外注ノウハウ
公開日: 2023.11.24 / 最終更新日: 2024.01.30

【2024年】おすすめの医療事務代行サービス・料金・頼める仕事を徹底解説

医療事務代行とは、医療機関の受付や会計、レセプト業務(診療報酬明細書のデータ入力や点検など)を代行するサービスのことです。月末・月初のレセプト点検業務のみ委託する場合もあります。今回は、おすすめの医療事務代行サービス、頼める仕事の内容や外注のメリット、依頼料金の相場などを詳しく紹介します。

おすすめの医療務代行サービス5選

はじめに、おすすめの医療事務代行サービスについて、特徴や料金体系を紹介します。

メディカルタクト

メディカルタクトは、レセプト業務代行や開業サポートを請け負うサービスです。診療報酬改定にもその都度対応しており、自院のレセプト業務をプロに任せることができます。リモートによる個別指導や、レセプト業務の修正内容(返戻・減点や請求漏れのチェックなど)のフィードバックにより、自院スタッフのスキルアップに活用することも可能です。

【料金の目安】
・固定料金プラン(月額5~10万円程度)

ニチイ学館

ニチイ学館は、医療事務のトータルサポートを提供するサービスです。受付・会計・レセプト業務の代行や、医療機関の経営分析・コンサルティング、海外の患者向けの環境整備など、さまざまな開業・運営サポートを依頼できます。そのほか、院内の接遇や患者満足度を高める施策、地域連携の営業支援サービスといった複数のプランが用意されています。

【料金の目安】
・依頼内容によって料金が異なるため、公式HPからの問い合わせが必要です。

iisy(イージー)

イージーは、フルリモートの医療事務代行サービスです。リアルタイムでやりとり可能なコミュニケーションツールを導入しており、受付・会計・レセプト業務の代行を依頼できます。高度なセキュリティ対策(ISMSの認証取得など)を行っているため、自院のシステムや医療機器をクラウド上で安全に管理できるネットワーク環境を整備しています。

【料金の目安】
・従量課金制(月額数万円~10万円程度)

プロアス

プロアスは、訪問診療・在宅医療の支援サービスです。在宅医療事務認定士の有資格者が20名以上在籍しており、医療・介護などのレセプト業務代行を依頼できます。また、医療機関や診療所向けの「医療会計システム」や「在宅医療専用の電子カルテ」の導入、医師・看護師などの人材紹介サービスといった、さまざまなサポートプランを用意しています。

【料金の目安】
・従量課金制+基本料金(月額10~20万円程度)

GLANZ(グランツ)

グランツは、医療スタッフの指導・育成サービスです。医療事務歴20年のプロが来院し、現場密着型の指導をしてくれます。自院に適した院内研修(受付・会計・レセプト業務の指導)や開業研修、オーダーメイドの個別指導など、医療現場のコンサルティングを依頼でき、自院の医療コンサルタントとして顧問契約を結ぶことも可能です。

【料金の目安】
・依頼内容によって料金が異なるため、公式HPからの問い合わせが必要です。

医療事務代行に頼める仕事

続いて、医療事務代行に頼める仕事をそれぞれ紹介します。

医療事務代行を依頼する際は、「外部スタッフに来院してもらう場合」「リモートの医療事務代行サービスを利用する場合」があります。リモートの場合はコミュニケーションツールを使用し、オンラインかつリアルタイムで医療事務の受付や会計、レセプト業務などを代行してもらえます。

受付業務

受付業務とは、保険証の確認や問診票の記入(初診の場合は必要事項を記入)、診察券の発行、電話での問い合わせ対応などのことです。来院者の立場に寄り添った丁寧なコミュニケーションでスムーズに案内してくれるため、医療スタッフの負担軽減や、来院者の待ち時間の短縮が期待できます。

会計業務

会計業務とは、医療費(保険点数)を計算して患者に請求し、医師の投薬指示に従って作成された処方箋を患者に渡す仕事です。院外処方の場合は、最寄りの薬局の場所や処方箋の有効期限を説明します。医療費が高額な場合などは、医療費の公費負担制度について案内することもあります。医療事務代行の依頼先によっては、オーダリングシステム(※)やカルテを用いて会計業務を代行するケースもあります。

(※)オーダリングシステムとは、医師や看護士、薬剤師などが対応した診療・検査・処方についての指示を管理し、各部門に伝達するための医療情報システムのこと

レセプト業務

レセプト業務とは、電子カルテやレセプトコンピュータ(※)を用いて、診療報酬明細書のデータ入力や点検、審査支払機関への提出などを行うことです。基本的に、外部スタッフが来院するかリモートで対応しますが、レセプト点検のみ依頼する場合は、月ごとのレセプトデータ(紙のデータ、PDFファイルなど)を代行業者へ郵送・送信することもあります。

