いため、翻訳費用が相場より高くなることもあります。翻訳したい原稿の分野・内容によっては依頼を断られる場合もあるため、事前に翻訳可能かどうかを確認しましょう。

納期

ポルトガル語翻訳を短納期で依頼すると、割増料金(基本料金の30~50%増など)になるケースもあります。納期に間に合うように複数人の翻訳者で仕上げたり、実績豊富な翻訳者をアテンドしたりなどの特別な対応が必要だからです。
そのため、急ぎでない場合は、余裕のあるスケジュールで依頼すると翻訳費用を抑えられます。

【通常納期の目安】
・2000文字以内:2~4営業日程度
・2000文字~1万文字:4~8営業日程度
・1万文字以上:要相談

原稿の形式

依頼側が用意する原稿の形式によって費用が変わる場合もあります。翻訳を依頼したい文書(原稿)の形式がテキストデータ(Word・Excel・PDFなど)である場合、文字数・ワード数をツールでカウントできるため、比較的簡単に見積もりを作成できます。
一方で、手書きの原稿・音声データの場合は、テキストデータに書き起こしたり文字数をカウントしたりする手間がかかるため、その分料金が高くなります。

翻訳の依頼先によっては、「テキストデータのみ受注可能」といった場合もあるため、対応可能な原稿の形式を事前に確認しましょう。

校正やネイティブチェックの有無

ネイティブチェックとは、現地の人が読んでも違和感のないポルトガル語に仕上げる作業のことです。ポルトガル語を母国語とする人が原文・訳文を見比べて、文法・スペルのチェックや、文章の校正をしてくれます。
ネイティブチェックが基本作業に含まれる(翻訳単価に含まれる)場合もありますが、通常の翻訳料金に加えて「ネイティブチェック料金」や「校正料金」が別途かかるケースが一般的です。

ポルトガル語翻訳を依頼する際のポイント

ここでは、ポルトガル語翻訳を依頼する際のポイントをいくつか紹介します。

法定翻訳に対応しているか

法定翻訳とは、翻訳の品質を国が保証する制度のことです。国から権限を与えられた一部の翻訳者のみ対応できます。法定翻訳が必要になるのは、ポルトガル語圏の大使館や、日本の出入国在留管理庁へ公的書類(戸籍謄本・住民票・会社登記簿など)を提出する場合です。
例えば、「戸籍謄本の法定翻訳は5,000円」のように、法定翻訳をする文書の種類ごとに翻訳費用が設定されています。

なお、各国の大使館から翻訳会社(あるいは翻訳者)を指定されたり、外務省の「公証人押印証明」を要求される場合もあります。そのため、法定翻訳の提出先に「翻訳者の指定はあるか」「法定翻訳に必要なものはあるか」などを事前に確認しましょう。

文法や発音の地域差に対応しているか

ポルトガル語は、多くの国や地域で利用される言語のため、文法や発音の地域差があります。
主に、ポルトガル(ヨーロッパ圏)で話されるイベリアポルトガル語、ブラジルのブラジルポルトガル語、アフリカ諸国のアフリカポルトガル語の3地域に分かれます。とくに、「イベリアポルトガル語」と「ブラジルポルトガル語」は、文法や発音、話し方、単語の意味に地域差があるので注意が必要です。

翻訳の依頼先によっては、イベリアポルトガル語のみ翻訳可能のように、対応可能な地域が限定されるケースもあります。翻訳を外注する際は、ポルトガル語の文法や発音の地域差に対応できるかを事前に確認しましょう。

ポルトガル語翻訳の依頼は「クラウドワークス」へ

ポルトガル語翻訳の依頼先はいくつかありますが、手軽で安価に依頼できるクラウドソーシングサービス(※)を利用する方法がおすすめです。

なかでも業界最大手の「クラウドワークス」は登録者数480万人を超えており、ポルトガル語翻訳の経験豊富な人材やプロの翻訳者も多数登録しています。

登録ワーカーのプロフィールで、翻訳の実績や対応言語、海外在住歴、料金などを確認できるため、依頼する条件に合った人材を探すことができます。さまざまな言語の翻訳者が登録しており、日本語→ポルトガル語(ポルトガル語→日本語)の翻訳だけでなく、英語→ポルトガル語、ポルトガル語→多言語などの翻訳も依頼可能です。

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また、ポルトガル語・日本語のバイリンガルの翻訳者を探したり、翻訳後のネイティブチェックのみ依頼したりなど、ポルトガル語翻訳を依頼する目的に合わせて活用できます。「映像翻訳・字幕翻訳」「手書き原稿の文字起こし」「音声データのテープ起こし」などに対応可能なワーカーもいるため、企業PR動画やビジネス資料、取材テープなどの翻訳作業を依頼したい場合にもおすすめです。

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