(※)レセプトコンピュータとは、審査支払機関(社会保険診療報酬支払基金など)に診療報酬を請求するためにレセプトを作成するシステムのこと

その他業務

医療事務代行の依頼先によっては、以下のような業務に対応しているケースもあります。

・物品管理(医療消耗品などの在庫管理、期限の管理、発注の調整など)
・ICT管理(医療施設のPCや電子カルテに不具合が起こった場合の対応など)
・経理(入出金の伝票処理、財務諸表の作成、買掛金の管理など)

医療事務代行を頼むメリット

続いて、医療事務代行を依頼するメリットを紹介します。

医療スタッフが本業に専念できる

医療事務代行を頼むと、医療事務分野におけるリソース不足を解消することができ、医療スタッフが本業(診察、患者とのコミュニケーションなど)に専念できることがメリットです。とくに、月初・月末のレセプト期間は時間外勤務が発生する医療機関が多い傾向にありますが、医療事務を外注することによって繁忙期がなくなり、業務量を一定にできます。医療事務代行サービスは、必要なタイミングのみ依頼する場合と継続的に依頼する場合のどちらでも利用できるため、医師・看護士などの負担軽減や、残業時間の削減といった働き方改革につながるでしょう。

業務の質や精度が高まる

医療事務代行を依頼すると、経験豊富なスタッフが医療事務を代行してくれるため、業務の質や精度が高まることがメリットです。例えば、算定漏れがないかチェックする際は、記載内容の不備(病名抜けなど)だけでなく、算定可能な項目が抜けていないかなども確認してくれるため、算定漏れによる損失を減らせます。また、レセプトの記載内容をきちんとチェックしてくれるため、減点(※1)による損失や、返戻(※2)で発生する再請求の作業を減らすことも可能です。

(※1)減点とは、審査機関がレセプトを審査する際に、不適切な内容があると判断した場合、レセプトを修正後の差額(減額された報酬)を診療報酬として振り込む仕組みのこと

(※2)返戻(へんれい)とは、レセプトの記載内容に誤りや記入漏れなどがあった場合に、レセプトの提出先の審査機関から差し戻されること

自院スタッフの育成にも活用できる

医療事務代行の依頼先によっては、受付・会計・レセプト業務の代行だけでなく、開業研修や個別指導、コンサルティングなどを依頼できるケースもあります。医療事務代行をすべて外注することも可能ですが、将来的には自院スタッフで対応したいという場合は、医療事務代行+スタッフ教育を依頼できるほうが良いでしょう。なお、自院スタッフの教育・研修をリモートで行う場合と、現場にプロが来院して行う場合があり、依頼内容や研修を受ける人数などによって料金が大きく異なります。

医療事務代行の料金相場

医療事務代行の依頼料金は、用途や目的に合わせて複数のプランが用意されているケースが一般的です。依頼先ごとにプランに含まれるサービス内容が異なり、依頼内容や範囲、業務のボリュームによって料金が変わる「従量課金制」で料金が算出される場合もあります。

【通常プランの相場:月5万円~】
・プランの概要:医療事務代行の一般的なプラン
・プランの内容:受付や会計、レセプト業務など
※訪問かリモートかによって料金が変わります。

【新規開業プランの相場:10万円前後】
・プランの概要:開業1カ月目のサポートプラン
・プランの内容:受付や会計、レセプト業務、スタッフ研修など
※医療スタッフの研修費(勉強会などの費用)が別途かかる場合もあります。

【従量課金制】
・プランの概要:委託する業務量や範囲などに応じて料金が決まるプラン
・料金:要相談(依頼先へ相談後に、料金の見積もりを確認する必要があります)

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医療事務代行の委託先はいくつかありますが、フルリモートでもさまざまな仕事を依頼できるクラウドソーシングサービス(※)を利用する方法がおすすめです。なかでも日本最大級の「クラウドワークス」は登録ワーカー数が480万人を超えており、医療事務の経験豊富な人材や医療事務に関する有資格者、スケジュール管理や事務業務の経験が豊富なオンライン秘書などが多数登録しています。

登録ワーカーのプロフィールを見れば、実績や経歴、保有資格、稼働可能時間、目安料金などを確認できるため、希望する条件に合った人材を探すことができます。医療事務代行サービスとは異なり、クラウドワークスは料金プランや月額最低料金などがないため、特定の業務のみや、繁忙期のみでも発注できることがメリットです。

また、オンライン上で委託業務の相談・契約・報酬の支払いまですべて完結するため、「医療事務の資格を持っているが、居住地域に仕事が見つからない」という即戦力になる人材とのマッチングも可能です。特定の資格やスキルで登録ワーカーを絞り込み検索し、「医療事務メディカルクラーク2級」「調剤報酬請求事務技能認定」「診療報酬請求事務能力認定試験/医科」などの有資格者を探すこともできます。

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【クラウドワークスにおける医療事務代行の発注事例】
・受付業務(来院や問い合わせ対応など)
・会計業務(保険点数の計算など)
・レセプト業務(データ入力、点検など)
・リモートの採用事務(求人広告の作成、求人サイトへの掲載など)
・リモートの経理事務(入出金の伝票処理、財務諸表の作成など)

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